ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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地球で生きる女、宇宙で生きる男
今年の映画の中では一番印象に残った作品です。映像のすごさと言ったら…もう感無量です。
宇宙空間という要素をエンタメとして十分に生かしていたと思います。しかも極力その要素を映画だからと無視せずエンタメとして作り上げたのがすごい。普通ならば表現が難しいために避けようとするものをこの映画は最後まで妥協しない。それどころかそれが見ているこっちまで宇宙空間を体験しているような作品になっていたと思います。
あと二人の登場人物、サンドラさん演じるライアンとクルーニーさん演じるコワルスキーもいい。特にコワルスキーはいいキャラクターで、まさに絵に書いたような少年といった感じで宇宙をこよなく愛するロマンチストなキャラが好印象。しかもどんな非常事態も冷静に対処、まさにナイスガイ。それをジョージクルーニーの好演…というよりか素で演じてるんでは?と思うくらいの演技力によりコワルスキというキャラがより深みを増します。
サンドラブロックさんも素晴らしい。ほぼ出ずっぱりな彼女ですが、最後までライアンの心境を上手く表現できていたと思ういます。序盤の漂流された時の演技なんかは必見です。
そんな二人の宇宙に対する認識の違いがなんとなく面白い。ライアンは宇宙というものをなんとなく自分の都合のいい場所として認識している、つまり彼女の悲惨な過去から遠ざかるための場所といった感じ。それに対してコワルスキーは宇宙から見る地球の虜になっている様子で、妻から見放されたにも関わらずそんなものはお構いなしといった感じ。
そう考えると死という現実を目の前にしてどうのようにそれを受け入れるか。その問いに対する二人の決断は納得がいく気がします。コワルスキーはライアンのためにあんな行動をとったとはいえ、最後まで地球を堪能しているあたり、この大好きな宇宙での死をすんなりと受け入れていたんだろうなと思った。
一方のライアンは過去と向き合うことを選び、コワルスキーと交わした最後の言葉を胸に地球への帰還を選択する。生きようとする意志を身に着けた彼女のその吹っ切れ感と根性と言ったら、生命力に満ち溢れています。ラスト数十分の彼女は目が離せません。
そして何よりスティーブンプライスさんによる音楽が素晴らしかったです。宇宙空間は無音。なので効果音での表現が基本的にできないため、ほとんどが音楽で補わなければならない状態。
それを彼はキャラクターの心境の表現と共に、各シーンに合った音楽を見事に提供できていたと思います。耳障りに聞こえることもなく、不自然さもなく、最後なんかもう感動もんです。
映像、演出、音楽、ストーリー、どれも満点に近い映画でした。ぜひ設備のいい映画館で見ることをお勧めします。
終始ハラハラ。今年一番のヒット作
二人が宇宙に放たれてしまってからの
ハラハラ感は終始手に汗握る作品だった。
3Dで観賞したが、
無重力空間で浮遊する物体などは、
絶対にこの映画館でみてほしい。
何度も何度もチャンスに見放され
最後の最後で地球へ戻れる術を
見つけた時の感動
是非とも巨大スクリーンで見てほしい
宇宙空間からのサバイバル
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニー主演の宇宙空間での事故からのサバイバル映画です。人物は二人しか登録せず、後半はサンドラ・ブロックの一人芝居です。宇宙空間がリアルに描かれていて映像的には迫力がありますが、サンドラ・ブロックの宇宙飛行士としてのスキルが低過ぎて、ストーリー的にご都合主義に見えてしまうのが残念です。
良作だけど、ほめすぎ。
良作だとは思う。ビジュアル的には大興奮。でも傑作じゃない。以下理由。
1.ジョージクルー二ーのキャラクターのKYぶり。
サンドラ・ブロックがパニックにおちいった時、落ち着かせようとして、くだらない事を話しかけてくるっていうのはわかる。でも、しつこすぎ。「残りの酸素1パーセント」の人に、返事の必要な話をベラベラすんなよ。お前のせいで酸素が減るだろうが!
宇宙ステーションへ避難しようとして「最後の1回か2回のジェットしか残ってない」、みたいな事言ってたけど、勢いありすぎて、二人とも宇宙ステーションに衝突・・。え?慣性の法則で少しだけ「シュッ」て出せば勝手にそっちの方角に行くんじゃないの?そういうソフトなタッチでちゃんとオープニングでは操縦できてたよね?なんで大事な時に急にに荒くなるの?
