ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
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美しい、そして恐ろしい
噂には聞いていましたが、確かにこれは凄かったですね!
まさしく無重力体感型ムービーでした。
奥行きのある3D映像自体も本当に素晴らしかったのですが、とにかく臨場感あふれる体感度がもう半端じゃなかった印象です。
宇宙空間を実際体験したことはないので(当たり前ですが)、リアリティがあったのかどうかはよく分かりませんが、少なくとも宇宙空間を疑似体験したような感覚を味わうことは出来た映画でしたよね。
これを大画面で堪能しない手はないでしょう。
私は劇場で見なければ意味がないとか、3DやIMAXで見なければ意味が無いと言う言葉はあまり好きではないのですが、この映画に限ってはその手の意見に大賛成。
それプラス、出来れば字幕版でサンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニーの息遣いや台詞回しも体感して欲しい作品ですね。
無重力体感型ムービーなのは、映像だけのものじゃなく役者の演技込みでの無重力体感型ムービーだったと思うので。
それにしても、サンドラ・ブロックの演技は本当に素晴らしかったですね。
彼女の演技から、極限様態の心情が手に取るように伝わってきました。
そして、生きる意欲を取り戻してからの力強さには思わず熱くさせられました。
小難しいことは抜きに、単純にサンドラ・ブロックを体感するだけでも一見の価値ありだったと思いましたよ。
まあ細かく突き詰めれば科学的な矛盾点等のある作品なのかもしれませんが、そんなことなんてどうでも良くなるぐらい、宇宙の美しさと宇宙の怖さを体感できる素晴らしい作品だったと思いました!
ちなみに、声の出演にエド・ハリスの名前がありましたよね。
ちょっとだけビックリ・・・したような、そうでもないような・・・。
よかった
良いんだけど…・・
ぜひ3DIMAXで!
3DIMAX試写会という何とも贅沢な試写会に招待いただきながら、レビューが後回しになってしまいました。
まずIMAXの真骨頂発揮で、まるでサンドラ・ブロックと一緒になって宇宙空間を浮遊しているかのような映像体験をすることができました。2Dや3Dで既にご覧になった人もディズニーのアトラクションへ何度も通うような気持ちになって、ぜひIMAX版の鑑賞をお勧めします。音場感と臨場感が凄いのです。
たった一人で宇宙空間に放り出される主人公が地球に戻るまでを描いた本作は、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーのオスカー俳優同士の二人だけが共演するという究極のシンプルさ。台詞も少なめで、一つ一つの場面でキュアロン監督が仕掛けたメタファーとサンドラの演技力だけでドラマを進めていくという、出演者にとってはごまかしの利かない完璧な演技が求められた作品だけに、それを見事にこなしたサンドラに惜しみなく賞賛を浴びせたいと思います。
舞台は、地球の上空60万メートルのスペースシャトルの船外。青く輝く地球を背景に、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーの陽気なサポートを受けながら、ライアン・ストーン博士は通信システムの修復にあたっていました。彼女は、ハッブル望遠鏡の通信システムを修理するため、特別に招かれた技術者でした。そこへ作業中止の緊急連絡がヒューストンから発せられます。それは、地球の反対側で他国が爆破処理した人工衛星の破片(デブリ)が、ほかの人工衛星を連鎖的に破壊し、大群となって向かっているという警告でした。
地球を周回するデブリの速度は秒速8キロ。デブリの大群は瞬く間にライアンたちに襲いかかりシャトルは大破。ライアンは命綱を付けた宇宙空間へアームごと放り出されてしまいます。無重力空間では、一度力が加わると、その物体は永遠に動き続けるため、命綱を断ち切られたら漆黒の闇の中に吸い込まれていく以外なすすべはありません。
、冒頭からここまでの13分間が途切れることない長回しシーン。一気に作品世界に飲み込まれていきました。最初は傍観者だった観客も、遭難時点からライアン目線に切り替わってしまいます。何しろキュアロン監督は、ロングショットとクローズアップを繰り返す変幻自在のカメラワークで、心拍と無音状態を巧みに使い分け、宇宙空間の恐怖を突きつけてくるのです。これには思わずライアンの置かれた状況に感情移入してしまわずにはおれませんでした。
