シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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ナディアやウルトラマンのオマージュ作品
旧作シリーズからそうだけど、
今回のエヴァが提示している哲学にも共感ができなかった
毎度のことながら、ちょっと残念。
そもそも、人類の絶滅or 人類の単一化のどちらかしか選べない、
っていう二者択一がクソ設定だと毎回見る度に思う
後者を選択しつつ その方法論の違いが旧作とシン版にあるけど
込められた哲学はいつも一緒。
最愛の人を失って残された遺族が、
どうやってPTSDと克服していくか、という過程を
謎と伏線が交錯する壮大なダークファンタジーで魅せているけど、
いつもあんまり共感できない。
一方でジレンマの枠を超えて、
最後まで人類の運命に抗う選択をしたミサトには共感できた
主題をゲンドウの物語ではなく、
思い切ってミサトの物語に振り切ってくれたらよかったな
こんな否定的な印象を持ったけど、
最後まで 飽きることなく、むしろワクワクしながら楽しめた
庵野さんの 過去のレジェンド作品に対する愛、
オマージュがぎっしり詰まってて見所がたくさん用意されていた
冒頭のパリ奪還作戦には「ふしぎの海のナディア」の影響が強く出てるし、
無人艦隊群の描写は思いっきり「宇宙戦艦ヤマト」
「裏宇宙」や「ゴルゴダ」は「ウルトラマン」を想起させるし、
初号機と13号機の 旧第3新東京市での戦闘シーン、
あれには思いっきり「円谷プロの手法」を感じた
実際どうなのかは知らないけど、
スタジオセットとしてミニチュアで旧第3新東京市の要塞都市を構築して、
そこで モーションキャプチャを装着した2名がバトルを演じたのかなって想像した
往時の円谷プロなら エヴァの着ぐるみでそのまま戦ってそう
こういう庵野さんの個人的な嗜好がオマージュとして
本作に反映されていて、かなりよかった
自己満足映画。
ジブリEVA?
ジブリエヴァ、と言うと語弊があるなら、イマドキのジャパニメーションになったエヴァ、と言うと雰囲気的にはピッタリするのではと思う。
さすが時流を逃さない一流の作家の作品です。
もっと簡潔に言うなら、角の取れたエヴァンゲリオン。もちろんエヴァであるからには一筋縄でいかないし、庵野氏の性癖はそのままに、庵野味が維持されていることも勿論で、その意味では角が取れているとはとても言えないハズなのだが、コレがしっかり取れている。
その証拠に、20余年胸に棘が刺さり、腫れ物に触るように大切だったこの映像体験が、なんかそんなことはどうでもよくなるのです。たいして理由もなく。
これでおさらば、スッキリしたい人は、拍手喝采で終わるべし。
何か大切なものを喪失した気がしてしかたない人は、部屋を真っ暗にして、映画館みたいにして、旧劇を見るべし。
さて、このシンエヴァを見て気が付いたことは、現実というものには2種あるんだということ。
ひとつは人間がどう生きようが、何を感じようが、太陽が昇って西に沈む普遍の現実と、もう一つは、どんなに時間が経ってもその人が生きて、執着心が消えない限り残り続ける不変の一瞬という現実。
普遍の現実は変わらない様で変わっていきますが、不変の一瞬は過ぎ去った大したことのない、2度と戻らない過去を、愛しくてならないほど輝かせ続けます。
ええ、知ってますよ。執着は不幸の元。でもねえ。さして成功者になったわけでもなく、大したこともできずたいていの人は人生を終わる。普遍の風景しか見えないと、侘しい。
何かコツコツと打ち込めることでも見つけないと、社会や他者の評価してくれる幸福では贖えないものはあります。
でも庵野さんてのは優しいのでしょうね。シンエヴァを見ると旧劇の理解度が上がるから、元に戻ることもできる。勧めもしませんが、執着を否定はしてないんですよね。
終わったなあ
言う事なし
さようなら、エヴァンゲリオン
エヴァシリーズの終わり
特別な作品
今までエヴァを見てこなかった。なぜか見なきゃなーと思いながらなかなか手を出さなかったが、amazon primeで序破Qを見てから本作をみた。やはり他のアニメとは一線を画すクオリティと仕上がりにまずは驚くし、世界観の作り込みがすごいからこそ終わった時に遠くから戻ってくる感覚があるぐらいやはり特殊で特別な作品である事は間違いない。この手の作品のマニアではないので、かなり俯瞰な感想しか持っていないが庵野監督は父親が片足を欠損していたという原体験ゆえに完璧な物よりもどこか欠けているものに魅力を感じてそれがキャラクターに反映させられているという。それゆえに愛されるキャラクターが生み出せてるものかと思うが、とにかく、シンジくんお疲れさまでした。めっちゃ大変だったね。w
Beautiful World
公開後すぐに観劇してから、ずっとレビューを書けないでいました。
考察やレビューが巷には溢れかえっていて、自分がなにを書けば良いのか
分からなくなっておりました。
そんな中、終映が迫って新バージョンが上映されるとのことで再度劇場へ。
同じ映画を2度劇場で観劇するなんて、映画館が入れ替え制になってからは初めてです。
で、です。
わたしたちはいったい何を見せられているのだろう?
