「最後に正義は勝つ!」スター・ウォーズ ジェダイの帰還 特別篇 しゅうへい(syu32)さんの映画レビュー(感想・評価)
最後に正義は勝つ!
「スター・ウォーズ」シリーズ第3作特別編。
「オリジナル・トリロジー」第3部。
「日曜洋画劇場」で鑑賞。
「スター・ウォーズ 特別篇」を観た後に「帝国の逆襲 特別篇」をすっ飛ばして本作を観ることになったので、どことなくしっくり来ないものを抱えながらも、特段疑問に感じていなかった小学3年生でありました(笑)
それはさておき、“遥か彼方の銀河系”を舞台にした父子の物語がついに完結。フィナーレに相応しい大バトルと、エモーショナルな情愛のドラマが待ち受けておりました…。
ベスピンでの敗北以降、己の未熟さを痛感した若きルーク・スカイウォーカーは、過酷な修行の末、顔付きもしっかりするほど逞しいジェダイの騎士へと成長を遂げておりました。
ジャバ・ザ・ハットの元からレイア姫らと共に捕らわれのハン・ソロを救出し、ダゴバにヨーダを訪ねましたが間も無く死去。オビ=ワン・ケノービの霊体との会話で改めてダース・ベイダーが父親であることを教えられ、加えてベイダーすらもその存在を知らない妹を、“素晴らしい洞察力”でレイアであることを看破しました。恋愛感情だと思っていたのは、知らず知らずの内の家族への愛情だったというわけですなぁ…(笑)
そんな中、性懲りも無くデス・スターを再建している帝国軍に対し、最終決戦を挑む反乱軍。ちょうど第二デス・スター建設の進捗を皇帝ダース・シディアスが視察に来るという情報を掴み、一世一代の総攻撃を決意するに至りました。
シールド基地があるエンドアのお猿なのか熊なのか判然としないへんちくりんな先住民イウォークと協力し、決死隊となったソロとレイアが必ず任務を果たしてくれることを信じて総力戦を戦う反乱軍の姿が胸熱でした。
ルークはというと単身第二デス・スターに乗り込み、ベイダーとの直接対決へ―。しかし、彼は立派なジェダイの騎士。暗黒面に堕ちてしまった父であっても、その心の中には善の部分が残っているはずと信じ、決死の覚悟を持って父親を救済するための戦いへ臨みました。狡猾な皇帝によって戦いの趣旨が捻じ曲げられそうになりながらも、最後の最後には正義が勝ちました。ベイダー、否、アナキン・スカイウォーカーよ、あなたにも良い心が残っていたのねぇ…。親子の愛を再確認したのも束の間、永遠の別離に涙が出ました。
【余談】
今では「ジェダイの復讐」じゃなくて「ジェダイの帰還」。原題に忠実な訳に変更されましたねぇ…。どちらに馴染みがあるのかで、年齢がバレてしまいますなぁ…(笑)