そしてライアンには、ゼロ・グラビティの宇宙空間の厳しさが襲いかかってきます。ヒューストンとの交信が途絶え、コワルスキーともはぐれてて、おまけに酸素は残りわずか……。宇宙での極限状態を描いたキュアロン監督の「アポロ13」を超える絶望的状況。そこには、漆黒の闇に青く輝く地球だけが眩しいくらいに美しく漂うだけでした。
とかく映像面に注目されがちな本作ですが、ライアンに託されたエモーショナルな表現にも注目してほしいと思います。幼い娘を事故で亡くした喪失感。それは地球へ帰還しても生きがいがなく、戻る理由がなのではないかというライアンの絶望に繋がったのでした。なので、中国の宇宙ステーションまでライアンが辿りついたとき、彼女は過酷な現状に打ちのめされて、生還を諦めてしまうのです。それを勇気づけたのがコワルスキーでした。ライアンとはぐれたとき、宇宙遊泳をしてここまで来たというコワルスキーの何ともいえない頼もしさ。ジョージ・クルーニーならではの存在感がたまりません。彼の説得でライアンは決意を新たに地球への生還を目指すのでした。
単なるパニック映画にとどまらないのは、その過程で彼女が生きる意味を見いだしていく姿が、力強く描かれているからでしょう。
それにしても、体の自由が利かない状況で、目と呼吸で恐怖を表現するしかなかったサンドラの渾身の演技が素晴らしかったです。身体が動かせない分、内面や感情をより深く掘り下げる必要がでてきます。全編を通じてライアンの思いはヒシヒシと伝わってきました。撮影では12本のワイヤを「人形師」と呼ばれる専門家が操作し、宙を舞ういう撮影方法だったようです。そして、高さ6メートル、幅3メートルの特殊装置の中に長時間、1人で閉じこめられたというからかなりのストレスを感じたことでしょう。彼女は、そんな撮影で感じた孤独感もライアンの感情演技に活用したのでした。
ところで、ライアンが体を丸める仕草がまるで胎児のように見えました。そして宇宙船内に浮かぶ水滴は、ライアンを潤すばかりでなく、生命の起源を象徴するものとしての「水」なのだろうと思います。
つまり、逆境を通じて生還への可能性を探るライアンはまさに胎児であり、地球は母の象徴として描かれているのでしょう。
だから、本作の本当の主役は地球ではないかと思えました。
実際に宇宙へ行った飛行士の中には、地上で繰り広げられる戦争や紛争といった人々の愚かさを痛感するようになったという声も多く聞かされます。クライマックスでは、生きとし生けるものへのいとおしさがスクリーンから強く感じられました。
魚から両生類やは虫類、さらに4足歩行のほ乳類から2足歩行の人間へといった生命の進化をうかがわせる表現も出てきます。カエルが泳ぎ、蜂が飛ぶ。大人になると、そんなことに関心さえ持たなくなってしまうもの。この作品では、宇宙から見た地球も意思を持った生き物のように描かれます。サンドラの旅を通して、母なる地球のかけがえのなさに気づべき作品なんだろうと思います。そしてライアンが生き延びようとしたように、人類が他の生物と違うのは、生き延びようとする意思を反映させることができるところにあるんだということが、キュアロン監督が本作に託した皆さんへのメッセージではないでしょうか。
宇宙そして地球を感じさせてくれる映画です
地球軌道上、そこは人工衛星で満ちている。ゴミも含めてである。
我が国の若田さんも、そこでミッションを行ったりしている。
そうした見慣れた光景が、一瞬にしてパニック状態に変わる。
誰もが絶望してしまう状況、不可能からの生還の物語である。
映像的には、宇宙からの地球の美しさを追体験できる。
そして、多くの海や山での遭難の事例において、生死を分けたのはその人の生へのこだわり(希望)である。宇宙では、酸素残量が0になれば即死を意味する(「サンクタム」でも同じか)。
主人公のサンドラ・ブロックが、ジョージ・クルーニーに教わった「必ず方法はある」を思い起こし、実践する話である。
「永遠の0」で主人公宮部久蔵(岡田准一)が部下たちに、安易に死に急いではいけないこと、生き残る可能性に賭けることを諭していたことと共通すると実感した。
宇宙空間での飛び移りシーンでは、何度もはらはらした。
観賞後の気分がよい作品である。
この細かさはおもてなし?
