天使のたまご
劇場公開日:1985年12月15日
劇場公開日:1985年12月15日
押井守監督「天使のたまご」4Kリマスター版の製作が決定 実写映画「紅い眼鏡」も4Kデジタルリマスター化
2024年5月10日「ファイナルファンタジー」天野喜孝のドキュメンタリー製作開始 「アニメエキスポ」で発表
2023年7月3日第1回新潟国際アニメーション映画祭、グランプリは村上春樹原作「めくらやなぎと眠る女」 押井守審査委員長「現代文学を表現する最適なスタイル」
2023年3月22日アルジェリア初のアニメ映画&ひとりで作った切り絵コマ撮り 新潟国際アニメーション映画祭コンペ作監督会見
2023年3月20日「堀江由衣の天使のたまご」放送1000回記念、11月26日に一夜限りの生配信
2021年11月26日「アニメージュとジブリ展」は「風の谷のナウシカ」セル画など200点以上展示
2021年3月27日17の私にはまだ難しかったかも。セックスして大人になってしまったのは分かった、くらいだった。雰囲気はすごく好き。戦争モチーフにしてると思ったら違うのかな?セリフは抜群に良かった。やっぱり多少のわかりやすさがないと駄目なんだなー絶対伝えたいことは良いのに。大衆受けで作られてないと思うからなんとも言えないけど。
3回観ました。
1回は、20代の頃にレンタルビデオで、3年前くらいにもう1回、3回目はごく最近アマプラで。
ストーリーというストーリーはなく、純粋にアートワークを鑑賞する作品です。
全くの架空の世界が、これだけ統一されたひとつのイメージで細部まで作り上げられていることに、とても感銘を受けます。
冷たく、寂しく、奇怪で、美しいです。
天野喜孝のデザインももちろんですが、菅野由弘の音楽も、他のアニメでは類がないくらい真剣で芸術的だと思います。
あのテーマが、ずっと耳に残ります。
徳間書店がこの企画を通したのは英断だと思いました。
今ならあり得ないでしょう。
押井監督は「タルコフスキーのような映画にしたかった」という主旨の話をされているらしいですが、意外でした。
押井監督は作中でやたら長い意味深で説明的なセリフを多用する印象で、暴力描写も大好きな人なので、タルコフスキーとは全く異なる資質と感じていたからです。
ここまでアートに振り切った(そこそこメジャーな)アニメは他に存在しないように思え、やはり日本のアニメ史に残る作品だと思います。