ユナイテッド ミュンヘンの悲劇のレビュー・感想・評価
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色々と制作側の制約が窺える
総合:60点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
上映時間短めの小作品。この事件があったことだけは知っていた。
前半はまだいいのだが、後半に悲劇をどのようにして乗り越えていったのかという具体的な描写が殆ど無いため、どうにも中途半端な感じは拭えない。特に試合の場面は恐ろしく省かれているのは、会場を借りて撮影する予算がなかったからか。時間を使って選手とチーム運営をしっかりと描かないと、何がどうなっているのかわからないし作品にも登場人物にも入り込めない。時間の使い方や登場人物の誰に焦点を当て物語の何を中心にするのかという配分が良くない。
演技や質感は良かっただけに、こんなに大切な部分をはしょった短い作品にしてしまったことが疑問。調べてみるとウイキペディアでは200万ポンドの予算のBBCのテレビ用映画とあり、予算でも放送時間でも色々と制約もあったことが窺える。普通の映画と一緒に考えてはいけないようだ。
多くの人に見て欲しい
サッカーは詳しくないのでこの事故自体知らなかった。
短時間で心情を良く描写しているし、全体的にイギリスを感じられる。
飛行機事故のシーンはリアルで飛行機恐怖症になりそう。笑
豪華役者陣!
内容は言わずもがな、この作品は役者の演技も楽しめる!
ジミー・マーフィー演じるデイヴィッド・テナントは英国の名俳優であり、『ミッション:インポッシブル2』の悪役での演技が素晴らしかったマット・バスビー役のダグレイ・スコットも言うまでもない。
さらに若手俳優も眼を見張るものがあった。その中でも、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』にも出演していたサム・クラフリンはこれからが楽しみな役者であった。
今のイギリス俳優の最高峰が拝めます。
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