クロニクルのレビュー・感想・評価
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ストーリー的にはありふれた感じ…しかし!
主演のデハーンの演技が素晴らしく、観てる途中は体か前のめりになる程ワクワクしっぱなし。時にはツッコミを入れたくもなり、「うんうん!超能力そんな風に使うよな!」「あ、調子に乗り始めた…」「こんな事があったらそらそんな風になっちゃうよ…」そして最後の最後には誰もが予想出来た(⁈)展開にキター!!!と叫ぶ事間違いなし!
主役のデイン・デハーンが演じる主人公はお母さん思いのちょっと内気でシャイな思春期の男の子。辛い時があれば泣くし、お母さんを外に連れ出して喜ばせたりと優しい人。しかし、ストーリーが進むごとに段々と追い詰められていき、最後の最後には爆発!超能力を使ってありとあらゆるものにやつあたり!それは友達でも例外ではない!アメイジング・スパイダーマン2の時も思ったけど、この人本当に悪役顔。それが魅力的でもあるんですが。
また、もう一つの魅力的な点として、挙げられるものはPOV方式のデメリットを作品の主題であるこの「超能力」によって解決していること!初期は主人公がハンドカメラを持ち歩いてわざわざ撮影しているんだけど、超能力を手に入れてからはカメラを操って俯瞰形式にしたり人物の周りを360度回りながら撮影したりと、ほんとに面白いカットがいっぱい!狂気に陥りかけた時には自撮りもつい多くなってしまいます。
結論としては「クロニクル」超面白いです。85分間と割と短めなので、サックリ観られることもまた魅力的。体が熱を持つほどワクワクしたい人にオススメです!
普通かな…
10代の鬱憤を超能力を持つ事で発散させてたんだけど、それがコントロール出来なくてなっちゃったって話ですね。
中二病炸裂の話ですね。
高評価を得てた映画でしたが、個人的にはよくある話って感じでした。
青春×超能力×撮り方の組み合わせが珍しいだけかな。
非現実なような現実
普通の高校生3人が、ふとしたことから超能力を身につける。
徐々に超能力を操るのが上手くなっていく過程があるのが面白い。
特に主人公アンドリューはそれまではパッとしない男子高校生だったのに、超能力をズバ抜けて使いこなしていく。
その結果うぬ惚れてしまうのも共感持てるし、だんだんと崩壊していく、友情や家庭環境は深刻さを与え、まだ高校生のアンドリューが自分勝手な後先考えない行動も面白い。
何より自宅カメラを使ったアンドリュー目線が現実感を醸し出していて良いと思った。
結末は少し悲しいというところも気に入った。
童貞こじらせた話
なのかな。
面白かったと思います(´▽`)
SFっていうよりは青春ものなのかな?
アンドリューの孤独とか疎外感
それからくる些細なことでの爆発
繋いでいた糸が切れたように小さなことで止まらなくなったんでしょう。
切なかった。
最後はグサッときて、驚いた(´;ω;`)
マットももう少し早くアンドリューに優しくしてあげられたら……。
でも同じ高校生、無理だったんだろうな。
Blue-ray買おうと思う映画です。
アンドリュー……(>_<)
「いじめられっ子」アンドリュー、「優等生の人気者」スティーブ、「バカだけど良い奴」マットのそれぞれ違う高校生3人がある日超能力を手に入れて、退屈な日々を変えていくストーリー。
3人は超能力使用に「生き物には使わない」「怒ってるときは使用しない」「人前では使用しない」とルールを決めた。
しかし、アンドリューは徐々に超能力を乱用していく。
嵐の日、アンドリューは荒れて雷の凄い空にいた。スティーブは精神が不安定状態のアンドリューを気にかけ彼のもとに寄った。
しかし、そこで口論になり、さらに落雷でスティーブが亡くなった。
マットとは従兄弟であったが、親しくはなかった。しかし、超能力取得以来仲良くなる。
スティーブが亡くなって、事情を聞いてきたマットとも口論になった。
その後、人々の前で大暴れをした。
それを止めようとしたマットと乱闘になり、最終的には歯止めのつかなくなったアンドリューをマットが槍で突き刺す。
マットは3人で約束した通りチベットに行ってこの作品は終了した。
この作品は、自分たちで撮影しているため、高校生活がよりリアルに描かれている。
アンドリューはいじめられっ子だったから、超能力というものを得たことにより使いたくなるのは分かるが、結末があまりにも可哀想だ…。
マットはがもう少し早く気にかけていれば、変わったのかもしれないが、マットに全ての責任があるわけではないのでなんともいえない……。
アンドリューのキチガイっぷり万歳
内容的にはありきたりではあるのかもしれないけど、自撮りの方法での撮影なので新鮮だった。とにかくキチガイ。アンドリューの家庭環境には同情するけど、いきなりのキチガイっぷりw w w w 大きな力には責任伴うし、やっぱり人間はクズだなと思いました。でも短時間ながらに充実したスピーディな内容で面白かったです!
