星の旅人たちのレビュー・感想・評価
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やはりマーティン・シーンはいい
上映時に観よう観ようと思っていたら、いつのまにか上映が終わってしまっていたので、今回iTunesStoreのレンタルで念願の観賞です。
「ザ・ホワイトハウス」を観て以来マーティン・シーンが好き&お気に入りのアウトドアものである、ということもあって期待感をもって観ました。
結果は、、、やはりいい。
綺麗な田舎の風景と、一緒に旅をともにするメンバーとのやりとりがとてもいい感じです。マーティン・シーンは涙を流すことなく息子の死を悲しむ父親を表現していました。旅のポイントポイントで遺灰を少しずつ撒く姿がせつなかった。
あとはダイエット目的で参加しているオランダ人のヨスト、いいね~!
最初は単にがさつで無神経な野郎かなと思ったが、実態は誰にも心優しい大男でした。温まったよ。
ガチの聖地巡礼ムービー
カソリックの聖地スペインサンチャゴへの巡礼の旅は、日本では四国八十八ヶ所巡りになるのかな。私はまだしたことがないけれど、友人が親を亡くした後で旅に出て、気力を取り戻したと言っていたのを思い出した。
主人公の巡礼の動機は目的地の遥か手前で終わってしまった息子の旅を完遂し弔うことだったが、終盤、一見陽気な他のメンバーもやはりそれぞれに事情があって巡礼に来たことが明らかになってしんみりした。
主人公であるガンコ親父役の方がカッコよかった。亡くなってしまった息子役のエミリオ・エステベスの実のお父さん!こちらの親子は生きている間に絆を確かめられてよかった^^
息子の遺灰をまきながらの巡礼の旅
マーティンシーン扮する医師のトムエイヴリーはゴルフの最中息子ダニエルが巡礼の途中で亡くなったと警察から電話があった。
親からすると息子が先に逝くなんて強烈だよね。遺体の確認に始まって遺品の受取、火葬の決断など辛い思いの連続だ。そして父は息子と共に息子の遺灰をまきながらの巡礼の旅に出た。
巡礼する人って多いんだね。多国籍の道連れも出来たりしてさ。息子を亡くした悲しみも癒えるといいね。
海外版お遍路
四国のお遍路をイメージさせるロードムービー。
息子を無くした父が、息子の代わりに巡礼する。途中でいろいろな国の人、性格を全く違う人と一緒に旅しているのが、見どころ。
女性の同行者がいて、ロマンスに発展するかと思ってたら、そういうのは一切無く、純粋のロードムービーだった。
監督の父が主演と後で知って驚いた。しかもその父とは、マーティン・シーン!
ロングディスタンスハイキングとか興味あって、この映画鑑賞した。俺も旅してみたいけど、外国語に不安あり、四国のお遍路に行ってみたい。
女性の同行者
亡くなった息子のやり残した旅を辿り成長していく父の話
自分探しの旅に出た息子が亡くなる
亡くなった息子のやり残したこと、”道”の巡礼のために主人公である父は歩き出す、サンティアゴの巡礼の話
国々の価値観の違いが感じられてとても良い、オランダ人は普通にドラッグを吸い、ジプシーのホームパーティーは数千人規模、
旅の途中でともに道を進む友人ができる、寄り道して名物を食べたり、多種多様な人種と食事をしたり旅の楽しさを伝えてくれる映画
わかりやすい変化が少ないので退屈に感じる時間があったのは−
だけ…!? だが、心温まる良いお話
思ったよりもシンプルでまったりしたストーリーだったが、それぞれの心情の変化やきれいな景色等で飽きずに観れた。観終えてほっこり。
いくつかうるうるくるシーンがあるが、その中でも巡礼証明書受領シーンは特にグッときたかな。巡礼者のためのミサもなにげに迫力ありで印象的。
サンティアゴ巡礼、憧れる。
ジェームス・テイラー『カントリー・ロード』 アラニス・モリセット『...
