劇場公開日 2012年9月28日

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「楽しめたが」ハンガー・ゲーム MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5楽しめたが

2017年9月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

ヤング・アダルト小説の実写化第1弾。
富裕層の娯楽のために貧困層の若者が自らが住む区域を代表として殺し合いのサバイバル・ゲームへ参加させられるというもの。こんな世の中は来てほしくないものだ。ゲーム自体は恐怖感とアクションなどがバランス良く配合されており、見応えは十分だった。しかし、私は純粋に楽しむことができなかった。原作を読んでいない私のミスなのだが、サバイバル・ゲームが中心の物語なのかとずっと思っていたからだ。実際は差別などで人間を人間としない政府の存在などドラマ部分がかなり多い作品であり、また世界観が独特というかクセが強いのも何となくだがはまらなかった理由の1つだろう。少々想像と違う展開でついていくことができず、やたらと長尺に思えた。
また、ゲームになるまでの展開が長い。面白いのにそれほどのめり込めないのはそれも原因ではないかと疑っている。
しかし前フリが長かったことによって、本作の世界観や人物描写が良く分かった。シリーズも全4作ということで今後の展開でも感情移入できる要因として大いに活躍していると言える。

Mina