2回目を見ても、そう思いました。
エヴァンゲリオンっていうロボットアニメに見せかけて
わたしたちは1人のクリエータの思い出語りなのか、自戒なのか、諦めなのか
本当のところは良く分かりませんが、とにかく庵野さんの独白を見せられたと思います。
もう完全に「庵野秀明物語」です。
TV版、旧劇、Qと
「なんで君たちは僕が意図することを理解してくれないんだ」って
想い悩んで、苦しみ抜いて、25年かかってやっと捻り出して生まれた作品を観劇したのです。
でもそこには、良いものを創りたいというクリエータの必死の気概と、その産物を享受して楽しんできた人たちの幸福感に満ち溢れた世界がただただ流れておりました。
たとえ、クリエータの自己満足と揶揄されようとも
こんなラストは望んでいないと落胆しようとも
一人の人間の創作物をこんなにも多くのひとが共感し、ときには支え、必死になって世に送り出し、それを享受している消費者が嘆いたり、称えたり、考察したり。
そしてなんといっても興行的には大成功を収めているわけで。
庵野さんにとっても、エヴァファンにとってもエヴァに係ったすべての人にとって、こんなに幸せなことはないのではないかなと思います。
この物語を紡ぐ側のみなさん、そしてそれを享受してきたみなさん、
ほんとうにほんとうにみなさま、おつかれさまでした。
わたしは、いま
#シンエヴァ薄い本
に収録されたのカットの数々で
経験したことのない幸福感で包まれています。
エヴァ大好きだったが、冷めました
シンエヴァは優しい作品
シリーズの完結編としてだけでなく、単体の作品としても素晴らしい一作。
これまで「エヴァンゲリオン」については、アニメシリーズをほとんど観ていなくて、本作の予習のために一応「新劇場版」を観た程度の前知識しかない観客による感想です。そのため以下でも、本作が全ての謎や伏線を回収したかどうかなど、詳細な考察や解説は一切できないのですが、そんな「にわか」の観客でも十分に感動する内容だった、ということは書き残しておきたいと思います。
「にわか」どころ、「新劇場版」三作に対して、「何だかなー」と感じる程度の思い入れしかなかったので、結末でここまで心揺さぶられるとは自分自身でも驚きでした。「新劇場版」では難解な用語と設定に振り回された上、庵野監督が「理解できない観客は付いてこなくていい」というメッセージを放っているような気がしていたんですが、本作は明らかに姿勢が違いました。相変わらず謎の設定や用語は頻出したものの、根気よくかみ砕いて何とかその意図を観客に伝えようとしているかのようでした。微細な部分にまでほとんど偏執的に拘った描写は健在なんですが、それが単にすごいとか、自己満足とかいう段階を超えて、アニメの作品と現実世界の観客とを隔てる境界線をおぼろにするような役割を果たしているような気がしました。
庵野監督のインタビューをいくつか読むと、結構制作時の自分の悩みを率直にその時々のアニメシリーズや映画作品に反映させてきたとのこと。だからシンジの言動はほぼそのまま庵野監督自身だったわけで、それが時間を経て、監督もいつしかゲンドウと同じような立場、年齢となっていた。これまでの葛藤、そして周囲の人々の力添えがあって、ついに本作においてシンジであったかつての自分に向き合うことができたんだろうな、と感じました。
一人の才能溢れる表現者がかつての自分自身と対話し、新たな世界を開く様を具体的な映像として見せてくれるという点で、本作はとても希有で、観る価値の十分ある作品でした。
わからないなりにドキドキしました
13位/443 2021.05.16現在
今でこそエヴァ大好きで
自分の居酒屋にも
エヴァコーナーがあるけど
でも、エヴァ好きな人多いから
好きになったのは最近。
5〜6年前かな?
