劇場公開日 2025年1月24日

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籠の中の乙女のレビュー・感想・評価

全66件中、1~20件目を表示

4.0健全さの中に狂気を宿らせないために

2024年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

知的

「ランティモス映画は教育によろしい」という暴論は私の持論なのだが、ランティモスに教育をさせるのはダメなのがよく分かる本作。これは犬に大変失礼だが、犬も手懐けられない父が子どもをしつけようとしたら、軟禁して暴力で支配するしかないだろう。しかも言語における社会通念上のシニフィエとシニフィアンをぐちゃぐちゃにさせるとかヤバすぎる教育だ。

もし外の世界を知らなければ、ホームビデオをハリウッド映画のように喜んだり、飛行機の大きさを手のひらサイズだと思うのだろうか。そしてシールをもらって喜び、プール遊びをすることにいつまでも楽しみを感じれるのだろうか。さらに性行為は?

子どもを犬のようにしつけようと手中には収められない。暴力性は突発的に生じるし、巣立ちしたい本能は備わってしまっている。

ラストの不穏さが末恐ろしいが、健全さの中に狂気を宿らせないために教育的に見直したいと思う。いやむしろ健全さを求めることが狂気なのか。

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まぬままおま

3.0ヨルゴスランティモスってほんと変わってる

2025年6月13日
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鑑賞方法:VOD

家に閉じ込めて子供の自由と可能性を奪う酷い親だな変な話しだなと思いながら観てたが、途中でこれって多少どの家庭にも当てはまる話しなのでは?とゾッとした。

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ゆうき

3.0鑑賞動機:ヨルゴス・ランティモス一択

2025年4月20日
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鑑賞方法:映画館

私の中でギリシャのイメージがランティモスになっているのだけど、それはギリシャにとっていいことなのか悪いことなのか、わからない。
なんかおかしさの方向性が、「あさって」とか「斜め上」とかそんなかわいいもんじゃなくて、困惑しか生まない。
「飛行機」とか「犬歯」とか「ネコ」とかさあ…何なの。

『ロッキー』、『ジョーズ』、『フラッシュダンス』、うーん『ブルース・ブラザーズ』?

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なお

2.5不快、ショック

2025年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

描写の習作だったのかなぁ、あ!尺がもう無い!だったのかなぁ、ヨルゴス監督初期の作品みたいだったし。
性の目覚めが脱出の引き金かと思っていたら、もっと大きな衝動が?映画の力を信じてるの?ヨルゴス監督。ロッキー4?ジョーズ、フラッシュダンス?ブルースってリー?そこまでよ!

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トミー

4.0自己責任で

2025年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

なぜこんなものを観にいってしまうのか。ヨルゴス・ランティモスの作品を観るたびに考える。あらすじやレビューをみて、どうせ理解も共感もできないと分かっているのに、観てしまう。これってすごいと思う。自分から気分悪くなりにいっているようなものだ。おそらく根底には、自分と違う感性、理解の範疇を超えた人の姿というものを、おもしろいと思う気持ちがあるからだと思う。今回も、真っ白で無機質な家の中で生活を営む一家の様子は、未知への恐怖と興味をくすぐる中毒性の塊だった。悔しい。

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やぎ

訳分からないのに観てしまう

2025年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 奇妙なギリシャ人変態監督と思っていたら、見る見る内にハリウッドに進出し、次々と大作を発表し始めたヨルゴス・ランティモス監督が、その名を世に知らしめた2009年の作品です。「外は恐ろしい世界だから」と子供を自宅内に閉じ込めていた家族が呆気なく崩壊していく様を描いたコメディの様な恐ろしいお話です。

 彼の作品として初めて観た「ロブスター」(2016)以来強烈な印象を残して来た「訳分からないのに何か頭に残ってしまう~」の乾いた暴力・性描写・不親切設計は昔からだったんだなと再認識できました。確固たる変態性は微動だにしていません。でも、予算も増えた近作の方が凄みは増して来ているかな。

 でも、僕はやっぱり彼の作品が好きで、これからも訳分からんけど観てしまうなぁ。

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La Strada

3.0籠の中の『乙女』ではなく『犬』

2025年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

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エビフライヤー

3.5まともじゃない設定

2025年2月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

予備知識なく映画鑑賞。ランティモスの気味の悪い世界観、わりと好きなので、どんな映像を見せられるのか楽しみで映画館に足を運びました。そして見せつけられたモノ、期待の斜め上を行くものでした。
この若者たちって犬?Hanakoというお笑いトリオの犬のコントは楽しいけど(出てくる犬の設定が日本の家庭で普通に飼われている犬だから可愛いし、分かる~という感じ)、これはどういう犬なんだ。時に狂暴で時に猥褻で、いやいや彼らは犬でなく人間の若者だろ。なんなんだ、このおかしな設定は、この人達は。犬になったり若者になったり、行ったり来たり。残虐な行為や暴力的なシーンも見せられました。そういうのは苦手なので顔を背けましたが。
そして観賞後の僕の精神は何気に開放された感じで、心地よささえ。僕の中の変態が共鳴した感じ?結局、こういうへんてこりんなモノ、世界、観るのは嫌いじゃないです。
えっ?この映画の意味するところ?そんなの、べつにどうでもいいんじゃないですか。観たまんま、感じとるもの、楽しみ方?は人それぞれで。

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ゆみあり

2.5ランティモスど変態映画!

2025年2月23日
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ひでちゃぴん

2.0作品も、作中人物も何がしたい?