没入感のある3D
宇宙空間でトラブルに立ち向かうライアン・ストーン博士。必要な技術を持つ彼女が短期間の訓練で宇宙に送られたらしく、無重力の対処が未熟で不安げな彼女を襲う危機にハラハラし通しでした。
"彼女"の"今"に徹しているのがすごくエラいと思いました、根性あると思いました。
演じ切ったサンドラ・ブロックもとてもエラいと思いました。涙も笑顔も、しっかりと重みがありました。
吹替え3Dで鑑賞。すごく立体感があるとは思わなかったけど、没入感がありました。身体がフッと飛散物をよけちゃったし、帰り、重力がいつもより多めな感じがしました。
機会があり字幕2Dでも鑑賞、浮遊感はなぜだか3Dより多く感じられました。吹替えも違和感はなかったけれど、ジョージ・クルーニーの温かく落ち着いた渋甘な声、役柄にぴったりです。
奇跡の偶然の生還
物語の進行は無理があるものの酸素の無い大気圏外でどうやって生還するかが、リアルに描かれている。
しかしどうして中国の宇宙ステーションが存在するのか首を傾げる。
ISSはロシアも含めた国際宇宙ステーションなのに、中国単独で宇宙ステーションが建造されたり、神舟で宇宙ステーションにドッキングできたりする技術があるはずが無いと思う。
この辺で、合衆国は中国の急速な宇宙開発技術を警戒している気もする。
現実に月面着陸は日本のJAXAを抜いてしまった程だから。
どうせ神舟はロシアの宇宙開発技術のデッドコピーにしか過ぎないと思うから。
残念ながら技術立国ニッポンを合衆国が認めなくなってきているのも感じた。
また、スペースデブリの怖さはリアルに描かれている様に思います。ます。
アトラクション
地球で生きる女、宇宙で生きる男
今年の映画の中では一番印象に残った作品です。映像のすごさと言ったら…もう感無量です。
宇宙空間という要素をエンタメとして十分に生かしていたと思います。しかも極力その要素を映画だからと無視せずエンタメとして作り上げたのがすごい。普通ならば表現が難しいために避けようとするものをこの映画は最後まで妥協しない。それどころかそれが見ているこっちまで宇宙空間を体験しているような作品になっていたと思います。
あと二人の登場人物、サンドラさん演じるライアンとクルーニーさん演じるコワルスキーもいい。特にコワルスキーはいいキャラクターで、まさに絵に書いたような少年といった感じで宇宙をこよなく愛するロマンチストなキャラが好印象。しかもどんな非常事態も冷静に対処、まさにナイスガイ。それをジョージクルーニーの好演…というよりか素で演じてるんでは?と思うくらいの演技力によりコワルスキというキャラがより深みを増します。
サンドラブロックさんも素晴らしい。ほぼ出ずっぱりな彼女ですが、最後までライアンの心境を上手く表現できていたと思ういます。序盤の漂流された時の演技なんかは必見です。
そんな二人の宇宙に対する認識の違いがなんとなく面白い。ライアンは宇宙というものをなんとなく自分の都合のいい場所として認識している、つまり彼女の悲惨な過去から遠ざかるための場所といった感じ。それに対してコワルスキーは宇宙から見る地球の虜になっている様子で、妻から見放されたにも関わらずそんなものはお構いなしといった感じ。
そう考えると死という現実を目の前にしてどうのようにそれを受け入れるか。その問いに対する二人の決断は納得がいく気がします。コワルスキーはライアンのためにあんな行動をとったとはいえ、最後まで地球を堪能しているあたり、この大好きな宇宙での死をすんなりと受け入れていたんだろうなと思った。
一方のライアンは過去と向き合うことを選び、コワルスキーと交わした最後の言葉を胸に地球への帰還を選択する。生きようとする意志を身に着けた彼女のその吹っ切れ感と根性と言ったら、生命力に満ち溢れています。ラスト数十分の彼女は目が離せません。
そして何よりスティーブンプライスさんによる音楽が素晴らしかったです。宇宙空間は無音。なので効果音での表現が基本的にできないため、ほとんどが音楽で補わなければならない状態。
それを彼はキャラクターの心境の表現と共に、各シーンに合った音楽を見事に提供できていたと思います。耳障りに聞こえることもなく、不自然さもなく、最後なんかもう感動もんです。
映像、演出、音楽、ストーリー、どれも満点に近い映画でした。ぜひ設備のいい映画館で見ることをお勧めします。
光と闇が満ちる世界
う~ん!!!
無重力体験!
3DIMAXで鑑賞。
とにかく迫力が凄い!
いろんなモノがビュンビュン飛びます!
主人公もぐるぐるビュンビュンです。
ココ最近3ヶ月間で一番心拍数が上がった気がします。
なので、3Dで酔いやすいなーという人はちょっと注意ですね。
ですが、そうでない人は、是非とも3Dで観てください!宇宙の映像の美しさにハッとします。
迫力だけと言うわけでなく、ストーリーもしっかりしているので入り込めます。
極限状態の中で、弱い自分を変える主人公がしっかり丁寧に描かれていて、とても引き込まれました。
恐らく自分がこれから先、一生体験しないであろう宇宙空間を体験した気になりました。
そして地球がどれほど人間が生きていくのに適した場所なのかを痛感。酸素吸えるって幸せ。
遊園地やテーマパークのアトラクションに乗るのが好きな人にオススメ!
ゼログラビティー
終始ハラハラ。今年一番のヒット作
二人が宇宙に放たれてしまってからの
ハラハラ感は終始手に汗握る作品だった。
3Dで観賞したが、
無重力空間で浮遊する物体などは、
絶対にこの映画館でみてほしい。
何度も何度もチャンスに見放され
最後の最後で地球へ戻れる術を
見つけた時の感動
是非とも巨大スクリーンで見てほしい
ブラボー!!
すごかった!
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