「この映画で言いたかったことは、」映画 鈴木先生 eigalさんの映画レビュー(感想・評価)
この映画で言いたかったことは、
”まじめ”が勝ったということでいいのかな。
先生の言うことを聞いてまじめに授業を受けて育って行った生徒。もしくは卒業生。
人気や評判、もしくは”ずるい(汚い)”やりかたで勝ち上がって行くのが社会というのではなくて、
まじめに逆にむしろ目立たなく何も問題を起こさないで先生に迷惑を掛けずに育っていた生徒が勝つという。
これは説明文に書かれている「今の学校教育は、手の掛からない生徒の”心の磨耗”の上に支えられている」ということなのだろうか。
先生は問題児ばかりに手を焼き奔走している間に、その裏でまじめな生徒は何も問題を起こさずにそれとなく過ごしている。
だがそのようにまじめに育って行って社会に出てどうだろうか?
その訴えが勝野ユウジによって爆発的なセリフと演技で吐き出されている。
はたまた、2-Aの中で生徒会長へ立候補していた生徒(中村)(通称ナカ)がいるにもかかわらず立候補した出水。
鈴木先生も予想をしていなかったが、多くを語らず沈黙を守って不気味さを醸し出しつつ、彼にもずっと心の奥底に抱えていたものがあり、
生徒会長になることよりももっと大きな目的を持っていたことが演説の時に明かされる。
演説の時には足子先生ともぶつかりも口で負かしてしまうという。
ところで後で思ったけど、あれってちゃんと生徒全員投票したのかな?その結果で選ばれたでいいのかな。
いずれにしろ(ドラマ~映画まで)観終わってしまうとあっという間で、
最初の2-Aの生徒紹介も、ドラマの主題歌を使ったノリでよかったです。(テンション上がったー)
けど2画面同時に見るってちょっと難しい。
そしてドラマ通りに小川蘇美にカラーボールをぶつけられLesson11で始まるタイトルバック。
Lesson11ってことは、12、13・・・って続くのかな?