死んでからの夢のシーンですら、サンドラ・ブロックがまだヘルメット付けてないタイミングでハッチを開けてズカズカ入ってきて、どこまでKYなのか?とイライラ。
2.サンドラブロックのキャラクターがメンタル弱すぎ。
多分、娘が亡くなった事の悲しみを克服する人間の成長を描きたかったんだと思うけど、サンドラブロックが全然宇宙飛行士に選ばれるようなメンタルじゃない。中盤のソユーズ?に移ってからのくだりで、絶望するのが早すぎる。ベストを尽くした後、打つ手がなくて死を覚悟するっていう、描写がない。少なくとも、それが観客にはまったく伝わってない。ただ単に「弱すぎる人」のように見えてしまう。
最後に、もう一つ言うと、この映画の映像は素晴らしいのだけど、宣伝に疑問を感じる。実はこの映画、それほどビジュアルとしては目新しくはない。「2001年」や「ジュラシックパーク」をリアルタイムで見た人が感じたような、「こんな映像今まで見たことがない」というタイプの映画ではない。
宣伝でやたら映像革命と言ってるけど、基本的には今までのCG技術の複雑で丁寧な積み重ねで出来ている映画だと思う。(というか、そこがすごいのだけど。)
ひょっとしたら、宇宙ステーション内などのカメラワークを考えるとステーション内だけでなく、サンドラブロックの体もスキャニングしたフル3DCGだったのかもだが、それは既に他の映画でもやられている事。
カメラワーク等様々な乗り越えるべき技術面の苦労があったのは理解できるが、そもそも一般の観客は「どれだけ手間がかかったか」を見に映画館に足を運んでいるわけではない。
「映像革命だ」とか言ってるメディアの人に「じゃあどこが具体的に新しいの?」と聞いても答えられないような気がする。
呼吸が困難
凄い緊張感でした。
足場のない宇宙空間の恐ろしさが想像し易くなりました。
ただ主人公が過去を語った後「果たしてこんな心理的に弱点を持った人間が宇宙飛行士として選ばれるんだろうか」というストーリーに関係のない疑問を持ってしまい、そこからちょっと映画から意識が離れてしまった。
他の方のレヴューを読んだらimax版で観直したくなってしまった。
キャスト2人! 歴史的
本当に2人だけで成り立つのか?と思って見に行き、思いながら観たが、できちゃうんだなあ。
描写も緻密で、リアル感充分な感じ。
しかし無重力状態どうやって撮影しているの?
SEも静寂が逆にリアルで恐ろしい。
途中のジョージ・クルーニーが戻ってくるエピソードもとても宜し!これこそが映画!
2Dで観たけど3Dだとまた見応えあるだろうな
帰る場所がある幸福
「無」とも思える宇宙空間にほうり出される恐怖、救うすべのない遭難者。絶望的な状況の中に、グイグイ引きこまれて、いつの間にか自分自身がサンドラブロックの立場に立たされた。
必死にしがみ付こうと手をジタバタさせたりしてた(笑)
3Dだから破片が飛んでくるたびに、瞬きしてしまう(笑)
音のない世界。
呟きの一つ一つが重くて、後に後に響いてくる。
サンドラブロックの体が綺麗で、何度も生を意識させる映像がでてきて鳥肌たった。
人が形づくられ育まれ産みでる、その一連を見たような、思わぬ感覚を味わえた。
生命は最初に重力を得る
孤独と無重力という恐怖、葛藤、選択、これに打ち勝つことで産まれる事ができる
それは1人でも、1つの文明でも、1つの生命でも
宇宙空間と子宮の中で人間は余りにも無力、運命
しかし、無重力から重量を得ようとする
最後は米露中で受精して、海から地上へ
アフリカ音楽で産まれ立ち上がり一歩踏み出し
そして最後の最後に発射シーケンスのカウント3.2.1
素晴らしいですゼログラビティ
宇宙遊泳してみたい!
