「ハリウッド版怪獣映画」パシフィック・リム Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッド版怪獣映画
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総合60点 ( ストーリー:20点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:80点|音楽:65点 )
怪獣が襲ってきてロボットがそれを退治するという、日本に昔からありがちな子供向けの話をハリウッドで映像化したもの。実際に日本語の怪獣という単語が出てきて日本人女優2人も活躍する。芦田愛菜が登場する廃墟となった日本の都市にはRX-7とフィガロがあるのが目に止まった。どうせここまで日本ならば戦いの舞台も香港ではなく日本にして欲しかったが、興行収入として中国市場が無視できないのでどうしても中国をどこかに入れたかったのだろう。
話はまるで幼稚だが、映像と演出の質感はいかにもハリウッド作品の水準になって迫力はある。だけど大半はただ怪獣と戦っていただけという印象で、自分としては単純すぎて食傷気味だった。
最後は目出度い終わり方だが、地球と怪獣王国の裂け目を一度破壊したところで、その裂け目をまた敵に作られたらきりがないんじゃないかという気もする。
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