劇場公開日 2013年3月23日

「「乙武洋匡」を演じる乙武洋匡」だいじょうぶ3組 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「乙武洋匡」を演じる乙武洋匡

2019年9月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

お馴染み「五体不満足」作者、乙武洋匡の実体験をベース。
自ら主演を務めた。まあ他人には出来ないと思う。
全体的にさらっと流れていくので、
ここ問題広げるのか、と思いきやうやむやになり、
忘れた頃に急に回収されたりする。
一応1年という流れを、教室の習字で表したり、
服装とかでも分かるようになってはいるが、
ナレーションなりテロップなり、時系列は説明が必要。
運動会の練習をいつから始めたとか、
いつから登校拒否になったのかとか、
分かった方が話に厚みが出ると思う。

話のメインはやはり「乙武」先生の体の事。
「出来ないことが多いので助けて下さい」と言えば、
「先生が生徒に助けて下さいとは何事か」と他の教師に言われる。
生徒達は「乙武」先生に接しながら、
先生への対応が変わっていったのに対し、
同僚教師は例外は認めないの一点張り。
ここはもっと対比表現強調しても良いんじゃないかと思うが、
ちょっと毒づきっぽくなっちゃうかな。あんなもんかな。
正直前半はニッチな小学生達でユルいんだが、
ある子が登校拒否になってから引き込まれた。
クッキー頬張るシーン、授業で発表するシーン、やばいくらい号泣。

乙武氏は初めての演技ではないのだろうか。
妙に慣れてるというか、素の演技で良かったと思う。
というか、普段から彼は、
「乙武洋匡」をメディア用に演じているのかな。

クリストフ
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