ジェームス・テイラー『カントリー・ロード』
アラニス・モリセット『think U』っていい曲。
『人は人生を選べない。生きるだけだよ』
と言う言葉が
『巡礼した目的は』と言う問いに対して
『もっと旅を続けなければ』と言う言葉に繋がって終わる。
父親は最後十字を切らないで、手を合わせる。まるで、仏教徒の様だ。息子は仏教徒だったかも。最初の本堂は何処だろう。東大寺じゃないね♥
原題 The Way
製作年 2010年
製作国 アメリカ・スペイン合作
劇場公開日 2012年6月2日
上映時間 128分
映倫区分 PG12
宗教的なナショナリズムだと思った。
日本をちょこっと間違って解釈しているようだが。
バスク地方だから、ゲルニカが出て来ると思ったら、出なかった。
『ここはスペインじゃないバスクだ』
辛さをさらりと
四国がいい
お遍路の距離は1400キロだそうです
歩く速度はゆっくりと色々なことを考える時間
目に見える景色を眺められる
人は結構長い距離歩くことが出来るように思います
歩けるうちに歩きたい
さすがに海外はハードルが高そうだしやはり私は四国に行きたい
最後に「目的は?」と聞かれても今のところ何故なのかは分からないけど
私は山に登ります、同じ問を問われても答えようがない
その時々で理由は変わるような変わらないような
これも一つの欲と言えばそうが知れない
車でドライブするのとはかなり違うしな
彼らからは歩く辛さは伝わってこなかった
多分それは必要ではなかったのでしょうね
四国に行ってみたい
この思いがさらに強くなりました
秀逸と言えるのは人間が分かり合える作品だから。
何度かこの映画を観ているが、観れば観るほど、子供を心から理解することは難しいなあと感じてた秀逸。
初めは息子の死を悼んで息子が行こうとしていた巡礼の道を歩いていくと単純に考えていた。 美しいピレネー山脈( フランスのWay of St. JamesからスペインのSantiago de Compostela in Galiciaまで、そしてMuxia(北大西洋)の風景や厳かなカトリック教会の建物や行事に囚われ、この映画の本質を観ていなかったのかもしれない。それでも、親子関係の『言葉にしない会話』や『言葉にしても通じ合えない会話』がよくわかり泣かせる。
最初、ロサンジェルスのベンチュラの伝統的な建物に事務所を構えて(何年もここにいるというイメージを与える)、目医者をしている父親トムと患者との会話から始まり、事務員(マーチンシーンの実の娘)がトム(マーチンシーン)に息子さんから電話があったと伝える。息子ダニエル(エミリオエステベス)はフランスにいると聞くが。今回は電話番号を残したと聞くと事務員はいいえと。 事務所にメッセージを残すと言うことは父親の講釈を聞きたくないのかもしれない。みんな携帯持っているのダニエルだけは持ってないと息子を訝しがる。ダニエルの世界と自分の世界は違うことを感じている父親。このシーンだけでも、最初から親子の関係が報告だけで心のつながりがなく感じられる。
一緒に海外へ行こう!
