ゼロ・グラビティのレビュー・感想・評価
全678件中、541~560件目を表示
ぜひ3DIMAXで!
3DIMAX試写会という何とも贅沢な試写会に招待いただきながら、レビューが後回しになってしまいました。
まずIMAXの真骨頂発揮で、まるでサンドラ・ブロックと一緒になって宇宙空間を浮遊しているかのような映像体験をすることができました。2Dや3Dで既にご覧になった人もディズニーのアトラクションへ何度も通うような気持ちになって、ぜひIMAX版の鑑賞をお勧めします。音場感と臨場感が凄いのです。
たった一人で宇宙空間に放り出される主人公が地球に戻るまでを描いた本作は、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーのオスカー俳優同士の二人だけが共演するという究極のシンプルさ。台詞も少なめで、一つ一つの場面でキュアロン監督が仕掛けたメタファーとサンドラの演技力だけでドラマを進めていくという、出演者にとってはごまかしの利かない完璧な演技が求められた作品だけに、それを見事にこなしたサンドラに惜しみなく賞賛を浴びせたいと思います。
舞台は、地球の上空60万メートルのスペースシャトルの船外。青く輝く地球を背景に、ベテラン宇宙飛行士マット・コワルスキーの陽気なサポートを受けながら、ライアン・ストーン博士は通信システムの修復にあたっていました。彼女は、ハッブル望遠鏡の通信システムを修理するため、特別に招かれた技術者でした。そこへ作業中止の緊急連絡がヒューストンから発せられます。それは、地球の反対側で他国が爆破処理した人工衛星の破片(デブリ)が、ほかの人工衛星を連鎖的に破壊し、大群となって向かっているという警告でした。
地球を周回するデブリの速度は秒速8キロ。デブリの大群は瞬く間にライアンたちに襲いかかりシャトルは大破。ライアンは命綱を付けた宇宙空間へアームごと放り出されてしまいます。無重力空間では、一度力が加わると、その物体は永遠に動き続けるため、命綱を断ち切られたら漆黒の闇の中に吸い込まれていく以外なすすべはありません。
、冒頭からここまでの13分間が途切れることない長回しシーン。一気に作品世界に飲み込まれていきました。最初は傍観者だった観客も、遭難時点からライアン目線に切り替わってしまいます。何しろキュアロン監督は、ロングショットとクローズアップを繰り返す変幻自在のカメラワークで、心拍と無音状態を巧みに使い分け、宇宙空間の恐怖を突きつけてくるのです。これには思わずライアンの置かれた状況に感情移入してしまわずにはおれませんでした。
そしてライアンには、ゼロ・グラビティの宇宙空間の厳しさが襲いかかってきます。ヒューストンとの交信が途絶え、コワルスキーともはぐれてて、おまけに酸素は残りわずか……。宇宙での極限状態を描いたキュアロン監督の「アポロ13」を超える絶望的状況。そこには、漆黒の闇に青く輝く地球だけが眩しいくらいに美しく漂うだけでした。
とかく映像面に注目されがちな本作ですが、ライアンに託されたエモーショナルな表現にも注目してほしいと思います。幼い娘を事故で亡くした喪失感。それは地球へ帰還しても生きがいがなく、戻る理由がなのではないかというライアンの絶望に繋がったのでした。なので、中国の宇宙ステーションまでライアンが辿りついたとき、彼女は過酷な現状に打ちのめされて、生還を諦めてしまうのです。それを勇気づけたのがコワルスキーでした。ライアンとはぐれたとき、宇宙遊泳をしてここまで来たというコワルスキーの何ともいえない頼もしさ。ジョージ・クルーニーならではの存在感がたまりません。彼の説得でライアンは決意を新たに地球への生還を目指すのでした。
単なるパニック映画にとどまらないのは、その過程で彼女が生きる意味を見いだしていく姿が、力強く描かれているからでしょう。
それにしても、体の自由が利かない状況で、目と呼吸で恐怖を表現するしかなかったサンドラの渾身の演技が素晴らしかったです。身体が動かせない分、内面や感情をより深く掘り下げる必要がでてきます。全編を通じてライアンの思いはヒシヒシと伝わってきました。撮影では12本のワイヤを「人形師」と呼ばれる専門家が操作し、宙を舞ういう撮影方法だったようです。そして、高さ6メートル、幅3メートルの特殊装置の中に長時間、1人で閉じこめられたというからかなりのストレスを感じたことでしょう。彼女は、そんな撮影で感じた孤独感もライアンの感情演技に活用したのでした。
ところで、ライアンが体を丸める仕草がまるで胎児のように見えました。そして宇宙船内に浮かぶ水滴は、ライアンを潤すばかりでなく、生命の起源を象徴するものとしての「水」なのだろうと思います。
