「いいと思った」おおかみこどもの雨と雪 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
いいと思った
アニメの映画って コアなファンがいっぱいいて
あそこがどうだ ここがどうだと いろいろな批評家が現れる。
すごい市場だなあと思う。
お父さんオオカミが神田川的な都会のドブ川で死んでしまいゴミ収集車に回収されてしまうという痛みから
立ち直って田舎暮らしで成長していく母。
息子の方が野生に戻っていく姿を
かつての夫を見る思いと重ねるんだと思う。
面白かった。
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再視聴したので感想を追加
1度目に見た時より、さらに面白く見た。
それは 、このサイトのみなさんのレビューを見た後で、そんなだったっけ?と思う事があって、そこを視聴ポイントに出来たからかもしれない。
人間は 生い立ちや現状の生活形態によって
いろんな見方をするものだなあというのがよくわかる。
しかも同じ人間であっても その時の心情や置かれた状況によって感想も変わる事もある。
違和感の場所も人によって様々で
私の場合は あのボロ家を修理するのに、女手一人でいったいどのくらい時間かかるのか、雨漏りの修理はちょっと無理じゃないかな、とか 畑にするのはかなり難しいとか、そこの部分ではついリアルを求めてしまった。
嵐の日の件
雪を放置という方が見受けられたけれど、あれはもう 山に息子を取られそうになった母親が追いかけてしまって遭難してるわけでしかも死にかけてるし。
そこを 雪の思春期的な心情を描く場面にしているという上手さがある。
そもそも、雨という弟に対し、母と姉が一緒に育てる的な体勢も見て取れるわけなので、雪は母の愛情を1ミリも疑う事はなかったように思う。
再視聴しても さらに面白く見た。
(で、なんでだか、私はお父さんオオカミの声を大沢たかおじゃなくて豊川悦司だと思っちゃってた)
んだけど、この監督さんの作品で好きなのはこれだけである。
asicaさん、コメントありがとうございます。
たしかにアニメのレビューは多種多様な意見があって面白いです。そもそもリアルじゃない世界があるから、普段目にすることのないモノがいっぱい発見できるんでしょうね~