へんげのレビュー・感想・評価
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自宅(CS放送)にて(『大拳銃('08)』も同時に)鑑賞。荒削り乍ら、何とも云えない魅力に満ち溢れた作品で、作り手のやりきった感が伝わる。展開上、風呂敷がドンドン拡がって行くのだが、その畳み方が気になるより、画面とプロットの持つ力に呑まれ、惹き込まれた。脚本・編集・監督を手掛ける大畑創の商業デビュー作らしいが、ショートフィルムと云うより、長目のトレーラーを観た感じで、もっと観たい衝動に駆られた。卒業制作で撮ったと云う自主映画『大拳銃』にも満足。今後の作品が気になる監督がまた一人増えた。75/100点。
・へんげする際の骨が軋む様な効果音が印象的だが鑑賞中、想起したのは『遊星からの物体X('82)』、『AKIRA('88)』、『ヘル・レイザー('87)』、『ザ・フライ('86)』、『鉄男』シリーズ('89・'92・'09)……等々。
・鑑賞日:2013年3月13日(水)
映画好きなんだなあ(´∀`)
上映時間は短いけど・・・
短い映画にこれだけ色んな映画の要素を入れたのはすごいと思います(・∀・)イイ!!
同時上映の『大拳銃』にも共通してるけど、一般の人がふとしたことから泥沼にはまって抜け出せなくなり、狂気に走っていくという一種のノワール映画。
『第9地区』とか『ザ・フライ』に代表される変身もの、尺は短いけどカップルの逃亡劇という面では『俺たちに明日はない』、さらにラストでは何とまさかの怪獣映画にΣ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
この展開は予想できなかった・・・(^_^;)
もう勢いで突き抜けた部分もあるけど、主役2人の表情が非常に(・∀・)イイ!!
特に奥さん役の女優は、旦那を一度は見放すも戻って来て家に入れて、怪獣に変化した旦那のために出会い系か何かで男を探してきては旦那の餌にするという世にもおぞましい悪行をしてるのに、幸福感さえ漂う(;´Д`)
旦那の変化するときの発作演技はすごいΣ(゚Д゚ノ)ノ
そして後輩である精神科医の役者も、どこか腹に一物抱えた感じの嫌な面が出てて良かった(・∀・)
ラスト「行けーーーーーー!!!」にもう全て集約されてる感じ(^_^)
自主製作映画でここまで作ってしまう監督がすごい!!!!
映画がほんとに好きなんだな~と感じさせる映画(^O^)/
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