コネクション マフィアたちの法廷のレビュー・感想・評価
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法廷内の争い
ユーモアがある男は、自己弁護でもユーモアを発揮する。
悪人はすべて悪、という検察と、悪人でもすべてが悪ではない、という被告側。
その対立の決断は陪審員にゆだねられた。
陪審員の心をどれだけ掴めるか、というのにアメリカの裁判はかかっているようです。日本のものとはだいぶ違います。彼らが悪い事をしているのは確かでありますし、そんな彼らに嫌悪感を抱くのも当たり前。検察の言い分もよく分かります。悪を決して許してはならない。しかし、この映画はマフィアファミリーの絆が焦点になっているので、『悪人である』ことは無視しましょう、すると映画が楽しく見れます。
一人の男の筋の通った生き様に焦点があてられています。
司法取引をした方が有利でも『仲間は売らない』と頑として応じない。
かっこいー。
例えお気に入りのソファを取り上げられたって、例え殴られたって、例え良い食事とワインで接待されたって。
ううん、しびれます。
良いキャラだったのは裁判長!
最初は法廷内の秩序を守ろうと頑張っていて、冷たい態度だったのですが、
こちらが歩み寄れば、あちらも歩み寄る。いやあ、良い人ですね。
自分の居場所はどんな場所でも『認められている』ことで幸せな居場所になる。
彼が自分は好かれていると実感できてよかったです。
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