つまり、逆境を通じて生還への可能性を探るライアンはまさに胎児であり、地球は母の象徴として描かれているのでしょう。
だから、本作の本当の主役は地球ではないかと思えました。
実際に宇宙へ行った飛行士の中には、地上で繰り広げられる戦争や紛争といった人々の愚かさを痛感するようになったという声も多く聞かされます。クライマックスでは、生きとし生けるものへのいとおしさがスクリーンから強く感じられました。
魚から両生類やは虫類、さらに4足歩行のほ乳類から2足歩行の人間へといった生命の進化をうかがわせる表現も出てきます。カエルが泳ぎ、蜂が飛ぶ。大人になると、そんなことに関心さえ持たなくなってしまうもの。この作品では、宇宙から見た地球も意思を持った生き物のように描かれます。サンドラの旅を通して、母なる地球のかけがえのなさに気づべき作品なんだろうと思います。そしてライアンが生き延びようとしたように、人類が他の生物と違うのは、生き延びようとする意思を反映させることができるところにあるんだということが、キュアロン監督が本作に託した皆さんへのメッセージではないでしょうか。
宇宙そして地球を感じさせてくれる映画です
地球軌道上、そこは人工衛星で満ちている。ゴミも含めてである。
我が国の若田さんも、そこでミッションを行ったりしている。
そうした見慣れた光景が、一瞬にしてパニック状態に変わる。
誰もが絶望してしまう状況、不可能からの生還の物語である。
映像的には、宇宙からの地球の美しさを追体験できる。
そして、多くの海や山での遭難の事例において、生死を分けたのはその人の生へのこだわり(希望)である。宇宙では、酸素残量が0になれば即死を意味する(「サンクタム」でも同じか)。
主人公のサンドラ・ブロックが、ジョージ・クルーニーに教わった「必ず方法はある」を思い起こし、実践する話である。
「永遠の0」で主人公宮部久蔵(岡田准一)が部下たちに、安易に死に急いではいけないこと、生き残る可能性に賭けることを諭していたことと共通すると実感した。
宇宙空間での飛び移りシーンでは、何度もはらはらした。
観賞後の気分がよい作品である。
この細かさはおもてなし?
映像がリアルに見える。これは期待を遥かに超えていて多分、映画館のスクリーンでも全て表現しきれてないかも?サンドラ・ブロックが『宇宙なんか嫌い』と言うが観客も同意出来るくらいリアルです。
ただ、宇宙服の脱着をスイスイやっていて『今はあんなに便利なんだなー』と思ったら、パンフレットで山崎直子さんが『実際には気圧の調整に数時間かかります(笑)』との事でした。
とにかく映像がすごい!
宇宙を題材にあそこまでリアルに無重力感を再現できていて興奮しました!
出演者は限りなくすくなく、ほぼ2名であそこまで引き付ける内容に驚きでした。
ただ苦手なひとは映像をみて酔っちゃうかもしれませんね。
没入感のある3D
宇宙空間でトラブルに立ち向かうライアン・ストーン博士。必要な技術を持つ彼女が短期間の訓練で宇宙に送られたらしく、無重力の対処が未熟で不安げな彼女を襲う危機にハラハラし通しでした。
"彼女"の"今"に徹しているのがすごくエラいと思いました、根性あると思いました。
演じ切ったサンドラ・ブロックもとてもエラいと思いました。涙も笑顔も、しっかりと重みがありました。
吹替え3Dで鑑賞。すごく立体感があるとは思わなかったけど、没入感がありました。身体がフッと飛散物をよけちゃったし、帰り、重力がいつもより多めな感じがしました。
機会があり字幕2Dでも鑑賞、浮遊感はなぜだか3Dより多く感じられました。吹替えも違和感はなかったけれど、ジョージ・クルーニーの温かく落ち着いた渋甘な声、役柄にぴったりです。
奇跡の偶然の生還
物語の進行は無理があるものの酸素の無い大気圏外でどうやって生還するかが、リアルに描かれている。
しかしどうして中国の宇宙ステーションが存在するのか首を傾げる。
ISSはロシアも含めた国際宇宙ステーションなのに、中国単独で宇宙ステーションが建造されたり、神舟で宇宙ステーションにドッキングできたりする技術があるはずが無いと思う。
この辺で、合衆国は中国の急速な宇宙開発技術を警戒している気もする。
現実に月面着陸は日本のJAXAを抜いてしまった程だから。
どうせ神舟はロシアの宇宙開発技術のデッドコピーにしか過ぎないと思うから。
残念ながら技術立国ニッポンを合衆国が認めなくなってきているのも感じた。
また、スペースデブリの怖さはリアルに描かれている様に思います。ます。
アトラクション
最初に言いますが、この映画はオススメです!!迷っている方は是非見てください!
