「映画を通してスクリーンに自らを投影する作品だなぁ」おおかみこどもの雨と雪 こまじぇさんの映画レビュー(感想・評価)
映画を通してスクリーンに自らを投影する作品だなぁ
映画には色んな楽しみ方、哀しみ方、感じ方があると思いますが、
この映画は映画の世界に、自分自身の人生を投影させて感動する作品だと思います。
ですから劇場にも多くのお子様が、保護者に連れられて来場されていましたが、傍から見ていても思うほど感動はしていませんでした。
要するに大人向け、しかも子育て、親離れ・子離れを経験された大人向け、あるいは自分の親との類似の経験を持っている大人向けなのかもしれません。
人生はドラマですよね。日常は淡々と過ぎていきますが、やはりそれぞれの人には、それぞれの人生が、ドラマがありますよね。
この2時間のアニメ映画は、それを静かに、豊かに語っていきます。
日本映画っていいなぁ…と思いますね。
製作された方々に感謝したいと思います。
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