「 またもやモキュメンタリー。しかし、単にお化けが出るだけでなく、か...」グレイヴ・エンカウンターズ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
またもやモキュメンタリー。しかし、単にお化けが出るだけでなく、か...
またもやモキュメンタリー。しかし、単にお化けが出るだけでなく、かなりSFチックなストーリー展開。これはフェイク・ドキュメンタリーじゃなくても良い作品が出来そう。
朝になったら管理人が鍵を開けてくれるはず。ほとんど何事も起こらなかった6時間だったが、クルーの一人マットの姿が見当たらない。マットを探すうちに、カメラマンTCが階段の上から突き落とされたり、皆は徐々に帰りたくなってきた。しかし、朝になってるはずなのに未だに暗いまま。強引にロビーからドアをぶち破って出ようとした5人だったが、ドアは壊れてもその先は廊下が続く。もう一方のドアの間違いだったか?と、そちらもぶち壊してみるが、その先も廊下が続く。廃精神病院に閉じ込められ、時間を失ったランスとクルーたち。どれだけ経っても朝が来ないという恐怖。こりゃ、幽霊どころじゃないぞ!
マットは見つかったが、彼は手術でも受けるかのような白衣を着せられ、気が触れていた。やがて、TCもいなくなり、マットは飛び降り自殺。女性クルーのサシャと逃げるランスだったが、地下道はどこまで歩いても出口が見つからない。そして、彼女もいなくなり、1つのドアを見つけたが、そこにはロボトミー手術を行おうとしていた過去の医者の姿・・・
幽霊を見せるよりも、もっと不条理なSFをメインにしてもらいたかった。が、その不条理感は今までのモキュメンタリー作品とは違う、心地よささえ与えてくれる
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