青春は爆発だ〜
観ている間中、この力欲しいな〜。自分なら周りにバレずにもっと計画的に上手く使って、金も権力も手に入れたるのにな〜。と、汚れた大人全開になっていました(笑)
いくら高校生だからって薬代手にいれる方法が稚拙過ぎないか!?とか、最初の車の事故でカメラ持ったまま撮影してるのおかしくね!?とか、クライマックスの第三者が撮影したのを繋げるバトルなど、いや〜無理矢理感ハンパ無いね〜。とあきれるやら感心するやらで、最後まで作品に入り込めなかったです。
個人的にPOVが嫌いってのと、あまちゃん坊やが嫌いってのもあるんだけど。
なので、マットみたいな子は好きですね〜。力の使い方にルールを設けるとか、アンドリューに日を当たらせてあげるとか、アンドリューが人気者になっても嫉妬もせず素直に祝福してあげる心の広さ。最後まで見捨てようとしない優しさ。
ほんまにええ子や〜(泣)
こういう子を部下に欲しい。でも力は自分が欲しいけどね(笑)
強大な力とその代償
アンドリュー、マット、スティーブの3人の高校生。ある時、謎の物体に触れた事により、超能力を手に入れ…。
全米で公開された時から評判だった本作。実際見てみたら、噂に違わぬ快作だった!
前半は、超能力を手に入れ、浮かれまくる青春ドラマ風。
女子のスカートをめくったり、駐車場の車を動かしてオバサンを困らせたり、クマのぬいぐるみを使って女の子を驚かしたり、さらには飛行能力も手に入れ空中散歩を満喫したり…。
困ったちゃんたちだけど、若者が超能力を手に入れたらしそうな事が面白おかしく描かれ、思わず共感。
悪戯に使っていた分には良かった。
しかし、その強大な力が悩みを抱える青年を変えてしまう事になる…。
アル中で暴力的な父と病気で寝たきりの母を持ち、学校ではいじめられているアンドリュー。
孤独と悩み、思春期の繊細な心に、この力は麻薬。
いじめてきたヤツらに復讐、父にも力を使って反撃、思い通りにいかない世の中に不満が爆発。
やがて感情も力もコントロール出来なくなり…。
友も居た。
その友と超能力を使って遊んだ毎日は最高に楽しかった。
でも、何故自分だけ不幸を背負う?
案じてくれる友も鬱陶しいだけ。
若者の心の揺れが絶妙に描かれている。
後半はアンドリューが暴走し、止めようとするマットとサイキックバトル。
夜の街中、患者衣を着たアンドリューが街を破壊する様は、言うまでもなく「AKIRA」。そのオマージュもポイント高い。
前半の青春モノから後半のサイキックSFへ、作風のチェンジは自然で、監督のセンスを感じさせる。
また、強大な力を持つ事の恐ろしさ、それ故の悲劇も忘れずにきちんと描く。
終始、ビデオカメラや監視カメラなどの記録映像。こういうモキュメンタリー風の作品はあまり好きではないが、本作は、後半の緊迫感をより効果的にしている。
超能力が欲しい、超能力を使ってみたい…それは誰もが思う事。
もし、本当に超能力を手に入れたら、何事も無く力を操れるか…?
