「素晴らしいほどのクズっぷり」苦役列車 いっちーさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしいほどのクズっぷり
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森山未来演じる北町貫多のクズっぷりがものすごい!
たびたび出てくる自分が中卒だというコンプレックスと、その反面高いプライド。
こんなやつとは絶対関わりたくないと思う、生理的な気持ち悪さがある。
現実にいたら(原作者自身がモデルなのだが)近寄りたくもないが、映画の中では稀代の名キャラクターとも言えるのではないか。
映画のオリジナルキャラクター康子を演じるのはAKB48の前田敦子。
賛否両論、映画の動員数を彼女のせいにする下衆な声もあるようだが、なかなかどうして良いアクセントになってくれている。
終盤、雨の中押し倒してくる貫多に強烈な頭突きをお見舞いするシーンは、ものすごく印象に残る名シーンだ。
風俗店のシーンといい居酒屋で友達の彼女に浴びせる罵詈雑言といい、不快に思う人は多いと思うが良い映画には違いない。
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