ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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新感覚Movie
新感覚の映画。
ビジュアル的部分は先日のアカデミー賞では高齢者・権威主義が昨今問題視されている頭のとってもお堅い審査委員陣をも納得させた映像・音響部門独占という結果が表す通り、スピード感・躍動感・美観など期待に違わない新しい映像と言っても過言ではない。
ただ、そこをクローズアップされがちだが、それに加え、鑑賞者から評価されるのはストーリーの構成が素晴らしい。自分が主演女優のサンドラブロックの幾度となく襲われ続ける得も言わぬ孤独と恐怖を共有してしまう臨場感。大女優と言ってそん色ない彼女の迫真の演技力が今までにない新鮮な『宇宙物語』を惹きたてる。
サンドラブロックの存在感の影に隠れてしまうが、ジョージ・クルーニーのとぼけた2枚目役も隠し味のように映画をお洒落に彩る。 お勧め映画です。
よかった。主人公になりきった
内容はないよー
GRASP
秀逸。
ライアンが死を覚悟した時に現れたコワルスキーが放った台詞。
「着陸は発射と同じ」
ここでの「着陸」は「死」を、「発射」は「生きる」ことを隠喩しているのだと気付いた瞬間、この映画の観方が180度 SFから哲学映画に変わった。
宇宙空間でライアンは幾度となく極限状態の「死」を体感する。
次々と襲いかかる危機は、まさにサンドラ・ブロックが語る「トンネルの先に光がなさそうな時」である。宇宙は、我々が非常事態の時に感じる孤独感や緊張、恐怖感とも似ている。
そのような死と生が表裏一体の状況でも、必死に生きようと何かにつかまろうとするライアンの姿に、GRAVITYを感じる。
ライアンが生きる為に必死につかんでいたロープからは、自分で自分の命綱を選択して生きろ というメッセージが隠されているようにも感じた。
そしてそれは「諦めることも学べ」と言って、自ら命綱のロープを離したコワルスキーの言動からも。
劇中で印象に残っている映像は、漆黒の宇宙と対比して自転している青々とした地球。
映画の中での地球は生きることの象徴であるし、それを諦めないライアンも「私の瞳はブルーに見えるが実はブラウン」と言っていた。
そしてライアンが映画の最後に、しっかりとブラウンの大地をつかんだところが秀逸。
重力に逆らいながらも生きていく意味。
この映画の素晴らしさは、映像の美しさや技術面だけではない。
強烈な死生観を映像と言葉で訴えかけてくれる。
3D眼鏡使用前提の映画で、チケット購入を
アトラクション
臨場感とドキドキ感
アトラクションみたい
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