2025年2月18日
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鑑賞方法:映画館

広い家に思春期まで子どもを閉じ込める親も何がしたいか分からないが、分からないから面白いと楽しめる映画でもない。理屈じゃない、感じろという映画かと思ったが、それにしては弱い。姉妹の奇妙なダンスは笑えたが、時々見える猟奇性も大したことないので、中途半端。終わり方もそうくるだろうけど、だから何?と思った。この監督の作品を見るのは初めてだが、他を見たいとも思わない。ギリシャ発で日本でまで上映されているわけだから評価する人もいるのだろうけど、本当に名監督なのだろうかと疑う。

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Boncompagno da Tacaoca

5.0◇長閑に見せる統制戯画

2025年2月13日
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鑑賞方法:映画館

 箱庭療法という心理療法があります。数種のミニチュア(人形・動物など)を砂箱に並べて、自由に1つの世界を作りあげ、そこから心の深い部分を知る遊戯療法の1つです。縦57cm×横72cm×高さ7㎝の内側が水色の砂箱。言葉では表現しきれない深層心理を砂箱の中の事物の配置から読み解く手法です。

 これまで観てきたヨルゴス・ランディモス監督作品の特徴は、前提として超現実的設定という外枠の定義付けがあることです。この物語では家の敷地から出られない母と子供たちという設定の縛り。私には大きな箱庭に配置された家族の物語に感じられました。

 この作品でも彼特有のクセ強い作風を一通り体験できます。家族や親子という基本的な人間関係が孕む虚構性や脆弱性、野生動物の交尾を連想させるような即物的セックス描写、命を粗末にするような動物虐待、「痛い!」って声に出して言ってしまいそうになる直線的暴力シーン、そして血🩸。

 箱庭の家族たちの物語には、それぞれの自我の細かい描写が戯画化されていて可笑しく、うすら怖くなるような整った映像に誘いこまれていきます。そして、普段は気に掛けない自分自身の自我の存在に気がつかされてしまうのです。まさしくサイコでホラーな閉鎖的世界観の箱庭です。

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私の右手は左利き

1.5子供は気の毒だが…

2025年2月8日
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これは惹かれるところないなぁ。

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Mr. Planty

2.0謎の飼育…きつかった

2025年2月6日
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前日に、「どうすればよかったか」(統合失調症の娘を医療にかからせず家で父母が護ろうとするが結果的に家に軟禁することになるような実録家族ドキュメンタリー)を鑑賞し、かなり心が痛みしんどかったので、今日は大好きなランティモス映画で気分転換…と思いきや…もっと酷かった。
「どうすればよかったか」には愛があったもの。

裕福な人がおこなう不条理な奇行は、貧困の中での悲惨で残虐な話よりキツイと思った。
外の世界の穢れ?を見せないで育てるのに、息子に性的なことはちゃっかりあてがうことの意味が謎だった。

ランティモスの支配的な不条理映画「哀れなるものたち」「ロブスター」「女王陛下のお気に入り」は好きだしリピート鑑賞したくなるのだけど、
この映画と「憐れみの3章」はもう観なくていいかな…て感じかも。

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Ryo

2.5微に入り細を穿つイマジネーション

2025年2月5日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

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いぱねま

2.5観られてよかったけど好みじゃない。

2025年1月31日
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だいず

1.5不快で胸クソ悪い。

2025年1月29日
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鑑賞方法:映画館

不条理で意味わからないし、不快で胸クソ悪いし、つまらなくて退屈で眠くなるし、どうでもよくなって、はよ終わらんかな…と思いながら、やっつけ鑑賞。

終わってから調べて、意味が理解できました。

あい変わらず、不快で胸クソ悪い作風。

低俗で下劣で、やたら多い性的シーン、動物に優しさや思いやりを持てない残虐さ、特に猫好きには許せない描写があります。

マジでムカついた。

頭イカれてるし腐ってる。

エマ・ストーンは、この監督に心酔してるみたいだけど、なぜ?

天才的に人を不快に胸クソ悪くさせる監督ですね。

キライです、この映画。

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RAIN DOG

2.5やっぱり惹き込まれる

2025年1月29日
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悲しい

怖い

難しい

ヨルゴス・ランティモスの作品は特別面白い訳ではないが、なぜか惹き込まれて最後まで見てしまう。雰囲気で楽しませてくれるので何も考える必要はなく、今後も何となく見ていくと思う。エマ・ストーンの裸は見れたけど、今回はキツかったなあ。

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タベ

2.5教育大事

2025年1月29日
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鑑賞方法:映画館

恐ろしい程に外を知らせなくない父親。
外を知らないまま育った子供達。
本当にこうしたらこうなるだろうと実現した作品である。
理解できない行動なのに何故かわかってしまうのは鬼才の呼ばれる監督の手腕なんだろうか...
また、ラストは視聴者の思考に任せる終わり方でこれがまた唖然とさせられた。

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ニックネーム

4.0妙に惹きつけられる

2025年1月25日
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鑑賞方法:映画館

1ネタをずっと引っ張ってる内容だが、独特の怪しさで惹きつけられる。
藤子不二雄Aの世界というか。
ヨルゴス・ランティモスは独特の作家性を持っていると改めて感心した。

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ドラゴンミズホ

3.0ラモンティスは、やっぱり変態だな。

2025年1月2日
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鑑賞方法:VOD

彼の素知らぬ顔の残虐性に驚かされた。
これは哀れみの3章でも似たような描写があったが、私にはこれが一番心臓にこたえる。
あと、終わり方が唐突すぎる、観客丸投げ方。
おそらく、哀れなる者たち以外は全てこの類の作風なんだろう。まあ、観ていて疲れること、疲れること。

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ちゆう