シン・エヴァンゲリオン劇場版のレビュー・感想・評価
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悲劇的なラスト
旧劇版の後、離れてましたが、序、破、Qを見てから完結編を見ました。まとめての感想です。
初号機が覚醒したら何故かサードインパクトが起きたり、Qからいきなり別アニメのようなシーンになってたり、シンジは何も悪くないのにクルーから酷い対応をされたり、加持がスーパーマンみたいな役割を生前に果たしてたりするのに違和感を感じましたが、とにかくサード、フォース、アナザー、アディショナルの各インパクトの条件が複雑で訳が分からない、各キャラも正体不明な人物ばかりだし、正直途中から理解しようとする気がなくなってしまった。シンジの成長が物語の本筋というのなら、その視点でもっと描くべきでは。Qと完結編の大部分でシンジは傍観者だった。各キャラの抱えるトラウマや精神の補完がすべて完了してシンジは大人になり、大団円でハッピーエンドという点で大満足な意見も多いのだとは思いますが、現実的には親の説得なんかうまくいかないことが多いものだし、主人公が実質48歳のバアサンを押し付けられるのでは、これはこの上ない悲劇的なバッドエンドだと思います。旧劇版のラストの方が美しかった。
ナディアやウルトラマンのオマージュ作品
旧作シリーズからそうだけど、
今回のエヴァが提示している哲学にも共感ができなかった
毎度のことながら、ちょっと残念。
そもそも、人類の絶滅or 人類の単一化のどちらかしか選べない、
っていう二者択一がクソ設定だと毎回見る度に思う
後者を選択しつつ その方法論の違いが旧作とシン版にあるけど
込められた哲学はいつも一緒。
最愛の人を失って残された遺族が、
どうやってPTSDと克服していくか、という過程を
謎と伏線が交錯する壮大なダークファンタジーで魅せているけど、
いつもあんまり共感できない。
一方でジレンマの枠を超えて、
最後まで人類の運命に抗う選択をしたミサトには共感できた
主題をゲンドウの物語ではなく、
思い切ってミサトの物語に振り切ってくれたらよかったな
こんな否定的な印象を持ったけど、
最後まで 飽きることなく、むしろワクワクしながら楽しめた
庵野さんの 過去のレジェンド作品に対する愛、
オマージュがぎっしり詰まってて見所がたくさん用意されていた
冒頭のパリ奪還作戦には「ふしぎの海のナディア」の影響が強く出てるし、
無人艦隊群の描写は思いっきり「宇宙戦艦ヤマト」
「裏宇宙」や「ゴルゴダ」は「ウルトラマン」を想起させるし、
初号機と13号機の 旧第3新東京市での戦闘シーン、
あれには思いっきり「円谷プロの手法」を感じた
実際どうなのかは知らないけど、
スタジオセットとしてミニチュアで旧第3新東京市の要塞都市を構築して、
そこで モーションキャプチャを装着した2名がバトルを演じたのかなって想像した
往時の円谷プロなら エヴァの着ぐるみでそのまま戦ってそう
こういう庵野さんの個人的な嗜好がオマージュとして
本作に反映されていて、かなりよかった
シン
新劇場版4作目。
エヴァンゲリオンの完結作。
自分はテレビシリーズ未鑑賞。新劇場版のみ鑑賞。
エヴァ素人でも『破』は面白く感じ、
『Q』で頭の中が?になり、今作を見ればスッキリするのかと思ったけど、
感想は一言で言うと…
『よく分からない』
だった。
映像は文句無し。冒頭から激しい戦闘。
その後は
Qの続きからで、これまで描いてきた近未来的な文明とは真逆で
みんな農作業などして暮らしている日常が描かれて新鮮だった。
主人公も戦う決意、親と向き合う姿は良かったと思う。
けど終盤に繰り出される色んな描写が
何となくこういう事か?と考えても頭の整理が追いつかない。
シリーズものだから当たり前だけど少なくとも新劇場版の3作は絶対見ないとダメだし、
話題になってるから何となく見てみようと思ってるエヴァ初心者にはオススメできないかも知れない。
つまらないと決めるのはもったいない気もするけど
考察する知識も無い…
他の人のレビューや解説を見て理解度を深めればまた評価も変わるかな…
最後のシーンは終わりであり始まりな感じがして良かったと思う。
全てが面倒くさい。 話の内容も映像も複雑化しすぎ。 最終的には単純...