もう最高の映画でした!宇宙で生き延びるのはむずかしい。だからこそ大気圏再突入で地球に帰還するシーンは思わず泣けてしまった。
この映画を観た後、宇宙空間に適当な大きさの空間を透明なケースで作って、その中で宇宙遊泳してみたいと思った。その空間より外にはいかないから安全なはずだ。いつかそんなことができる時代がくるといいな。
孤独と不安と
無重力世界を不自然さを感じさせず見事に描ききった映像は賞賛に値しますが、
この作品の真に素晴らしい点は舞台と視点の限定化にあると思う。
宇宙開発における事故と生還を扱った作品といえば『アポロ13』を思い浮かべる人も多いと思いますが、あちらでは宇宙飛行士を救出するべく地上の基地との連携が肝となっていますが、本作では地上のヒューストン基地は通信による音声でしか描かれず、しかもその通信は事故後は一切途絶えてしまうのだ。
勿論、ヒューストンの人達も主人公達を助けようと尽力している事でしょう。
ですが、それを描けば地上との絆が生まれてしまう。
その絆は希望になり安心感に繋がってしまう。
この映画は、その絆を排除することで登場人物にとってだけで無く我々に観客にも、広大な宇宙空間に閉じ込められた孤独と不安とを与えてくれます。
その演出が見事なカメラワークと映像表現と一体化して、画面に引き込まれそうな錯覚を感じさせてくれます。
そして感謝する
まさに体感ムービー。
人は重力や空気や温度が無ければ生きていけない。
当たり前すぎて、普段考えもしなかった事がヒシヒシと迫ってくる。
人智ではコントロール出来ないアクシデントの数々に、偶然によって生かされている存在なんだと痛感する。
サンドラ最後のセリフ「ありがとう」が腑に落ちる。
助けてくれた同僚に対して、生き残った偶然に対して。
そして湖を泳ぐ蛙、虫の音に。土の感触に。生きていることに。
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柄にもなく生命讃歌な感想を持った私に、知人が一言。
「ほんとは途中でサンドラさんは命尽きてたんじゃないの?」と。
えぇっ???そんな映画だった?
「エスキモーの犬の鳴き声以降、描写が変わったでしょ」と。
確かに、後半不思議な描写もあった。例えば中国船と言えどもスイッチが漢字とかリアリティに欠くし(その他いろいろ…)。だから後半は別の世界なんじゃないかと。知人にとっては、生死の境目に人生を振り返り、受け入れ、死と向き合う映画だった。
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二人の見方は全く違うがそれで良いんじゃないかと思う。
シンプルなストーリーなだけに様々な見方が出来る。もっと別な見方、楽しみ方もあるだろう。余計なことは考えずに頭をからっぽにして宇宙体験するだけでも充分に面白いと思う。
観客が自由に体感出来るように作ってある映画だと思った。
科学的に考えて
これ、言われてるほど感動しなかった。
ところどころ違和感が大きくてあまり集中できなかった。
まず、マットがロープを放すシーンでは謎の力が働いてた。ロープが張って一度静止したなら、ちょっと引っ張るだけで引き寄せられるはずなのに。マットとライアンのあいだに斥力でも働いてるんじゃないって感じの動きだった。
ISSの中にあった火だって燃え方おかしいんじゃなかろうか。対流が起きにくいから火は青く、丸くなるはず。そもそも条件が揃ってないと多分あそこまで広く燃えない。あんな派手に燃やす実験ないだろうから正確にはわからないけど。
船内でのライアンの動きも慣性とか慣性モーメントとか無視したようなのがところどころあった。
しかも、衛星はひとりでに大気圏突入しようとするし、どんな動作もボタン一つで開始するし、冗長系なんてなかったかのようにいろいろ使い物にならなくなるし。宇宙技術を開発するときに技術者が一体どれほど脳を使い潰して設計してると思ってるんだよ。
更には、序盤の通信機器を修理しているシーンで、あなたがスペシャリストだからあなたに任せるとか言ってる。いやいや、マニュアルしっかり確認してダブルチェックしろよ。一人に完全に任せるとか、一体その機器を宇宙に送るのにどれだけ金かけたと思ってるんだよと。
ライアンもメンタル弱すぎる。異常事態になったらすぐ喚いたりあきらめたりするし。動きも常に超どんくさくて見ていてイライラした。あんな人間がそもそも宇宙に行くことが出来るだろうか?たとえ近未来で宇宙に行きやすくなっていたとしても、あんな「お荷物」を宇宙に飛ばすだけの金はどんな国にも無いと思う。宇宙に行ってまでやりたいことがある人間があんな簡単に生きるのを諦めるかね?そんなメンタルが弱い人間が、デブリが弾丸並のスピードで近づいてるってのに作業続けようとするし。あれこそ怖くて動けなくなるだろうよ。散弾銃を数十秒間連射され続けてるようなもんなんだから。
音の演出とかでなるべくリアルな宇宙を描こうとしている印象があったから逆に色々違和感が強調されて集中できなかった。映画的演出って言葉じゃちょっと擁護しきれないくらいには不自然な点が多かったんじゃないだろうか。
でも、序盤の演出はなかなか良かった。下手なホラー映画よりはよっぽど怖かったよ。怖いの苦手なんだよ勘弁してくれよ、と思いつつ見てた。
劇場で体験すべき3D映画!しかしそれだけではない。
宇宙空間を漂う映像を3Dで観るだけで恍惚と出来て、さらに気を抜いたら発生するサンドラ•ブロックの非常事態にヒヤヒヤ&ハラハラ!
