「狩猟犬」おおかみこどもの雨と雪 昴 晃一郎さんの映画レビュー(感想・評価)
狩猟犬
劇場未観。昨日の金曜ロードで鑑賞。
何気ない日常世界に不思議なエッセンスを加えて、1滴の不条理から主人公たちが
ようやく動いてくれる細田作品の定番。
ストーリーは嫌いじゃないのですが、淡々と話が進んでいくので、
タルイと言ってしまえばそれまで(爆)
描写は相変わらず細かくて好きですね^^
おおかみおとことのベッドインシーンは「え!?その姿でベッドインなの?」と唖然。
おおかみおとこがいなくなってからの花の奮闘ぶりは思わず、
「頑張れ!」と言いたくなってしまう。
花の成長物語でもある訳で、芯の強い女性って素晴らしいなぁ、と思う。
雪と雨の子供達。お子ちゃま時代はやんちゃな雪に対して、気弱な雨。
子供時代の演出とかは思わずクスクスってな感じにもなりました。
しかし、成長するにつれて、やがてお互いの生きる道を見つけ、それぞれの道を歩んでいく・・・
我が家には子供がいないので、こういう子育てとか大変だろうなぁ、と思ったり、
農家の苦労とか過疎化された地域生活の大変さとか良く調べてありますね。
しかし、何だ。
【おおかみこども】という割には、描写は【狩猟犬】のソレだよ(笑)
(狩猟犬、飼ってた人間の経験から言わせれば、まさにアレ)
子供時代の雪のやんちゃっぷりなんか、犬飼ってる人達はみんな経験してるんじゃないかな。
雪と雨の喧嘩シーンもそう。「ああ、あるある」^^;
雨が野性に目覚める部分とか先生に狩猟を教わる所とか研究したなぁ、と感心。
尤も、狼の生活なんてわかりはしないのだから、
必然的に参考資料は、こっち系を選択せざるを得ないですよねぇ〜。
これで取り敢えず【時をかける少女】【サマーウォーズ】【おおかみこどもの雨と雪】3作品を
全部観れました。
個人的には、原作好きっていうのもありどうしても【時かけ】が一番になってしまうな^^;
(カミさんはもっと辛辣だよ(笑)。主流はあくまでもNHK【タイムトラベラー】であって、
原田ともよ版も細田版(←は確かに亜だけど)も亜流にしか過ぎないと言い切るから^^)
そして、本日から公開の【バケモノの子】だ。
どうする?劇場かレンタル待ちか・・・悩む所。。。カミさんはまず観ないから行くなら1人だな。
☆3
余談。
ドラキュラ・狼男・フランケンの3大怪物はネタとして大好きなんだけど、
各個作品で【これよ、これ】という作品には未だ巡り会えてない。。。
単体だと駄目なのかなぁ・・・怪物くんは好きだからセットものじゃなきゃ無理なのかしらん?(爆)