映画としては面白くないです。
すげー時間掛けて作った割に
大した事は無かった
ジブリっぽい何かを織り交ぜてたけど結局庵野は駿にはなりたいんか?って思った
テレビ版と旧劇を小難しい言葉で武装させていかに厨二的な信者をしがみつかせるか っていう魂胆見え見え
その魂胆は入場した時に渡されたチラシにもよく現れてる
後でググッてね ってくらいに羅列された言葉
あれ先に見たからって??? ってなるし鑑賞した後で見ても????ってなったわ
心底エヴァが好きな人には面白いと思えたのかもしれんけど惰性見てきて自分の中で完結させたいから とりあえず見とくか 的な人にはTSUTAYA GEOか土曜ロードショーまで待つことをお勧めします
とりあえず終わったのはエヴァじゃなくて庵野のオナニーだな って思った
しかも さようなら すべてのエヴァンゲリオン とか言いつつ実写化しますけどね(笑)
完結したのは評価したいが…
完結したのは嬉しいが監督の自己投影っぷりがきつくて観てられなかった。
そこらのなろう小説と思えば観れなくもないが…
むしろ監督がエヴァ卒業できてないとすら思える。
【良かった点】
- 完結したこと
- 説明口調だけど色々説明してくれたこと
【謎だった点】
- その情報わざわざ最後に出す必要あったか?
- 監督の妻をモチーフとした真希波を異常に推してくること
- 別にシンジをアスカ・レイから卒業させるのは良いとしてもわざわざ真希波とくっつける必要あるのか???
- 怒涛の流れで最終回発情期 (ファイナルファンタジー)が始まって最後監督の地元と思われる駅の実写ムービーで終わる
- 監督に縁のあるものアピールが激しすぎて「気持ち悪い」
- 前半はまだ良かったけど後半は「俺は一体何を見せられてるんだ?」状態になる
- 良い年したおっさんの○○を観せられてると思うとなあ…
- そこまで卒業させたいなら最後は神木隆之介実写出せば良いじゃんってなった
自分がアスカ派だったことに気付かされた
アスカのシンジへのお世話はシンジへの好意からくるものだと思ってた
Qでシンジの顔を見に行ったのもシンでシンジが家出してからちょくちょく様子見してたのも好意からくるものと思ってた
シンver.アスカはコピーだから破ver.アスカと別だと現実逃避したかったけどシンでアスカがシンジに弁当美味しかったって言ってたから無理だった
アスカもシンジもハッピーエンドで良かったねと思えるほど自分は大人じゃなかった
こんな気持ちでエヴァを卒業するとは思ってなかった
凄い違和感
TVで流行った時期もあったので新劇場版をこの連休を使って観ましたが、何故こうなった感でいっぱいですね。
自分の勝手な考えですが、Qでああなったのは宇宙戦艦が出したかったからではないかな。
宇宙戦艦ヤマトのリメイクがやられたからではないかなと思いました。
時期的にズレてるかな?
ただ今度、ヤマト関連のことを庵野監督がやるらしいですからそう思っただけですがね。
この作品でも真っ赤な世界L結界とか呼ばれてましたけど、ヤマトの地球もたしかこんなでしたよね。
序、破に比べるとエヴァが動いてないし絵は綺麗なんですけど。
シンジがずっと泣いてるのはカオル君を眼の前で死なせたからなのはTVと同じなんだろうけど、旧劇とは違い自分から解決しようと父と向きあう話にしたかったのは分かりますけどね。
なんか凄い違和感ありました。
こう終わらせるしかなかった作品
シリーズの話を無理やり終わらせるにはこうするしかなかったんだろうなって作品。
とっ散らかった伏線や説明はなんとなく言葉で済ませて…たのか?さまざまな人達が前作までで行ってきた考察も虚しく…って感じ。
庵野監督は最近の客は謎に包まれたものを好んでないみたいなことを言ってたけど、さっぱりわからないものをおもしろいっていう方が変だと思うなぁ。変であっても考察できる方がおもしろいじゃん?