大満足の映画体験必至でございます。
サンドラ・ブロックが初めて宇宙服を脱ぐシーンは神々しくもエロチックな美しさがありました。
とはいえ、ただ映画体験としてすごい映画ではない。主人公が自身の過去や弱い自分と向き合い、それを克服して自身のジャッジを信じて生きてやると覚悟する胸熱映画であった。
(しかし、弱気になる時に信じたこともない神に願かけるってのは万国共通なんだな…)
ジョージ・クルーニーのナイスガイ加減もたまりません!
遊園地のアトラクションだね
この映画にスターツアーズやストームライダーあたりの匂いを感じている方々、大正解です。3D吹き替え版でたっぷり90分無重力を堪能できますよ!帰宅後に風呂の湯につかりながらバスタブの栓をぬけばラストシーンを脳内再生可能。余談ですが奇妙な日本語タイトルについて。大事なことなので2度出します的な本編のクドイ演出を見るに、批判殺到を狙った一種の炎上商法ですかね。
リアリティのある映像
まず特筆すべきは映像。3Dで見たのですが、自分がまるで本当に宇宙にいるかのような感覚に陥りました。
主人公目線の映像では回転したり、宇宙服で視界が極端に狭い様子などリアリティがあり、3D映画で酔ったことはないのですが、少し気持ち悪くなりました(特に前半)
ストーリー的にはよくここまでトラブルに見舞われるなというくらい、主人公が次々にトラブルに巻き込まれます(笑)
手始めに衛星の破片が超高速で飛んでくる。破片で母艦が木っ端微塵に破壊され、命綱が切れて宇宙に流される。酸素がなくなる。自分以外は全員亡くなり孤独になる。無重力での姿勢制御の難しさ。燃料切れで動けなくなる。避難先の基地でも次々に爆発が起こる。中国製の小さなポッドで灼熱の大気圏を通過しなければならなくなり、ようやく地表に辿り着くもそこは海で溺れ死にそうになるなど。
主人公の鈍くささも相まってトラブル続き。ハラハラします(イライラもする)。
ストーリーに奥深さはありませんが、エンターテイメントとして単純に楽しめる映画だと思います。
あと尺も短くてちょうどいい。これを2時間以上見せられたら疲れます。
是非!アカデミー作品賞受賞してほしい
さて、今日は・・ちょいと先行して見に行ってしまった
★★★『ゼロ・グラビティ』の感想。★★★
先行というのは・・
この映画・・みなさんの感想では断然「IMAX」押しなんですよねぇ~^^;
なので・・このお正月休みを利用して~の福岡の「キャナルシティ博多」の「IMAX」シアターの3Dで見る気いっぱいだったんですよ~( ̄ー ̄)ニヤリ
しか~し・・。っといろいろありまして
今日、観てきましたぁ~w
この映画の代わりになり得る作品がないんですよね~w
「キャプテンフィリップス」は・・先週観てしまったしね^^;
さてさて・・この『ゼロ・グラビティ』
なにやら、アカデミー賞候補作と、騒がれております。
結論からいうと・・是非とも受賞してほしいですね!!
作品としてのパワーは、ものすごいです!!
監督のアルフォンソ・キュアロン。
ものすご~く、坦々とした感じのタンパクな演出かなぁ~^^;って前作の「トゥモローワールド」の時に感じてたのですが・・。
逆に、その冷徹なまでの客観視が、むちゃくちゃ生きてると思いました。
宇宙空間の無慈悲さ。
そして、何事も、簡単に思ったとおりにいかない・・むしろ、それが当たり前でしょ?
