「グッとよくなった続編」タイタンの逆襲 αさんの映画レビュー(感想・評価)
グッとよくなった続編
だんだんとレベルアップしていく敵を倒し、旅の仲間を得て、ダンジョンを攻略し、強力な武器をゲット。そしてラスボスに挑む!
…と、まるっきりRPGな展開は前作同様。
しかし、それはわかりきっているのでいまさら言うことでもない。付け焼刃な3Dが酷評された前作と違い、今回はきちんと3Dを意識した絵作りがなされていて、3D映画としての面白さもなかなか。
そもそも個人的には前作の内容も嫌いではありませんでしたので、3Dが改善されたらグッと印象もよくなりました。
監督の人選も今回はなかなかの当たり。ジョナサン・リーベスマンが手がけた今回は、「世界侵略:ロサンゼルス決戦」の世界をそのままギリシャ神話の時代にもっていった感じ。
予告編を見てもわかりますが、爆発や噴煙、崩壊といった破壊描写やシーンやアクションシーンが「世界侵略:ロサンゼルス決戦」でも見られたような硬質でスピーディな描写に。監督の色がきちんと出ていてよかったです。
どんどんスケールアップしていく敵の強さも超ド級。ラスボスのクロノスの迫力は半端ない。
まあ、突っ込みどころはたくさんありますが、それを含めて楽しめる、ある種のバカ映画(いい意味で)ですから。
前作同様、そもそも神々に突っ込みどころが満載(笑
クライマックスのゼウス(リーアム・ニーソン)とハデス(レイフ・ファインズ)…ますますモンスターエンジンのコントを思い浮かべてしまいます。
レイフ・ファインズ「私だ。まただまされたな」
リーアム・ニーソン「お前だったのか…気がつかなかったぞ」
レイフ・ファインズ「暇をもてあました」
リーアム・ニーソン「神々の」
レイフ&リーアム「遊び」
コメントする