「現代のロラン・バルトか」はじまりの記憶 杉本博司 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
現代のロラン・バルトか
世界的な現代美術家、杉本博司氏に密着したドキュメンタリー。
訥々とかたる杉本博司氏が芸術家然とした感じではなく普通の人っぽくて意外だった。
そりゃ芸術家がみな岡本太郎みたいな訳ないんだが。
自作品について一生懸命わかりやすく解説してくれているのだが、その作品群の魅力は言葉では捉えきれない不思議な領域にあるなあと思った。
杉本氏の作品も素晴らしいが、このドキュメンタリー自体の映像が美しい(特にニューヨークパート)。
杉本氏の住むアパートメントの窓から撮った何気ない風景が心に残る。撮影した人誰なんだろう?この人の他の作品も観てみたいと思った。
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