「良く言えば“解りやすい”、悪く言えば“軽すぎる“」Red Tails Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5良く言えば“解りやすい”、悪く言えば“軽すぎる“

2012年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

実話にヒントを得て作られた本作品。 第二次世界大戦中、米国防省は戦闘の激化によって兵士が不足したため、空軍パイロットに 初めて黒人兵士の採用を決める。 訓練を終えた部隊は「タスキーギ・エアメン」として戦場に赴きし、大活躍するのだが…(ネット情報より引用)

人種差別が厳しい時代、戦地でも 不当な扱いを受ける黒人兵士(パイロット)たち。 それでも 愛国心を捨てず戦い抜いた男たちを描いた本作品。 とてもわかりやすいストーリー構成です。 役者さんの演技も 監督の指示通りに動いた感がアリアリで 可もなく不可もなく。。 ただ キーワードとなる人種差別においては、先に観た 『ヘルプ 心がつなぐストーリー』と比べるとあまりにも(表現が)ソフトで 不自然な印象を受けました。

主人公・マーティを演じた ネイト・パーカー。 イケメンです。 ですが、彼の表情からイマイチ不安感が伝わってこないんですね。。 意外と背も低くて、なんだか残念です。。

マーティの弟・ライトニングを演じた デビッド・オイェロウォ。 彼は演技はわるくなかったけど、セリフがどれも残らない感じでした。

その他、NE-YOが出ていたり(兵隊役、好きだね)、キューバ・グッディング・Jrやテレンス・ハワードも 花を添えていました(この二人は助演なのに 若手を押さえて目立ってました、笑)

製作指揮にジョージ・ルーカスが加わったことで 戦闘(飛行)シーンなどはなかなか迫力ありました。

歴史に埋もれていた武勇伝を掘り返す意味では 良かったと思いますが、全体的なバランスとしては (ポスターも含め)“軽すぎる”と思いました。

Blue