私は今年これが最後の映画(劇場で見るのわ)になるのですが、本当に見てよかったと思っています。映像も美しいですし、音やBGMも、もう何もかもすべてがよかったです。また、ストーリーもわかりやすく現実味があり自分がしているような体験ができます。私自身が、3Dで見たからっていうこともあるかもしれません。やはりこの映画は、劇場で見るなら3Dがいいかもしれませんね(笑)IMAX3Dがあるならもっといいかもしれません!
劇場に行き無重力体験をお楽しみください!!※人それぞれですが私は酔いませんでした。
地球で生きる女、宇宙で生きる男
今年の映画の中では一番印象に残った作品です。映像のすごさと言ったら…もう感無量です。
宇宙空間という要素をエンタメとして十分に生かしていたと思います。しかも極力その要素を映画だからと無視せずエンタメとして作り上げたのがすごい。普通ならば表現が難しいために避けようとするものをこの映画は最後まで妥協しない。それどころかそれが見ているこっちまで宇宙空間を体験しているような作品になっていたと思います。
あと二人の登場人物、サンドラさん演じるライアンとクルーニーさん演じるコワルスキーもいい。特にコワルスキーはいいキャラクターで、まさに絵に書いたような少年といった感じで宇宙をこよなく愛するロマンチストなキャラが好印象。しかもどんな非常事態も冷静に対処、まさにナイスガイ。それをジョージクルーニーの好演…というよりか素で演じてるんでは?と思うくらいの演技力によりコワルスキというキャラがより深みを増します。
サンドラブロックさんも素晴らしい。ほぼ出ずっぱりな彼女ですが、最後までライアンの心境を上手く表現できていたと思ういます。序盤の漂流された時の演技なんかは必見です。
そんな二人の宇宙に対する認識の違いがなんとなく面白い。ライアンは宇宙というものをなんとなく自分の都合のいい場所として認識している、つまり彼女の悲惨な過去から遠ざかるための場所といった感じ。それに対してコワルスキーは宇宙から見る地球の虜になっている様子で、妻から見放されたにも関わらずそんなものはお構いなしといった感じ。
そう考えると死という現実を目の前にしてどうのようにそれを受け入れるか。その問いに対する二人の決断は納得がいく気がします。コワルスキーはライアンのためにあんな行動をとったとはいえ、最後まで地球を堪能しているあたり、この大好きな宇宙での死をすんなりと受け入れていたんだろうなと思った。
一方のライアンは過去と向き合うことを選び、コワルスキーと交わした最後の言葉を胸に地球への帰還を選択する。生きようとする意志を身に着けた彼女のその吹っ切れ感と根性と言ったら、生命力に満ち溢れています。ラスト数十分の彼女は目が離せません。
そして何よりスティーブンプライスさんによる音楽が素晴らしかったです。宇宙空間は無音。なので効果音での表現が基本的にできないため、ほとんどが音楽で補わなければならない状態。
それを彼はキャラクターの心境の表現と共に、各シーンに合った音楽を見事に提供できていたと思います。耳障りに聞こえることもなく、不自然さもなく、最後なんかもう感動もんです。
映像、演出、音楽、ストーリー、どれも満点に近い映画でした。ぜひ設備のいい映画館で見ることをお勧めします。
光と闇が満ちる世界
宇宙をリアルに感じ取れる、途方もない映画です。
地球から600km上空の宇宙船で働く女性エンジニアがアクシデントで宇宙に放り出される。光と闇だけが満ちている果てのない空間を漂う主人公の不安と孤独が手に触れるように伝わってくる。
原題は「Gravity」。重力のある世界へと再び戻るために、主人公が折れそうな心を鼓舞しながら突き進む姿が素晴らしい。
う~ん!!!
