ブレイクアウトのレビュー・感想・評価
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【70.1】ブレイクアウト 映画レビュー
作品の完成度
本作『ブレイクアウト』(原題:Trespass)は、ジョエル・シュマッカー監督がアカデミー賞俳優ニコラス・ケイジとニコール・キッドマンを起用して挑んだ、高級住宅での監禁劇という密室サスペンス。結論として、豪華なキャスティングと緊張感あふれる設定のポテンシャルを、脚本の欠陥と過剰な演出で自ら減殺してしまった、不完全燃焼の作品。
設定は強盗団に襲われたダイヤモンド・ディーラー一家という、古典的な「ホーム・インベージョン」もの。強盗と家族がそれぞれ抱える裏の事情が露呈し、事態が二転三転する心理戦を売りとする。しかし、その「どんでん返し」の連続が、物語の論理(ロジック)を破綻させ、登場人物の動機や行動原理を曖昧にする結果を招いた。批評家からの評価は極めて低く、映画批評集積サイトRotten Tomatoesでの支持率は10%という厳しさ。特にプロットに対する批判が集中し、一部ではスペイン映画『スペイン一家監禁事件』との類似性も指摘された。豪華キャストにもかかわらず、批評面では「B級サスペンス」の域を出ないという評価が大勢を占める。映画の核となるはずの緊張感が、説得力の欠如により、次第に安っぽい騒動へと変質していく過程は、非常に残念な完成度と言える。最終的な興行収入も制作費を大きく下回り、商業的にも失敗作と見なされる結果となった。
監督・演出・編集
監督は『フォーン・ブース』や『オペラ座の怪人』で知られるジョエル・シュマッカー。限定された空間でのサスペンス構築に定評のある監督だが、本作ではその手腕が空回りした印象。
監督・演出:豪華で広大な豪邸という舞台設定は、密室劇としての圧迫感を高める要素としては機能。しかし、カメラワークやカット割りが過度にダイナミックで、登場人物の感情や緊迫した状況をじっくりと見せるよりも、表面的なアクションや混乱を強調する方向に傾斜。豪邸を舞台にしたにもかかわらず、シュマッカー特有のケレン味や過剰な演出が、心理スリラーとしての深みを削いでいる。
編集:強盗団と家族、双方の思惑が絡み合う状況をスピーディーに見せようとするが、場面転換や情報提示のペースが速すぎて、観客が物語の核心的な秘密や裏切りを理解し、感情移入する間を与えない。これがロジックの破綻や混乱を助長し、全体的に「とっちらかった」印象を与える一因となった。
脚本・ストーリー
脚本はカール・ガイゼシュク。ストーリーは、ダイヤモンド・ディーラーのカイルと妻サラの豪邸に強盗団が押し入るという基本構造。強盗団の目的が単なる金庫破りではないこと、カイルとサラの夫婦それぞれが強盗団には知られたくない秘密を抱えていることが判明し、極限状況での心理戦が展開される。
最大の問題点は、「秘密の開示」と「どんでん返し」の乱発。一見複雑でスリリングなプロットに見えるが、その後の展開を優先させるため、キャラクターの過去の行動や動機付けに一貫性がなく、強引な展開が目立つ。特に強盗団側の人間関係や内部分裂の描写は浅薄であり、緊迫感のある状況を自ら希薄化。密室劇の醍醐味である「嘘と真実の境界線」が、脚本の都合によって簡単に揺らいでしまい、物語全体の緊張感を持続させることができなかった点が、本作の最大の欠点である。
映像・美術衣装
映像・美術:舞台となるミラー家の豪邸は、森の中に佇む巨大でモダンな建築物。富裕層の生活を象徴する美術セットは、視覚的には豪華で、外部から遮断された密室空間としてのムード作りには成功。監視カメラやセキュリティシステムの描写も、ジャンル的な期待感を高める。しかし、その豪奢さが、強盗団の計画の杜撰さや行動の愚かさと対比されることで、皮肉にも彼らのリアリティのなさを強調してしまう結果にもつながった。
衣装:カイルのスーツやサラのドレスなど、夫婦の衣装は富裕層の生活を反映したもので、強盗団のラフで武装した服装との対比が際立つ。しかし、特筆すべき芸術性やテーマ性を内包したものではなく、あくまで設定を忠実に表現した実用的な美術デザインに留まる。
音楽
