「国外追放された人」陰謀のスプレマシー Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
国外追放された人
総合:70点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
原題はThe Expatriate(アメリカではErased)で、国外追放された人・国外に住む人といった意味。ベルギーが舞台だったので、アメリカ人がアメリカを追い出されてベルギーに住んでいてそこで巻き込まれる事件というのが、日本語題だと最初は解り辛かった。
会社が消えるという大事件が起きているのに警察も呼ばないのはなんでだろう。足手纏いの娘がいる状態で殺し屋まで出てきて同僚まで消されているのに、その殺し屋を正当防衛で殺しちゃったのに、それでも警察を呼ばないどころか、警察から逃げ出すのはなんでだろう。結末だってあの後主人公と殺し屋がどうなったのか気になる。そんな感じでところどころ物語には粗さがあり、都合の良さもあり、これはどうなんだろうと思う時があった。
だがいちいち疑問を考えるよりも展開が早くて次の動きが出てくるし、簡単に人は死ぬので怖さもあり、退屈することなく観続けられる。その意味で楽しめました。娘役がいかにも娘といった感じで印象に残った。
コメントする