映画のラストの悲劇は見る者に問いかける。
でいんではーん
彼のための映画。
彼は「プレイス〜」の演技もよかった。
何もやらないと思って侮ってると痛い目にあうぞ童貞なめんなよこんちくしょう映画。
実際の生活ではこれほど酷い目にはあうこともないけど、刺されるくらいは覚悟しとこうね。人にはやさしくね♡っていうことです。
最後は少し小物感が強調されちゃって少し残念ではある。
共感できるリアリティ
口コミでの評判が高い作品だったので劇場にて観賞。
監督が公言しているように、AKIRAからの影響を感じさせる作品。
最初は超能力を使ったちょっとしたいたずらがエスカレートしていき、最後は自分でも止められないほどの脅威となってしまう。
その過程は共感しやすく、リアリティがありました。
続編の制作も決まったようなので期待しています。
もう一つの視点
YouTubeの動画の前に入る宣伝動画。いつもはイライラさせられるだけなのに、この映画の予告編は違った。一発で魅せられ、前情報は入れず早速映画館に向かい鑑賞。『パシフィック・リム』に匹敵する衝撃度の体験をしました。
他の方も書かれていますが、この作品は「ファウンド・フッテージ」「男子高校生」「超能力」などそれぞれの要素がガッチリ組み合わさっているのが素晴らしいです。
序盤は手持ちカメラ視点で男子高校生の日常を描き、超能力を得るまでに3人のキャラクターは容易く把握できます。手持ちカメラが日常を映すのに相性抜群なのは言うまでもないけど、それだけで終わらないところに作り手のセンスや作り込みが伺えました。まさか手持ちカメラというありがちなツールと超能力を組み合せるとは。
そこから超能力が強くなる過程、それに伴って変化していくアンドリューの心理を丁寧に描いているからこそ、終盤の展開の恐怖感や悲壮感、衝撃度、感情移入度が格段に増してると思います。
終盤では手持ちカメラだけでなくテレビカメラ、監視カメラ、一般人の携帯カメラなどから様々な視点から主人公達を映しますが、特にテレビカメラ視点から映された主人公達は本当に現実の世界で浮遊しているようでしたね。乗っている人物が乗っている車が浮いてそのまま飛ばされるシーンなども臨場感がたまらないです。
ここまではありがちなレビューだけど、僕がこの映画で最も好きなシーンはマットがアンドリューが落とした父親を助けに行くシーン。
完全にたがが外れ暴走するアンドリューに恐怖感や悲しみを感じているところに、あの対象的なヒロイックな行動!最初は能力がもっとも下手くそだったこと、自らが作った「人前で能力を使わない」というルールをあのやり方で破ること、彼女(?)のカメラの隣から一気にビルの高いところまで飛んでいくあの構図(アングルは地上の彼女のカメラのまま)も合間って最高に高揚しました。この映画は一人のヒーロー誕生の物語でもあると思います。マットのその後が気になるな…。
アンドリューの話なので基本的に重たいけど、その後に広がる青空や救いのあるラストシーンで不思議な余韻が残ります。最高の青春SF映画!映画館での公開はもうすぐ終わってしまうので是非!!
