劇場公開日 2012年3月3日

「パロディでは無かった」カウボーイ&ゾンビ Minaさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5パロディでは無かった

2018年1月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

しばしば大作をオマージュしたパッケージの作品のDVDをTSUTAYAやゲオ等で目にするが、本作もその一つとなっている。だが、本作はそんな作品に夢を与えるかの如く、劇場で公開されているのである。明らかに駄作感の漂うポスターを無視し、いざ鑑賞。・・・ポスターはやはり嘘はつかなかった様だ。

賞金稼ぎやらそれなりに西部劇をしてくれるのだが、想像の範囲は超えてくる事は無く、謎の隕石によってゾンビと化した村人らと死闘を繰り広げる事となる。一応ドラマ部分を深くするためか、敵と思われた者同士に芽生えた友情や生い立ち等が描かれるが、その感情に訴える要素は本編には何も関わってこない為、そういうシーンは特に気にしなくてもいいだろう。

恐らく自主制作なのだろうか、ゾンビは数多く出てくるのだが、恐らくちょっと前に倒されたゾンビと全く同じヤツがいたりなど、チープさは言うまでもない。今ひとつ物語の展開もしっくりとは来ず、そのままエンドロールへ。これに貴重な90分を費やしてしまったのかと思うと胸が痛くなるが、温かい目で鑑賞する作品もたまには良いのかも知れない。

Mina