「ぐだぐだだった」ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
ぐだぐだだった
ゾンビなのに意識がしっかりしているという風変わりな設定だったのだが、自分がゾンビであることの葛藤などが非常に薄いし、ゾンビで戸惑う社会や人々もあまり描かれない。そもそもゾンビの方が怖がっていてゾンビを怖がる人があまりいないのが大問題だ。ゾンビ映画として根幹から間違っているようであった。
物語りも非常にグズグズで、かつての恋人に命がけで告白するような価値があったのか疑問であった。そんなに情熱を感じさせない恋とゾンビにさせられてしまった事がとても釣り合っていなかった。
しかし作っている人たちはとても楽しそうだったし、映像や特撮のクオリティは高かったしそこそこ予算も高そうだった。
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