いじめられっ子の怒りの記録(クロニクル)
実は今年の2月頃に米国へ出張していた自分なのだが、ホテルのテレビをテキトーに切り換えてたら報道カメラみたいな視点で少年2人が空中バトルを繰り広げている映像が目に入った。
あ、え、これひょっとして……と考えている間に、少年の1人が銅像の槍に刺されて死亡。
……ええ、『クロニクル』をもうテレビで演ってたんすよね。
この頃にはもう「アメリカで低予算の超能力アクションがスマッシュヒットを飛ばした」というニュースが日本にも伝わってきていたので、僕も日本での上映を心待ちにしてたんですが……
オチ観ちゃったよ。いきなりオチの30秒観ちゃったよ。最悪だよ。
観たかった映画のオチをホテルのちっちゃいテレビでいきなり明かされた時のガッカリ度合いときたらハンパないよマジで。いやマジで。
はい、長い前置きで申し訳ない。
今回はそんなダラ下がりテンションの中で鑑賞した訳だが(爆)、やっぱり映画はオチだけじゃなくてそこに至る過程が大事よね。
ものすごく楽しんで観られましたよぃ。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』から続くいわゆるファウンドフッテージ方式に近い作りではあるが、物語にリアリティを持たせる目的でこの方式を用いたというよりは、主人公アンドリューへのシンパシーを感じさせる為の表現としての意味合いが強いのだろう。
アンドリューの手持ちカメラは彼にとって、惨めな現実を受け入れる為のクッションだ。
映画秘宝に掲載されていたてらさわホーク氏の評論を読んで思わず唸ったのだが、氏によるとこの映画、アンドリューの暴走に合わせてカメラがアンドリューから距離を置いていくように見えるのだそうだ。
詳しくは誌面を読んでいただきたいが(別に出版社の回し者じゃないっすよ)、初めはアンドリューの主観だったカメラが第三者視点へと移行し、最後には監視カメラなどの完全に他者からの冷徹な視点へ。
なんて悲しい視点移動か。
他人様の意見を書くだけなのもシャクなので(笑)、ここからは自分の意見を。
見終わった後に思い浮かんだのは「男子高校生版の『キャリー』のようだった」という考え。
映画で描かれるテレキネシスは勿論フィクションだが、アンドリューの抱えた怒りの巨大さは本物だ。
腹の底で煮えたぎっていたその怒りが爆発する様に、最後はただただ戦慄するばかり。
彼の暴走の理由。
悲惨な現実から抜け出すチケットを遂に手に入れたと思ったのに、待っていたのは何も変わらない腐った毎日。
クラスメイトは自分をコケにし続け、女の子に振り向いてもらう事はなく、家の周りにはクズのような連中しか居らず、自宅でも父の罵詈雑言は止まない。味方だった優しい母は病床で少しずつ死に近付いている。
『何をやってもこれから俺はこの惨めな人生を歩むしかないんだ』という絶望しか、彼はもう感じなかったのだろう。
それを支えてくれる友人はいた筈なのに、今まで他人から虐げられてきた時間があまりに長過ぎて、『自分が人に好かれるなんて事は所詮無理』という諦念にあまりに慣れすぎていて、親友たちが自分を案じる気持ちを信じることができなかった。
“頂点捕食者”などという馬鹿げた考えにすがらなければ、彼は自分の生きる価値を見出だせなかったのかもしれない。
ラストシーン。
親友マットはアンドリューの形見のカメラを、彼の憧れの地に残していった。
降って湧いたような力が発端だったとは言え、何かに夢中になれた日々を共有した3人はやっぱり親友だったのだと思いたい。
アンドリューが怪物となるにつれてカメラが距離を置いていくと前半で書いたが、映画の中盤ではむしろその逆であった事を思い出す。
それまで孤独だったアンドリューが、力を手にしてからは友人達と一緒のフレームに収まっている画が多くなる。
初めて空を飛んだ日の夜のシーン。「今日は人生最高の日だった」と呟くマットの言葉に聞き入るアンドリューとスティーブ。
カメラが、アンドリューの目が、ゆっくり浮き上がり、3人をひとつのフレームに捉えていく。
その時の気持ちを信じても良かったのに。
もっと人を信じても良かったのに。
どうにも切ない。
〈2013.10.18鑑賞〉
若手ならでは。
1000円均一の上映作品を、レディースデイに観てしまった。
なかなか面白い。モキュメンタリー方式の撮り方をしているが、
