「苦役列車」苦役列車 okuraさんの映画レビュー(感想・評価)
苦役列車
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ちょっともお、愛せないほどのクズ男。
人間の汚い部分、嫌な部分を詰め込んだような男。
歩き方も食べ方も発する言葉も行動も全部下品。
しかし、汚くて嫌な部分を何かで取り繕わず
思うがままにクズ男だからこそ愛おしく感じた。
人は自分の汚い部分を隠して、
何かで取り繕って良い人間に見せようとするが
貫多はそれをせず感情のままに生きている。
なかなかそんな風に生きられる人って
現代の世の中にはいないよなぁと思い面白かった。
まあ、実際にいたとすると完全に嫌いだけど(笑)
終わり方も好きだった。
3年後に更正して立派な人間になっていたら
どうしよう、そんな終わり方か、思ったが
相変わらずクズで少し安心した(笑)
最後シーン動く心が見えて感動した。
森山未來が頭からつま先まで北町貫多で
本当に感動した。素晴らしかった。
個人的に、貫多の俺ではなく僕呼びに
少しキュンとした。あの時代の僕呼びは普通なのか?
あと、穴に落ちるシーンがいきなり
ファンタジックで戸惑った。
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