音楽はデヴィッド・バックリー。全編を通じて緊迫感と不安感を煽るオーケストラ主体のスコアが使用される。密室スリラーとして必要な緊張感のある音楽は提供しているものの、特に印象に残るメロディやテーマはない。
主題歌:本作に特定の主題歌は存在しない。
キャスティング・役者の演技
ニコラス・ケイジとニコール・キッドマンというオスカー俳優の共演は、公開当時大きな話題を呼んだ。一部の批評家は、脚本の欠陥にもかかわらず、俳優陣の演技自体は評価している。
主演
ニコラス・ケイジ(カイル・ミラー:ダイヤモンド・ディーラー)
極限状態に追い込まれた富豪の夫を演じる。強盗団に対し、家族の命を守るために交渉術を駆使し、虚勢と本音を織り交ぜて立ち向かう役柄。彼の代名詞ともいえる、ヒステリックで感情的な演技スタイルが、極度のストレス下に置かれた男の混乱を表現。しかし、物語後半、カイルが抱える秘密やその行動の支離滅裂さが脚本によって強調されるため、彼の熱演は時に空回りし、オーバーアクトに見える瞬間も。ケイジの持ち味である狂気的なエネルギーは発揮されているが、役柄の薄っぺらさが、演技の深みを妨げたことは否めない。
ニコール・キッドマン(サラ・ミラー:カイルの妻)
強盗に人質に取られながらも、美しさと冷静さを武器に状況を打開しようとする妻を演じる。キッドマンは、恐怖と献身、そして夫への複雑な感情を抱える女性という、多層的なキャラクターを巧みに表現。身体的な監禁状態と、精神的な秘密の暴露という二重の苦痛を、繊細かつ説得力ある演技で乗りこなす。彼女の演技は、荒れたプロットの中でも、一服の清涼剤として機能。特に強盗団のリーダーとの間で繰り広げられる心理戦の描写において、役者としての格の違いを見せつける。
助演
ベン・メンデルソーン(エライアス:強盗団のリーダー)
強盗団の主導者であり、カイル夫妻に金庫の解錠を迫る男。メンデルソーンは、その陰鬱で威圧的な雰囲気を最大限に活かし、知的な冷酷さと内面的な焦りを併せ持つ強盗犯をリアルに描写。他の強盗団員との間で生じる緊張感や、夫婦に対する優越感の変遷を、抑揚のある演技で表現し、作品に重厚感を与える。強盗団の中では最も説得力のあるキャラクターとして、高い評価を得た。
カム・ジガンデイ(ジョーナ:強盗団のメンバー)
強盗団の中で最も若く、サラに執着を見せる危険なメンバー。衝動的で感情的な行動が目立つ役柄で、物語の進行において強盗団の内部分裂を決定づける存在。ジガンデイは、その若さゆえの不安定さや残忍性を、視線や体の動きで表現。メンデルソーン演じるリーダーとの対立構造が、密室劇の緊張感を一層高める要素となっている。
リアナ・リベラト(エイヴリー・ミラー:カイルとサラの娘)
強盗団に襲われた夜、外出していたために難を逃れるが、後に物語に深く関わることになる反抗期の娘。極限状態の親たちを、外側から見つめる視点を提供。役柄の重要性は高くはないが、事件の目撃者、そして夫婦の愛の証として、物語に感情的な重みを加える役割を果たした。
アカデミー賞および主要な映画祭での事実
本作は、第36回トロント国際映画祭でプレミア上映された。しかし、主要な映画祭での受賞・ノミネート歴はなし。
作品 Trespass
監督 ジョエル・シュマッカー 98×0.715 70.1
編集
主演 ニコラス・ケイジB8×2
助演 ニコール・キッドマン B8×2
脚本・ストーリー カール・ガイダシェク B6×7
撮影・映像 アンジェイ・バートコウィアク B8
美術・衣装 美術ネイサン・アマンドソン 衣装
ジュディアナ・マコフスキーB8
音楽 デビッド・バックリー B8
滅茶苦茶
良い作品とは言えないが、普通に楽しめた。
この作品の犠牲者はニコラス・ケイジ一家と言うのは勿論だけど、何気に押し入った犯人達の兄貴と彼女も結構な犠牲者だと思う⋯
ニコール・キッドマンが裏切って無かったのは救いだった。
こんなひどい映画は初めて見た
大好きな密室劇
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ニコラスの豪邸に強盗団が侵入、金庫を開けるよう言われる。
しかし開けたら殺されるからと、ニコラスは意地でも開けない。
また途中で娘も帰宅して人質になったり、複雑に絡み合う。
そんな中で犯人の一人はニコラス嫁のニコールの「不倫相手」と分かる。
