劇場公開日 2012年7月14日

「愛したいのだが。」苦役列車 のこっとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛したいのだが。

2016年7月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

非常に良い映画だったと思います。
でも、愛すべきクズなのかと言われたら、本当ただのクズなろくでなしの役です。「こんなクズだけど、愛しちゃう」そんなんじゃなくて、「ほんとにクズじゃないか、でも、わかるよその気持ち」っていうそういうタイプの役だったと思います。

何よりもこういう役の森山未來観ると、さすがだなぁと思っちゃう。本当に彼は足の先、指先まで演じる役者のように感じる。一番は、弁当やご飯の食べ方がすんっごいうまい!!!!!と思うの。

あとは、前田敦子の昭和の感じは非常にこの映画の雰囲気を作っていたとも思います。高良くんも、かんたと対比なタイプの役で、とても良かった。

客観的にこのかんたを観るのではなくて、自分がその立場にたっているような見方をさせてくれる映画だった。

のこっと