映像、音楽はとても良かったと思う。
冒頭でも述べたが話自体の流れとしては正解と言って申し分ない。
ただ意味もなく複雑化して、意味のない難解用語を陳列する必要はあったのだろうか。
とりあえずこの映画を評価してる人がどんな映画を観てきているのか気になる作品。
いろいろ実験するのは構わないが、ストーリーやキャラクター設定がかなり陳腐化した。
実にテレ東版以来の鑑賞だった。
制服やスーツ、エヴァのデザイン等が現代風になり、
描写が写実風になり、CGでの戦闘もあり、単純なアニメーションではない実験が数多くなされていたけれど、私はエヴァにそんなことは求めていなかった。
ストーリーや、キャラクター設定がかなり陳腐化し、わかりやすさが優先された。
訳わからん理屈を並べ計画的で傷つかない大人 v.s. 知らされずに巻き込まれ傷つく子供の反抗
という図式と思っていたのに、子供は逞しくなるし、大人は理屈を述べずに子供に媚びる。
テーマが陳腐化し、結局わかりやすいエンディングで何も残らなかった。
技術の進歩に、「中身」がついて行ってない。
何はともあれ、庵野監督お疲れ様でした。という感想しか出ません(苦笑)。
前半、「そっくりさん」が自分の名前を見つけるまでは名作でした。後半は「ああ、やっぱりね」で終わります。
話が一応決着つくので、「Q」よりは(長尺ですが)ちゃんと見られました。
今回劇場にいけなかったのですが、早くも配信で事実上無料で観れる、とのことで早速鑑賞。
すごい時代になったものです。
TVシリーズが話題になった1990年代末はスマホどころかDVDすらなかったのを考えると、この20年あまりの時代の変化には驚くものがあります。CG技術もすさまじい進歩です。
いずれ近いうちに板などの媒体も無くなってしまうのでしょうけど、映画の「中身」は全く進歩していない気がするのは、私だけでしょうか?
エヴァって感じ
見終わったあと、ちゃんとストーリーが分かった人がどれくらいいるのか疑問。
上映後の映画館の雰囲気的に、誰もあまり分かってない印象だが、それこそエヴァな気もする。
全体のストーリーは何となく分かるけど、細かい部分は相変わらず説明されないし、前作から今作の間にも状況が変わっているものもある。
同じように疑問を持った人も多いようだが、ネット上での質問の回答も、結局細かい描写はなかったとか、想像ですが、とかの前置きのある解答が目立つ。
序、破、までのストーリーはそれなりに分かりやすいが、Q、シン、は哲学的要素が多すぎて正直よく分からない。
純粋に楽しめたかは別として、エヴァの世界観的にはそれでいいと思うし、一応それなりに終わったと思う。
正直疲れた…
エヴァは序に始まり、漫画、その後の新劇場版と進んでいった自分ですが、何というかこれまで以上に「考えるな感じろ」感の押し付けがすごい。
元々、作中の専門用語や世界設定への説明が少なかったが、今回は更にそれが多い。また、キャラクターの心情の描写にしても、アニメや漫画はじっくりと見たり読んだりすることで、こちらが理解し、キャラに感情移入するようになるものだが、新劇ではキャラの掘り下げやキャラ同士の絡みが少なく、アスカが昔はシンジのことが好きだった、なんて発言をされてこっちはえぇ…っていうリアクションしかとれず、全く理解できない。また、設定が漫画、アニメ、新劇と微妙に異なったり大きく異なったりして頭がこんがらがってしまう。常に見る側として頭をフル回転させねばならずとても疲れた…。
そして、ラストでほぼ接点がないレイとカヲルがくっついているのをみて思わず気分が悪くなり、漫画ではラストに出てくるはずのアスカが全くいなかったりともやもやするところもあった。
とりあえず、エヴァが好きという点で星2にしました。