っと坦々と語られる演出に・・・
逆に、広い宇宙空間なのに・・なんとも、人が存在できない息苦しさが全編にギュッと存在し
観てる僕たち観客は・・その中に、強制的に連れ去られてしまう。
地球上だと、普通に・・足を動かせば前にすすめるし・・一般的に、手足を使ってコントロールが効く。
ただ・・宇宙空間では、なんの役にもたたない手足。
この・・頼り無さの怖さ。
そこに、抗えない力が・・次々に襲いかかる。
自力で動けないとこに・・破壊された人工衛星のデブリが機関銃の弾のごとく・・襲いかかる。
去年の今頃・・見た
「ライフ・オブ・パイ」の時に感じた以上の・・
ある意味・・宗教観って感じの部分。
生きる意味や・・生きてる事の大事さ・・
また・・実際に 死 に直面した時の、どうしようもない・・絶望感の強烈さ。
そういったものが、ごっそり詰まった映画です。
で・・George Clooneyがかっこいい!!
Sandra Bullockって、こんなに演技うまかったっけ?ってくらいに・・Sandra Bullockの演技全開です!!
去年の「レ・ミゼラブル」のAnne Hathawayに匹敵します!!
『ゼロ・グラビティ』まじで・・泣きました。
あと・・音楽がいいです!
音のない宇宙空間を絶妙に表現してる音楽は・・本当に引き込まれます。
あ・・一応、3D で観るべき映画です。
あと・・3D酔 に注意かな?
かなり・・無重力体験できます。
本気で入り込める人にとっては・・・これほどの現実逃避映画は、なかなかないかもw
今シーズン、一番のオススメですね!!
3Dじゃないとと観る価値がわからない映画です。
映像や音声の使い分けや演出は良かった。
ただし、マットの最初とラスト手前のみ出演して後は放置とか、ライアンが着用している宇宙服の酸素の減り方とかが変すぎるぞ。
哲学、あるいは禅問答…
初めてのIMAX体験に大満足!
コレは…圧巻!
圧倒的な映像、画面の説得力の勝利。
そしてサンドラ・ブロック起用の企画勝ちでしたね。
とりあえず宇宙空間は恐ろしい…
てのが鑑賞後一番の感想でした。
が、いやはや…日が経てば経つほど深みが増すこの作品の恐ろしさ!涙
長回しの驚異の説得力とか、技術的な事は他の方に任せる。
なぜ、序盤ライアンが、観ていてイライラする程にテンパりなのか。
なぜ、「GRAVITY(原題)」が二回。劇中で繰り返されるのか。
絶対的な無力、孤独の中で。
人は何を見るのか…
ぶっちゃけ、良質だけど、一本道の生還スリラー。
予告まんまで映画は終わります。
だけど3Dという技術と、圧倒的な映像美を。
新次元体験と、革命と言って過言ではなく使いながら…
作品テーマに必要不可欠なものとして織り込んだキュアロン監督の神業!涙
ご興味有るならば、せめて3D鑑賞はデフォルトで!
私は未だこの世に、GRAVITYが見つからない…涙
ほんとに宇宙空間に居るようでした
ドラマであるので
主人公ライアンが投げ出されてしまって、なんでそんなに早く見つかるねん?とか(余程コワルスキーの操縦がうまいのか?)(コワルスキーってどうしても小悪(コワル)と覚えてしまった小生(笑))
飛んでくる破片に主人公たちだけはぶつからず生き残るというところはありますが。。
けど、浮遊感とか無音感はたまた宇宙服を通して伝わってくる音、呼吸音とか
宇宙服の中からの目線も何度か見せてくれて
地球(現実)から離れて宇宙に置かれている感は十分に体感できました。
今までにない映像、音響の映画ですね。
投げ出されて、都合よく(笑)近くにISSを見つけて「どこでもいいからつかまれー」と言われて必死にしがみつこうとするところは
「早くつかまれー!」と応援するように手に力が入りましたね。
慣性があるので一回反射したらステーションから離れてしまうのでは?と思ったりしましたが。
本人は宇宙へ行きたくて来ているのにトラブルが起こり「宇宙なんて嫌い!」と言いだしたり、
夢を見て来ていた宇宙で人生を終える人もいるんだなあと、人生的なところも垣間見ることができました。
宇宙ってあんな感じなんだろうなあ、と。
全149件中、121~140件目を表示