とにかく大好きな「アルフォンソ・キュアロン」の監督作品でしかもSFスペースもの。
絶対に見逃せません、公開初日に観て来ました勿論3Dです。
如何せん3Dは字幕では無かった(日本語吹き替え版でした)ので少々ガッカリでしたね。
実にリアルに表現されています、「サンドラ・ブロック」が主演です(この意味は映画を観て頂けば納得出来ます)が終盤は少々うんっ?と思えるかもですね。
でも最近のハリウッド映画はリメイクとは謳っていませんが、明らかにリメイクと思われる映画が多く食傷気味ですが、これは観れる映画です。
是非劇場での観賞をお勧め致します。
無重力体験!
3DIMAXで鑑賞。
とにかく迫力が凄い!
いろんなモノがビュンビュン飛びます!
主人公もぐるぐるビュンビュンです。
ココ最近3ヶ月間で一番心拍数が上がった気がします。
なので、3Dで酔いやすいなーという人はちょっと注意ですね。
ですが、そうでない人は、是非とも3Dで観てください!宇宙の映像の美しさにハッとします。
迫力だけと言うわけでなく、ストーリーもしっかりしているので入り込めます。
極限状態の中で、弱い自分を変える主人公がしっかり丁寧に描かれていて、とても引き込まれました。
恐らく自分がこれから先、一生体験しないであろう宇宙空間を体験した気になりました。
そして地球がどれほど人間が生きていくのに適した場所なのかを痛感。酸素吸えるって幸せ。
遊園地やテーマパークのアトラクションに乗るのが好きな人にオススメ!
ゼログラビティー
凄い。
始まった瞬間から、のめり込んでいた。
映画館で、見なければダメだと思う。
もちろん、3Dです。
素晴らしい映像。
音の無い宇宙。
リアルな音響効果
自分も宇宙にいるような感覚になるカメラワーク。
何もかもが、今まで見てきた映画と全く違う。
普段、字幕の映画を見てるんだけど、
これに関しては、吹き替えで
映像を楽しむ方が面白と思った。
また、行きたいな。
終始ハラハラ。今年一番のヒット作
二人が宇宙に放たれてしまってからの
ハラハラ感は終始手に汗握る作品だった。
3Dで観賞したが、
無重力空間で浮遊する物体などは、
絶対にこの映画館でみてほしい。
何度も何度もチャンスに見放され
最後の最後で地球へ戻れる術を
見つけた時の感動
是非とも巨大スクリーンで見てほしい
ブラボー!!
まさか まさか こんな 感動大作だったなんて!!
凄すぎます!!素晴らしいです!!
たった一人で宇宙で格闘するサンドラ・ブラックに目が離せません
ラスト クライマックスシーンは泣きまくっていました。
宇宙の映像もまるで本当みたい(実際観たことはないですが・笑)
しかし サンドラさん たった一人の演技 お疲れ様です
宇宙で彼女 クイズタイムショックのように 何回 くるくる
回ったのでしょうね(笑)
サンドラと共にぜひ 劇場で宇宙を体感してください!
怖いですよ!ドキドキしますよ!!きゃーーーー!!!!!
すごかった!
映像がとてもすごかった!映画が進むに連れてひきこまれていきました。宇宙をとても怖く感じましたし嫌いにもなりました笑 だが、生きようとする力のでかさはとてもすごいんだなと、学びました。
この映画見て良かったです!!
劇場も映画も良かった
開始後すぐにCMでチョロチョロ流れてたシーンに差し掛かり、ドキドキしたのもつかの間、その後の展開が読めなくなって、次から次にこの後どうなるんだ⁉︎と引き込まれる内容だった。
サンドラブロックばかり目立ってるけど、ジョージクルーニーも凄く重要な役だった。全体的に暗い展開なのにマットがいることでメリハリがついて、最後まで疲れずに集中して楽しめた。
それで映画館はというと、ドルビーATMOS、D-BOX、どちらも主張し過ぎないで自然なアクセントをくわえてくれ、より映画に集中できた。余裕があったらまた使いたいな。宇宙船が壊れるシーン、凄かったよ
人生の一本
人生において何か諦めかけた時また観ようと思う。安直な言い方だけどサンドラ・ブロックと一緒に宇宙空間を浮遊した90分間という感じで感情移入しまくり、ジョージ・クルーニーは格好良過ぎ!真のリーダー像を見た。こんなに世界に入っていける映画観た事ない。僕がタランティーノだったらこう言う「パーフェクト」。
間違いなく人生の一本。
しかし人間は宇宙ゴミが回収出来ないんだったら、まだ宇宙に行っちゃダメなんじゃない?
全678件中、541~560件目を表示