で幾多の駆け引きの結果、金庫をあけることになるが空だった。
ニコラス曰く、実は債務だらけで破綻直前だったとのこと。
やがて「不倫相手」が実はそうじゃなくて、頭のおかしい奴だと判明。
勝手にニコールに愛されてると思い込む、精神病みたいな奴だった。
男は、ニコールに手を出されそうになったことに怒り仲間を殺す。
足をやられたニコラスは死ぬことで保険金をニコールに残そうと火をかける。
結局ニコールがニコラスを救い、頭のおかしい奴は焼け死んでハッピーエンド。
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登場人物も場面も限られる密室劇がおれは大好き。
だからそれだけで楽しかったわ。状況を整理しやすい。
しかしいつも思うけどニコールってホンマに美人やなあ。
事件のきっかけは自宅に来ていた工事業者の妄想だった。最初からラストシーンまで犯人たちに監禁されているニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン夫婦が気の毒だった。
動画配信で映画「ブレイクアウト」を見た。
劇場公開日 2012年6月23日
2011年製作/91分/PG12/アメリカ
原題:Trespass(不法侵入)
配給:クロックワークス
監督はジョエル・シュマッカー
ジョエル・シュマッカーといえば、
オレにとっては「フォーリング・ダウン」の監督だ。
劇場公開日 1993年7月24日
ニコラス・ケイジ47才
ニコール・キッドマン44才
ニコラス・ケイジは宝石商。
ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン夫妻宅に侵入した4人組の強盗は自宅にダイヤモンドと大金があると思い込んでいた。
事件のきっかけはニコール・キッドマン宅に来ていた工事業者の妄想だった。
「奥さんは夫に不満を持っている。奥さんはオレに気がある。」
ストーリーのほとんど最初からラストシーンまで犯人たちに監禁されているニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン夫婦が気の毒だった。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
監督も含め主要人物が皆ニコラス・ケイジ化していた映画でした
いかにもニコラス・ケイジ主演映画っぽい強盗監禁パニック物でしたね。
ここ数年のニコラス映画は期待するだけ野暮ってものですから、まあ作品の出来は何となく予想通り(苦笑)
見終わって思わずズッコケちゃうような結末を見ても、もはや憤ることもありません。
では何を楽しみにして見るのかと言ったら、それはもうニコラスがいかにニコラスニコラスしているか・・・それに尽きるでしょう!
まあそう言った意味では、思いっ切りニコラスしてたので、その部分ではまずまず楽しめました、勿論、作品の評価には直結しない部分での話ですけどね・・・。
しかし登場シーンからもう何となく胡散臭いニコラスでしたね。
何でしたっけ、宝石商?ダイヤモンドのディーラー?笑えるぐらい胡散臭い、強盗に押し入られる前からこれは何か秘密を抱えているなと、バレバレなニコラスでした、でもそんなザルザル感が、妙に好き(笑)
やっぱり憎めないんですよねぇ、ニコラスは。
しかも奥さん役がニコール・キッドマンとはこれまた豪華、この2人が揃ってドタバタアタフタする映画はもうこの先見れないでしょうから、その様子を楽しまなきゃ絶対損でしょう。
そして娘役は安定の反抗期娘な印象のリアナ・リベラト、家族構成は私的には鉄板級でした、これで内容が伴っていれば言うことなしでしたが、そこはまあニコラス映画ですから、そう甘くはありませんでしたね。
ニコラスにも、奥さんにも、そして強盗団にもそれぞれ秘密があるようで、それらの思惑が交錯した心理戦をじっくり描いてくれたらまだ良かったのですが、何かただワチャワチャしていただけで、ほぼコント、もうひと思いに・・・と、犯人側を応援したくなってしまうぐらい、話が進まなくてジリジリしちゃいました。
と言うか、犯人達が間抜け過ぎてビックリ、ある意味リアルと言えばリアルなのかも?
