「戦争の民営化。」ルート・アイリッシュ ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争の民営化。
戦争の民営化という言葉自体に虫唾が走るのを名匠K・ローチは冷酷に描き切る。
民間人虐殺(しかも子供まで)の横行と爆破による無関係な秘書の死を対比させ、
正義など初めから存在しないことを証明する。主人公の愚行が親友を弔うのか
と思わせる語り口から一転、同じ穴に堕ちていく虚しさ。後味の悪さも用意周到。
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戦争の民営化という言葉自体に虫唾が走るのを名匠K・ローチは冷酷に描き切る。
民間人虐殺(しかも子供まで)の横行と爆破による無関係な秘書の死を対比させ、
正義など初めから存在しないことを証明する。主人公の愚行が親友を弔うのか
と思わせる語り口から一転、同じ穴に堕ちていく虚しさ。後味の悪さも用意周到。