「往年のジブリ作品のテイスト」おおかみこどもの雨と雪 はち公さんの映画レビュー(感想・評価)
往年のジブリ作品のテイスト
狼人間の子どもを育てる母親と、子ども達の成長物語。
「世界は不思議に満ちている」とのことで、ハラハラドキドキの大スペクタクル!…のようなものはなく、ちょっと不思議な日常を描いたお話。
どちらかというと大人向けの内容。
(とは言え、自分の行った試写会では小さな子どもも沢山いましたし、クライマックスシーンで大泣きしていた子もいましたが)
最初の方はちょっと説明が多いかなぁ…と思っていましたが、次第に世界に入って行き、一緒に成長を見守るような感じになって行きました。
もっとも自分は、クライマックスシーンでは花(母親)ではなく雨(息子)側に感情移入していた感が否めなくもない。
個人的にキャストに著名人を並べるのはどうよと思っている訳ですが、宮崎あおい、あまり気になりませんでした。
欲を言えば、エンディングに入る部分でもうちょっと余韻に浸らせて欲しかったか。
そのあたりを考慮してこの評点かなと。
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