その犯人側のドラマも二転三転、ちょっと可哀そうにもなりましたが、元はと言えばアイツが・・・。
とりあえず、ここは犯人VSニコラスのコント的なやり取りを楽しむのが吉でしょう、頑なに金庫を開けないニコラス、メガネがないと見えないニコラス、素晴らしい芸人魂でした。
しかしコトの真相が、ホント思わずズッコケちゃうような真相で、肩透かし感は半端じゃなかったですね。
家族の絆再生物語として見るような映画でもないですし、真面目にスリリングな強盗監禁パニック物として見たら、お世辞にも褒められた作品では無かった気がしました。
ニコラスだけでなく、ニコールも、娘も、犯人も、何故か皆ニコラス・ケイジ化してましたしね、でもそんなズッコケ感、B級感が何気に嫌いでは無く、それはそれで楽しんだところも。
キャーキャーうるさかったけど、美しいニコールで目の保養にもなりましたし・・・でも、それが一番の問題だったのもまた事実だったか。
ワチャワチャしてますなぁ…。
見ることの不確かさ
冒頭、カイルが仕事部屋にサラを入れようとしないシーンにおいて、サラの姿はすりガラスの向こうでぼやけており、まるでモザイクのようになっている。
続いて、強盗が押し入るシーン。インターホンのモニターには警備会社のバッジが見え、カイルはそれを見たばかりに、顔も見えない人物を信用して家に入れてしまっている。
そして、サラに惚れている男がカイルを監視している時、男はカイルの持つ大量の金を見て「金庫の中」に金が入っていると勘違いしてしまっている。
カイルはその男とサラが浮気していると思い込み、サラが強盗とグルではないかと思っているが、そう勘違いしたのは、監視カメラが撮影した写真という、部分だけを抜き出した不確かな物を見てしまったからだ。
そして、何とか男を説得しようと、男に密着して話しているサラの姿をすりガラス越しに見たカイルは、その不確かなシルエットだけで、サラと男がデキていると、妻に対してより大きな不信感を抱いてしまっている。
仕事部屋のドアが「すりガラス」なのは、見ることの不確かさにより夫が妻へ抱く不信感を、サラの姿をぼかすことで視覚的に表すためだ。
何より、メガネを失くしたカイルがぼやけた視界で必死にサラの姿を探すシーンで、見ることの不確かさ、困難さを描いた映画だというのはすぐに解る。
そうでなければこんな、横山やすしのギャグみたいなシーンをわざわざ入れるはずがない。
物語的に考えると「嘘」が主体のように見えるが、間違いなく監督は上記の「見ることの不確かさ」をテーマに撮っている。
そして、この映画は誰も家から出ない。出られない。
普通なら、あれだけのミスをしたのだからさっさと家主を殺して次の金持ちそうなターゲットを探せばいいものの、強盗達は様々な理由で、この家に「閉じ込められて」いる。
パーティーの金持ちから金を取り上げようと、エイヴリーと女が車で出て行くシークエンスにしても、女は愛する男のために、家にまた「戻らざるを得ない」ようにしており、娘に関しても助けを呼んだり、逃げたりなどせず、さも当然というように「家」へ戻っている。
ちなみに、エイヴリーの顔が決して美人だと言えないのも、エイヴリーがモテるという話で強盗の女を怒らせて、道路ではなくエイヴリーに注意を向かせ反撃するという、このシーンを撮るためだろう。
そうでなければ、もっと綺麗な女優を使うはずだ。
なにしろ母親役がニコール・キッドマンなのだから。
この映画は、徹頭追尾そうした思考回路で撮られている。
舞台にしても、この豪邸が存在している限り、登場人物たちは家から出て「自由」を手にすることが出来ない。
だからこそ最後、カイル達が自由になるために、この豪邸は燃えるしかない。
そういうふうに撮られているのだ。
話は変わるが、この映画はよく地面が出てくる。
座るため、倒れるため、這いつくばるために。
まるで地面(床)を主体として撮られているかのようだ。
わざわざガラスを割ったのも、床にガラスを敷き詰め、その上でアクションをさせるためだろう。
特にカイルの地面接着率といったら半端じゃない。
脅迫され、殴られ、テーブルに寝かされ、何度カイルは体を「横」にされただろう。
椅子に縛り付けていたって、仕事部屋にソファか何かを設置して、そこにずっと座らせていたっていいのだ。
椅子に座らせるのもしばらく後になってからであるし、そのシークエンスも長くはない。
ある程度カイル達が自由なのは、カイルに「背中を上にして」横たわらせるためだ。
この映画における、自分の胸を下にした「うつ伏せ」の体勢とは、「自分の身を自分で守っている」という隠喩に他ならない。
逆に言うと、うつ伏せになっていれば殺されないという事だ。
なぜ強盗のつく嘘をわざわざ胃や肝臓ではなく「腎臓の移植」にしたのか。