今から戻って荷物を持っておいでよ。
パスポート持ってさ。ゴルフクラブを忘れてね。親子の旅行だよ。面白いだろう。
と息子は父親にとってみれば非現実的な言葉を吐いている。学問やプロフェッショナルになることを期待している父親。しかし息子は父親と一緒に世界を見たいんだよ。
父親がいつ戻ってくるのというとわからないと答えたので、じゃあ計画がないのと同じだという。 父親の物差しで物事を図る父親。
ここで息子は『空港までおくってくれるっていったけど、自分がどう生きるかについて説教しないでよと。全くその通りだと思う。
間接的にPHDが終わってないのに旅に出ないよと息子の行動を批判する父親。
恵がなくてもいいんだよ! だけど、Do not Judge me!と息子。
たいしたことないと思うかもしれないけど、自分の人生は自分が選んだんだと父親。
息子は人生は選ぶんじゃないんだよ。一度、きりなんだよ。You live oneと。
父親は息子を亡くして、初めて息子の言うことがわかったんだよ。一緒に世界を見たいと言う意味も含めてね。親になると、人は自分が子供の頃の気持ちをとうに忘れて、自分の考えを押し付ける。
自分が若い頃は説教されるのが嫌っだったはずなのに、レールを敷きたがる。 父親は一人息子は40歳に近いから何をしているのかと思う。 世界を見たく旅に出た息子に。身を固めてほしいと思っていると思う。親子の考えの相違が明らかだ。
しかし我々はこれは子供の人生でもう大人なんだから口を挟む必要は無いと思う。一度っきりの人生をどう生きようと子供の自由だと思う。 私も40歳前の子供を持っているけど敢えて言う。
それも世界を見たいという子供ならなおさら。
今更になって考えてみると、テーマーはお互いの考えを尊敬し合うことだと思う。息子の歩こうとした巡礼の道を父親は歩いて、この過程において、巡礼者とまじあいながら、共に過ごして、また事件も巻き込まれて、人と人の間で揉まれて、それも全く巡礼の目的が異なった人々、人生背景が違った人々と共に父親の心は成長していくんだなあと。別な考えや目的を持っている人と交わって、それらを探している人々の気持ちを理解していく。これが息子のいう世界を見たいということで、ここで息子の気持ちが理解できた。だから父親の人生も変わっていった。
最高だね。
デボラ・アンガーの魅力
この映画を観たら巡礼の旅に出たくなったので、ロードムービーとしては合格点だ。ただ、個人的に惹きつけたのは主演のマーティン・シーンではなく、デボラ・アンガーの魅力だ。彼女が出ていなかったら、少し退屈な映画になっていたかもしれない。彼女の映画はそれほど見ていないが、「クラッシュ」「ゲーム」「ザ・ハリケーン」くらいだが、どれも印象に強く残る映画だ。どうもこういうタイプの女優に弱い。昔では、アヌーク・エーメや若い頃のシャーロット・ランプリングがそのタイプだ。
あと、我々の年代にとってジェームズ・テーラーのアコースティックな曲が流れるのは懐かしいが、この映画になぜかぴったりくる。ニール・ヤングだったら、ちょっと主張が強すぎちゃうんだよね。
歩く姿を撮ったロードムービー
世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼路を舞台にした映画。
事実に忠実に描いていて、巡礼をちょっぴり体験した気分になる。
場面や感情の起伏は大きくないけど、だからこそリアリティがある。
「同行二人」ならぬ同行四人
四国をドライブで一周したことがありますが、お遍路さんを道々たくさんお見かけしました。
テレビや知識だけでは知っていたお遍路さんの実物を見て、最初は物珍しくて。
そのうちに道端の小さな立て札に「次の〇寺まで〇〇km」の文字を発見して目が点。ものすごい距離です。
驚きは次第に敬意へと膨らみ、そして自分は車で3日かけて周った四国の大きさを体感した旅の後半には、ただただお遍路さんたちに頭を下げてそのお姿に手を合わせたくなったのを覚えています。
歩くって何なのだろう。
何のために歩くのだろう。
【映画】
様々の人生を背負って歩く「巡礼」は、即ち私たちの人生そのものだったのですね・・
発見があっても無くても、
出会いがあっても無くても、
結論があっても無くても、
