スター・ウォーズ 特別篇のレビュー・感想・評価
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やっぱすごい
意義深いつなぎの一本
これは今更の話だが、こういうアプローチの仕方が評価されたからこそ、今日のスターウォーズサーガの完結を見たわけで、それまでのつなぎとしては、十分すぎるサプライズも用意されていて、その映像見たさに映画館へいそいそと出かけていくファンの存在が、いかに新作に飢えていて、スターウォーズを愛しているかという証明になった作品。
この一本ですら、今見ると「ここがこう、あそこがああ」と文句を言いたくなる造りだけれども、映像の進化をこのシリーズの最新作で確認できる楽しさはシリーズが続いていくことでしか体験できない。
その意味で、なくてはならない一本だし、下手なSF映画の新作よりはよっぽど価値があると思う。改めて。
2020.6.1
当時
スターウォーズ
おうち-3
アナキンに戻れたんだね。
エピソード1を映画館で見て、大興奮した小学生のわたしは、
母親が持っていたエピソード4から6を帰宅して一気に見せてもらい、
4で一度泣き、6でまた泣いた。
お父さんだ。
やっと救い出せた。
(正直ダース・ベイダーの冠を外した瞬間、あれ?ぶっさい?と子供ながらに疑問はありましたが。
まぁそのときはヘイデンいないですし。)
悲しい半面、ラストはとてもハッピーに終わるので、スター・ウォーズの中でもニコニコして見終える作品です。
最後、ルーク見守り隊がいいよね。
ほっこり。
こうなるとわかってて、エピソード4でオビワンはアナキンの前で目を瞑ったんじゃないかなと、オビワン愛がすごいわたしは思ってしまいました。
1から6まで一気見すると、ほんとに感情の揺れが半端じゃないくらい、壮大なストーリー!
多分これから先の人生、たくさんの映画を見てたくさん感動するけど、
やっぱりスター・ウォーズがいちばん好き。
時代劇✖️魔法使い✖️宇宙船
私は「ローグワン」を見て、ようやく「スターウォーズ」シリーズの基本コンセプトを少しだけ理解した気がする。おそいか。笑。帝国軍はナチスドイツ、ジェダイは特別な刀を操る中世の侍のような魔法使い。日本の時代劇と中世の騎士団を掛け合わせた壮大なごった煮スペースオペラ。1950-→1970年代くらいに空想好きの少年たちが夢想した宇宙空間ファンタジーが、フィルムのデジタル化や特殊撮影技術の進歩とマッチして21世紀に至ってもその世界観は語り継がれて行く。
日本人にとって幸運だったのは、ジェダイという物語の中心コンセプトの一つが、黒澤=三船敏郞というコンビから派生したものであったという点。
さらに毛むくじゃらの宇宙人やら、奇妙な生物やら、金色のアンドロイドや球形のロボットが仲間や敵となり、宇宙空母や宇宙戦闘機が活躍する夢物語。
本作では、わりとできたばかりの筈のデススター内部のゴミ置き場に蛇か蛸のような怪物がいたり、つっかえ棒で圧縮壁に対抗したりとアメリカっぽいコメディ要素もある。
奇妙に人間的なアンドロイドの造形は、確実に現代のロボット工学がめざしているひとつの形だと思う。
殿堂入り作品
古さを感じさせない骨太作品
久々に観たよ。
The foce will be with you, always. 世代を越えて愛されるSF 冒険活劇の原点!
ジョージ・ルーカスのライフワーク、スターウォーズの第一作であり、壮大なSF叙事詩の始まりです。全米公開は1977年(日本は1年後の1978年らしい)。公開当時にこの映画を観てたら、そりゃ物凄かっただろうなと思います。今観ても単純明快なストーリーながらワクワク感半端なく面白かったです。完璧に男の子向け映画ですけどね(^^)
御都合主義なストーリー展開や宇宙船の造形、タッチパネルじゃなくボタンでの操作等所々に古さが感じられるのはさすがに仕方ないでしょう。自分が生まれる前にこれだけの物を作っていたというだけでも拍手です。いやー、是非映画館で観たかった。
今ではすっかりお爺ちゃんになってるハリソン・フォードが若い!!敵を倒した時に叫んでいる姿が何とも楽しそうです。
ちなみに現在はこの後でCGによって追加工された「特別編」がデフォルトになっているようです。というわけでLDを持っている方ならまだしも最近DVDで観賞した方が観ているのはこちらの「特別編」になります。映画.comの「オリジナル(検索した時に単に「スターウォーズ」と標記されている方)」にレビューされている大半の方が観ているのは実は「特別編」という分かりにくさ!今観れるスターウォーズは「特別編」だけなので、わざわざレビュー分けなくていいのにね。「特別編」は「オリジナル」を知っている方には不満のようですが、知らない方には何も問題ないと思われます。個人的には昔の技術見せられるよりも、綺麗なCGの方がありがたいです。
何はともあれ映画史に燦然と輝くスターウォーズ・シリーズ、世界中で約10億人が観たとされるこの作品が面白くないハズがありません。家族みんなで楽しめる一作です。
少年の壮大な妄想を映像化
総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 75
音楽: 75
人類の運命を背負った若者、宇宙を飛び回る戦闘機や宇宙船、ライトセーバー、倒すべき宇宙を支配しようとする絶対悪。少年が遠く憧れるものが一通り揃っている。
さらに様々な形と性格の宇宙生物、これまたたくさんの未来の機械や宇宙船、それぞれの星の風景といった登場するもの全てが独特。そのあたりの設定の細かさやセットの良さが評価されたのも一因として世界的に大ヒットした映画だろう。
しかし何かあまりのめりこめない。物語は比較的単純だし、主人公はフォースの力という特殊な反則技で簡単に危機を脱出しちゃうし、格闘場面は剣術の技など知ったことかとばかりに光る剣を左右に大振りしているだけ。全体的に少年が夢見るようなちょっと幼稚な妄想を、真面目に大金をかけて大作映画にしてみましたという感じを受ける。
スカイウォーカーもレイア姫もあまり美男美女でもないし主人公に特に魅力も感じない。男っぽいハル船長、ロボットのくせにやけに文句が多くてずるくて人間臭い金色のロボット、敵役のダースベーダーのほうが魅力がある。元々ダースベーダーは三船敏郎のために作られた役だそうだが、彼は作品の幼稚さゆえに断ってしまったとか(信憑性ははっきりしません)。彼がダースベーダー役ならば最後の剣術の場面などもう少しまともになったのではないかと思うと残念である。(訂正、オビ=ワン・ケノービ役が三船のため当初に設定された役だそうです。三船が断ったのでその後ダースベーダー役が打診されたが、こちらも断ってしまったとか。)
数々の生物や乗り物の設定とセットなどはかなり力が入っているのがわかるし、だからこの映画が多くの人に受ける理由はわかるような気がする。だがどうも全体として少年の憧れる妄想を見せられているだけのような気がするのが、この映画を特別好きなものだとも思わない理由である。全国のスターウォーズ・ファンの人には申し訳ないが、時々楽しめる部分はあるものの個人的には普通の映画です。
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