それは、カイルをテーブルの上で「うつ伏せ」にさせるためである。
なぜうつ伏せなのか。それは「映画の途中で主人公を死なせない」ためである。
あのシーンが「胃の移植」で、仰向けだったとしたら、主人公はあそこで腹を切り裂かれていただろう。
ちなみに、最初にうつ伏せになるシーンでは、咄嗟に妻の手をギュッと握る。
カイルは「家族」を求めている。
だが、その繋いだ手は、強盗によりすぐに引き離されてしまう。
このシーンがあるのも、家から解放され、これまではほとんどうつ伏せになったりうずくまるしかなかったカイルを「仰向け」に寝かせて休ませ、その体の上に「妻と子を揃って」横たわらせるラストのためである。
その直前のシーンのガレージでも仰向けになっているのは、妻が寄り添い、自分の体が「守られて」いるからだ。
家族を命懸けで守った男は、家族に自分の胸を守られながら、ようやく仰向けで休むことを許される。
カイルがこの後、死ぬことは無いだろう。
彼は家族に「守られて」いるから。
そして、映画は唐突に終わる。
以上の僕の考察が合ってるかは分かりませんが、少なくとも僕は駄作だとは思いません。
夕焼けや、車の窓に反射する木々の影など、とても良く撮られていると思いますし、俳優達もきちんと、特にニコール・キッドマンはとても美しく撮られていると思います。
なぜ、ハリウッド映画で描かれる「強盗」はミスをしてはいけないと思われているのでしょうか。
映画に強盗=プロというルールがあるとでも言うのでしょうか。「悪い人」は極悪非道じゃないといけないとでも言うのでしょうか。
なぜ「サスペンス」というジャンルに縛られると、あっと驚く展開という「物語」のみで映画が評価され、画面に映る「人間」は見られないのでしょうか。
それは、これまで自分が観た「ハリウッドのサスペンス映画、ミステリー映画」との紐付けでしかないと、僕は思います。
この作品を「映画」として評価しているとは思えませんし、ただただ、観る側の先入観により、この作品が不評になっているようにしか思えません。
もちろん、大傑作などということは無いですが、僕は断然支持します。
ニコラス映画にハズレあり!!!!!
ニコラス・ケイジとニコール・キッドマンの、2大オスカー俳優共演のサスペンス映画「ブレイクアウト」
正直~
なんでこの2人だったの?って感想・・・・・。
この2人じゃなくても よかったんじゃぁ・・・・・・。
ニコラスにしても、強盗が入っての切羽詰った感がまるで感じられなかったし
強盗団も、最初から上手くいってないようだし。
あっけなく終わってしまった。
なんか、もっと違う風に出来たんじゃないかって思っちゃうんだけど。
強盗団に、もっと極悪非道さがあって 家族がボコボコにされてたりしたらもっと感情移入できたかもw
強盗に押し入られてる緊迫感がまるでないし
素敵な2人のままで・・・チャンチャン!で終わった!
カム・ジガンデイ・・・・・カッコイイなぁーって「バーレスク」観て思ってたんだけど
チョイ情けない(?)役どころで、残念だったわ。
まあいいかな
この豪華面子で期待したら、ドエライ目に遭うぞ
ジョエル・シュマッカー監督、ニコラス・ケイジ&ニコール・キッドマン共演という豪華な顔合わせながら、まさかのB級!
厳重セキュリティーの豪邸に住むダイヤ商人のカイルとその家族。ある夜、強盗団に押し入られ…。
話はよくある密室サスペンス。
飽きられるほど作られたこの題材に、豪華トリオが挑んで、何か特色があるのだろうと思ったら…、びっくりするくらいの平凡作!
事件を機に、家族の秘密や強盗団の問題が浮かび上がり、設定は悪くないのだが、何故かさほど緊迫感が盛り上がらない。
その要因として、ダラダラとした展開、お間抜けな強盗団たちが挙げられる。
そして、家族の愛が勝つというオチ。
熱演している役者たちが気の毒。
ニコールの美しさだけでも堪能出来れば。
まんまと騙されました
予告編で「何故金庫を開けない」「何故女をかばう」といった部分が気になってワクワクしながらレンタル。騙される映画が大好きということもあり、途中ニコラスが小出しに暴露していく内容は犯人を騙すための内容だろうなと、どんな展開がおるんだろうなと最後まで期待していたのですが…まさかの騙し要素ゼロで拍子抜けでした。予告編で期待させすぎですね。
普通だった
金持ち一家に強盗が押し込む非常にミニマムな話で破綻もない代わりに、特に驚くような展開もなかった。リアルに描こうと言う姿勢は好みなのだが、強盗の弟がキチガイだったり、兄の彼女がヤク中とかの割にさっぱりキャラが立ってない印象だった。
そつなくまとめようとしたら、華もなにもない話になってしまった感じかな。
何かスッキリしない
凡作サスペンス
全26件中、1~20件目を表示