エヴァの歴史からしたら新参だけど
それでも今までありがとうと言いたい
今回劇場版まで観て自分はバカなので
多分8割理解してない
いや8割理解してるのかも
それすらも分からない
自分の理解が正解なのか分からない
でも、捉え方は人それぞれでいいし
正解なんてないと思う
それでも感動して泣いた
理解してないのに泣ける作品って
素晴らしい
自分は、真希波マリ が好き
好きだなぁ、、、、
健気にエヴァに乗る姿がカッコいい
にゃにゃにゃにゃにゃ〜!
危機感感じなくって素敵。
でも、大人なんだよなぁ。
最近、真実一路のマーチ
車でめっちゃ聴くし
ココスのコラボイベで
マリのファイルが出た時は
めちゃ嬉しかった!
アスカも好き。
惣流より式波が好き
アスカで何度も泣いた。
名前が違う理由に
こんな深い意味があったのかと
アスカは本当に優しくて
でも素直になれなくて、ずっと孤独で
だからこそ
アスカには幸せに生きて欲しいと
心から願ってる。
きっと幸せになるんだろうけど
その形がかなり意外だったけど。
個人的に、シンジもレイもカヲル君も
好きじゃないんだけど
特にシンジは好きじゃない
いくら、作品の中で成長した
って言われようが、見ててイライラする。
今回、特にイライラしたなぁ、、、
最後、挽回したって関係ない。
そりゃ鬱にもなるのは分かるけどさ。
まぁでも嫌いと言っても
表現が難しいけど、、、
人間的に好きじゃないだけで
大好きな作品のキャラクターとしては
好きです
ミサトさんにも号泣させられたなぁ
まだまだ書き足りないけど
全部書こうと思ったら
相当長くなるので割愛
ほんと全部素晴らしいけど
ラスト10分は特に素晴らしい
ラストに出てきた駅
行きたいなぁって思ったけど
超遠いなぁ、、、、、
美音が14歳になったら旅行しよう
自分は今、思い出しても
この虚無感、、、
当時から観てた人は
1ヶ月くらい無気力になりそうだな
この素晴らしい作品
是非、劇場で観てほしい
観たことない人は、とりあえず
序、破、Qだけ観るだけでも
大丈夫です!primeにあるし!
ありがとう!そして、さらば
すべてのエヴァンゲリオン
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてください
(RG風)
シンエヴァのあるある言いたい♫
シンエヴァのあるある早く言いたい♬
シンエヴァのあるある今から言うよ♪
正直シンジにはイライラしがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→40歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→映画館
鑑賞回数→1回
記憶度→100%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→13位
邦画アニメ部門→2位
理解してなくても泣ける部門→1位
シリーズ最終のお祭り映画
最初のテレビはリアルタイムで見て最初の映画も徹夜で見に行きました。
うんちくなんかよりただエンターテイメントとして面白い作品でした。
しかし新劇場版は前作Qからすっかり違う方向へ行ってしまいただただ謎を考察するかキャラ萌えだけの内容で素直に見るだけでは全く面白く感じられない作品になってしまいました。
長年待たされてもうダメだろうとは思ってましたが見に行ってああやっぱり、というところです。
最初から説明的なセリフばかりなのに話は良くわからないという展開。
色々とネタの仕掛けはありますが個々の話としては前からの同じ繰り返しの内面話で新鮮味もなく薄っぺらさだけが目立ちました。
ただ成長したキャラを見て楽しめる人のための作品ですね。
前作がダメな人には全く時間の無駄です。
トラウマと統合と成長の物語
エヴァを世に出した(エヴァに乗った)ことでトラウマを負った庵野監督による決着の物語。
旧作を発表した監督は心ないオタクたちによって精神を粉々に砕かれた。
監督が受けた被害は度を越した批判に留まらず人格否定や殺害予告まで多岐にわたる。
それでも監督は「ほかに自分の価値なんてない」と言わんばかりにエヴァを作り続ける。
そのたびに深いトラウマを負いながら。
第三村のシーンはセラピーの章。森田療法を連想した。
心のかたちを取り戻したシンジは傷を背負いながらも前へと歩を進めていく覚悟を固める。
2021 年 5 月 13 日,株式会社カラーは「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』制作関係者に対する誹謗中傷・脅迫行為に関して」という声明を発表した。
新劇場版の真の完結はこの声明によって成ったと直感した。
監督が REBUILD と称して新劇場版の制作にあたった目的,それはかつて蹂躙された心を取り戻すこと。自分が価値ある存在であると信じること。自身や仲間たちの尊厳のために戦うこと。…だったのかもしれない。
素晴らしい最期でした。
監督に心から拍手を贈りたい気持ちです。
全619件中、121~140件目を表示