「定番の楽しさ」SAFE セイフ スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
定番の楽しさ
良くも悪くもいつものジェイソン・ステイサム映画でしたね。
とりあえずジェイソン・ステイサムファンならば、まあいつも通り楽しめる内容ではあったかと。
いつもと違うところと言えば、序盤自殺未遂をしちゃうほどボロボロ廃人状態になったジェイソンを見れたことぐらいでしょうか。
めそめそ涙を流すほど絶望状態に追い込まれたジェイソンは、初めて見たような気がしました。
しかしそれ以外はいつものジェイソン、あんなにボロボロだったのに、中盤以降は無敵状態、キレッキレのアクションに「トランスポーター」ばりのドライビングテクニックも披露と、これぞジェイソンな定番メニューを見せられてもうお腹一杯になりました。
まあでも定番メニューとは言え、一人の天才少女を守るため「レオン」ばりに命を懸けて戦う姿は、見ていて相当感情移入しちゃいましたけどね。
ただ少女の気が強く見た目も正直可愛いとは言い難いところなんかはやや微妙だったかな、ってまあ無骨なジェイソンが天才中国人少女を守リ抜く構図だけでも十分楽しかったのは楽しかったのですが。
しかしそれにしても敵キャラの数が多すぎでしょう!
中国マフィアにロシアマフィアに悪徳警官軍団に市長まで、まあこれだけ数がいながら小難しくならない辺りはやはりジェイソン映画なのですが、さすがにあれはごちゃごちゃし過ぎだったような。
とは言え、無敵なジェイソンは見ていてやはり気持ちがいい、定番の楽しさを味わえた映画でしたね。
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