追記:他の人のコメントをみたらラストにフードを被ったアスカが居たらしく、全く気がつかなかった…
ネタバレあり
らしいっちゃらしいのかもしれないけど
尺が足りないのかなんなのか
ゲンドウ喋りすぎ
中二病こじらせすぎ
あんなもん、「趣味をちょっと混ぜて楽しくお仕事しました」くらいのエピソードなのに、それが主目的であることを納得するには今でのエピソードが物足りなすぎる。
ゲンドウは後ろで顔の前で手を組んでうつむいて画策してればいいんだよ、オッサン自ら体張って戦うには狂気を醸す伏線が足りなすぎる。
わざとなのか時間が足りなかったのかわかりませんがコンテがそのまま使われるシーンもあり、駆け足でぎゅー詰めしてあっさりした最後でした。
ボディライン強調、オッパイやパンツも相変わらず、サービスショット盛りだくさん。真面目な気持ちで見たかったなー。オトコノコが作った映画という感じ。商業主義のため、ヒットのためなのか、監督の少年の心の表れか。
アニメシリーズもそんな感じだし、これぞエヴァンゲリオン、なのか?
わざとやってる風でもあり(昔のインタビューかなんかで、無意味な中二病要素を積み重ねて、謎をときたい視聴者の興味を引いてるんだ、解なんてないみたいなコメントありましたよね)、この小悪魔的振る舞いにやられちゃうんだよなぁ
遠慮なき、目のご馳走
テレビ放映当時ドンピシャ14歳で、最終回のありがとう、続く劇場版にも結局ポカーンとさせられた身としては、序の頃には期待してました。
「これは年月を経て色々と円熟した庵野監督が、今度こそ物語としてきちんとスッキリするオチをつけてくれるんじゃないのか!?今度こそあの時の消化不良な気持ちを、ついに成仏させてくれるんじゃ!?」と。
しかしあれよあれよという間に物語はカオスへ。Qに至ってはこれぞエヴァ也といった感じで後半全然物語を追えませんでした。ただ、デザイン・色彩などビジュアル面は実写非実写を問わず他のどんな映画でも味わえない素晴らしさで「目のご馳走」としては大変美味しく頂きました。
今回はその更なる拡大版。最後という事もあるのか、これまでで最も遠慮なく容赦なく多くの観客を突き放し、入念に事前知識を仕入れたり聖書だの何だのを調べていないと全く理解不能な専門用語がマシンガンのように繰り出され、やはり終始ポカーンでした。
総評として物語は意味不明、ビジュアルは相変わらず素晴らしいという事で他に気になった点を。
・村での暮らしの下りが一番楽しかった。その終わり方の残酷さ・強烈さはこの先の物語の動機付けになるのかと思いきやなんとなく有耶無耶になった。
・その強烈さをもたらした綾波という存在。誕生以降「綾波的キャラクター」というものを作り出してきた強烈なアイコンだけど、まだこんなにダシが出るものかと驚いた。ただ無表情なだけじゃなく、素直に全てを受け入れて変化していく=育っていく様が小さな子供や動物のような可愛らしさを生み出したのかなと思う。
・それとまったく対比的に描かれる「全てを拒絶するキャラクター」としてのシンジ。ああ、最近忘れてたけどコイツってこういうどうしようもない、しょうもないヤツだったなぁと思い出させる執拗な、執拗な自閉ぶりに閉口。
・今回やたらサービス過剰なアスカ。昔は「オトナへの子供っぽい憧れから同年代を相手にしてない高嶺の花」だったのが、見た目は子供中身は大人という、どっかの探偵のような属性を手に入れた結果ストイックな女戦士みたいになった。最終的にその永遠の超絶美少女中学生な高嶺の花を手に入れるのが大人になったケンスケというのは一部のイケナイファンを喜ばせそうだなと思った。
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