生きて歩くことそのものが意味あることなのだと 教えてもらえました。
四人の歩行中のフォーメーションが四人のその時々の関係性をうまーく表す演出です。
そしてDVDでは映像特典のインタビューがとても良い。観賞後の感慨に厚みを増してくれます、秀逸です。
偏屈な父親と説明をしない息子の《別れと追慕》がストーリーの柱でしたね。
僕も主演のトムも警察署員も、息子を失った点で同じ立場でした。
巡礼してダイエットしようかな・・・
遺灰を途中で撒きながら巡礼の旅を続けるトム。痩せる目的で旅するオランダ人のヨスト(ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン)、DV夫と娘から逃げたカナダ人女性サラ(アンガー)、アイルランド出身のジャック(ジェームズ・ネスビット)と知り合い、4人で行動するようになる・・・
『サン・ジャックへの道』でも同じサンティアゴ巡礼の旅が描かれていたが、こちらもなかなかの出来栄え。しかし、リュックを川に落としてしまったり、ジプシー少年に盗まれたりと、ピンチが訪れるところなんてのはアメリカ的脚本。4人が元々優しい人間であることがわかる点が弱いところかもしれない・・・それに、中年以上の登場人物ではあるが、恋愛感情とか裏切りみたいな部分が無いことも・・・
巡礼を題材とした映画
亡き息子を追うようにして、
巡礼に挑む父、トム。
果てない道のりの途中で巡り巡って出会う仲間達との巡礼が見所。
一人のはずが、二人、三人、四人と。。
怒りや哀しみがある分、優しさと温かさも生まれる。ぶつかり合うけど、支えあう。ひとりじゃできなかったことも複数ならやれる。そんなシーンに度々胸が疼く。
畑道を四人が横に一人ずつ歩くシーンが好き。
巡礼証書の名前を息子にしたのがトムらしかった。
まさに人生
巡礼という日本人には馴染みのないもの
Wikipediaで検索して、言葉だけ見てもピンとこない
映画で体感する。
ヘレンケラーのウォーター!
、みたいにこれが巡礼か、と。
精神にも触れる。
キングダムオブヘブンという映画でキリスト教とイスラム教というもの、十字軍の遠征を感じれた。
このように体感する映画に出会いたい
ドキドキしたり、グッとこらえきれずに泣いたりとかする映画ではないけど、しっかり見応えのある作品。
ハッとさせられるセリフも多々ある
人生も、出会いと別れ。
一緒にいて、ぶつかって分かり合って、
友人になる。
旅は誰かのためにではないということ。人生もまた同じ。 巡礼の途中で...
旅は誰かのためにではないということ。人生もまた同じ。
巡礼の途中で事故に遭い亡くなった息子。なぜ、巡礼に出たのかを知るべく父であるダニエルはリュックを背負い巡礼の旅に出る。
人生も巡礼
巡礼の途中に事故死した息子の遺灰と共に、息子がなし得なかった巡礼の旅へ出発した主人公。
巡礼という使命を背負った主人公は、悲しみを背負いながらも前に進むしかない私達の人生そのものを物語っているのではないでしょうか。
死は理由もなく、突然訪れるもの。
しかし、ラストの海に遺灰を帰すシーンは生物の起源と回帰を思わせ、死もまた生との繋がりの中にあるものだと救われる気がしました。
予想通りの展開なのに驚きながら観られる正統派でかつ上質なロードムービー
観光系鎮魂&自分再確認映画とナメて行ったらよい意味で裏切られた.ストーリー的には予想通りであるのに驚きながら観られる正統派でかつ上質なロードムービー.マーティ・シーンの息子が実際に息子役&監督で説得力2倍増し.
星と風の交差する道
サンティアゴ・デ・コンポステーラ。フランス~スペインの巡礼路を主人公が800キロの道のりを経て目的地へ目指すことに…
出会う旅人達との交流あり、トラブルありのロードムービー!
まっすぐ続く道は人生そのもの、旅人たちがそれぞれの思いで旅し、旅を通して人生そのものを見つめなおしていきます。
日本でいう伊勢参りやお遍路の海外バージョンです。
旅好き、冒険好き、巡礼好きの人にはおすすめかもしれません。
星と風の交差する道という呼び方もステキ。
ここはいつか旅してみたい道なのです。
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