「原作ものの映画化は難しい・・・」プラチナデータ dekoさんの映画レビュー(感想・評価)
原作ものの映画化は難しい・・・
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映画化される前に原作を読んでました。
原作もまぁまぁ小難しいし、よーく読んでいくと??な部分もありました。
映画化されるにあたり、「ストーリーが大胆にアレンジされている」と雑誌などの特集でいわれていましたし、原作者の東野さんがそのアレンジを認めていらっしゃったので、どれだけ変わったのか、あとは俳優としての二宮君のお芝居の感じが好きなので、劇場に足を運びました。
原作をそのまま映像化することは、まー難しいよねと思っていましたが、難しいところをさくっと削除していて、わかりやすく変更してくれていますが、全体的に何かが惜しい・・・。
ハリウッドのような製作環境(お金の部分も含めて)であれば、また違ったアレンジを展開することができたのかもしれませんが、日本だし、脚本家がラストホープの人だから、致し方ないのかも。
ちょっといやだなぁと思ったのは、海外でも公開される作品だからなのか、時々出てくる英語字幕がうざかった(笑)。日本で公開する時にそこはいらないだろうと思ってしまいました。
あと、原作も映画も、「どうして神楽のDNAが?」「なぜ神楽を?」というところを描いてくれていない。映画の終盤でそこをもう少し出してくれてもよかったのに・・・と思います。
原作でも二重人格なのに1つの人格しか出てこない(リュウはある場所でしか100%出てこない)ですが、二宮君が時々、今リュウが少し出た?どっち?という表情をしたりしていて、よくある多重人格ものみたいな大げさな演技ではない自然体の演技だったので、違和感なくすーっと引き込まれていきましたが、何か惜しい感じのする作品です。
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