(ファウンドフッテージ・スタイルというらしい)
前半で能力を得た三人の夢のような学園生活が描かれたかと思うと、
後半でいきなり暗転、ラストはもうグチャグチャな展開になっていく。
ひと昔前の特殊能力モノなら何もここまで暗転させないだろうなーと
YouTube世代との温度差を感じつつ、今の少年はこんなことに夢中に
なったり、没頭したりするのか、こうやってイジメを克服するわけか、
など勉強になったシーンも多々あった。うわ、監督は'85年生まれかぁ。
まぁ若者でなくても、特殊能力を身につければきっとおかしくなる。
非日常に於かれた時間が、その人間をどう左右し変えていくか。
各々の持ち味や性格を漂わせつつ、順応する人間と呑みこまれる人間に
分けて描き、やがて暴走する一人を止めることに必死になっていく二人。
家庭不和や困窮、心の病を抱える主人公という意味で暴走もあり得るが、
普通主人公をあんな状態に持っていった挙句に、ああしちゃうものか?と、
本当に後半は首を傾げるほど内容がガラリと変わってしまうのに驚いた。
確かに誰かが撮った動画ならば、起承転結なんてないのだろうが、
作品として観てしまうと、脚本はどうした?構成は?なんて思っちゃう。
主人公を演じたD・デハーンは、若い頃のディカプリオにソックリ。
ちょっとした表情や台詞のやりとりになぜか懐かしさを覚えてしまった。
いとこ役のA・ラッセルとは対照的な線の細さ。そんな彼が次第に暴力的に
なっていくのは驚くほど怖い。が、何とも切なすぎやしないか、あれは。
若手ならではの創造性に溢れた一本。首都圏限定公開だったのね。
(もうこういうのを観ても驚かないけど、次は出来の良さで驚きたいわ)
これからスーパーマンは誕生したってことにしちぇば(笑)
<解説>
今まで使いふるされてきたストーリー(アメコミ作品の第1作目なんかにみられるような展開)と今や新しさはもう感じないPOV撮影。なんのになんでこんなに面白いのだろう。序盤、アンドリューの置かれている生活が描かれる。彼は学校では友達がいなく、いじめられっ子。家では母は病気で寝たきり、父は仕事をしていなく、暴力を振るう。そんな彼に観客は同情する。そして彼は人が羨むような特別な力を得る。最初は可愛いイタズラだったが、怒りにまかせてパワーを使い、人を傷つけてしまった。マッドは力の危険さに気付きに自重しようと提案する。しかしアンドリューはどんどんダークサイドに落ちてゆく。
最初はアンドリューに同情していた観客もどんどん彼に恐怖を感じ離れてゆく。そこにマッドを登場させて、観客の感情移入すべき有り所をつくる。
POVは主観ですべてみせるためより、観客にリアリティも持たせられる。また超能力でカメラを浮かせることで理由をつけ、従来のPOVではなし得ないアングルを可能にした。
最後はまさしくスターウォーズ3のアナキンとオビワンの闘いを見ているようだった。あの一撃のなんとも言えないあっさり感というのはライトセーバーでの闘いを彷彿とさせる。
ラストはマッドが空を飛び去っていく。これがスーパーマンの誕生だったってことにすれば良かったのに。
面白いけど不満もあった
超能力を獲得してそれに馴染んでいく様子や、それと同時に友達ができていく過程がとても楽しくて面白く、ここまでは最高傑作だったのだが、劇映画として敵との大バトルを描くためだと思うのだが、主人公がダークサイドに陥って敵になるのがちょっと残念すぎる。もっと他に敵が現れて友情パワーでやっつけるというような爽快なものが見たかった。
また、映画の作りが常に何かのカメラ映像であるというのが、表現としては面白いのだが、気になってドラマに入り込めない。普通にしてほしかった。
いつかどこかで読んだマンガのよーな。
大友克洋の例を挙げるまでもなく、どっかのマンガで読んだよーなストーリー。
その既視感と云ったら半端なく、
『パシフィック・リム』以上に、
ああ、コレ、知ってるわ、と、想いながら観ていた。
それを「ベタ」と取るか、「作品への愛情」と取るかは、もー個人差だとおもふ。
わたくしは、
こーゆーモノを撮るなら、これをやるしかないだろ、とゆー、
愛情と真摯さを感じました。
少年がカメラに拘る理由、
超能力が発達してゆく過程など、押さえられたポイントにも非凡さを感じます。
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