危険なメソッドのレビュー・感想・評価
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深層心理
フロイトとユング、心理学を創設したふたり。
それに、のちに心理学者になったロシアの女性患者ザビーナ。
この3人の心理劇ともいえる作品だ。
バイオレンスが主体だったクローネンバーグ監督の新境地である。
フロイトは、幼少の頃のトラウマが成長とともに、リビドーとなって噴出するというような無意識世界を唱え心理学の第一人者になった。
ユングは、その教え子であって、後継者と目されていたのだが、
だんだん、その教えの枠だけでは捉えられない現象をみるようになる。
もっと、人間には深いところに左右されるものがあるのだ。
どちらが人間の心理の古層に迫っていったか?
僕はユングのほうを支持したいと思っているのだが、
この映画でのユングは、あまり魅力的には映らなかったのが残念だった。
ザビーナを演じたキーラ・ナイトレイはどこか、
エキセントリックなところを内包した女優だと思っていた。
だから、この逼迫した表情のロシア娘によく合っていた。ただ、こういった尋常ならぬ役を演じるのは彼女にとっても勇気がいるのではないか。
ひとつのステップとして拍手を送りたい。
いづれにしても、意欲的な作品であることに間違いないだろう。
チョット寝こけてしまいました…
ユングとフロイトとザビーナの物語。
精神分析学の草創期の話をベース3人の人間関係が描かれます。
クローネンバーグの作品は、なんと昔のヴィデオドローム以来の鑑賞。
いやぁ〜…僕には高尚すぎてよくわからんかった…。
キーラナイトレイのオープニングからのヒステリー演技に‘すごい!’と思いつつ、そのあと少し眠りについちゃいまいた…。お隣のカップルの男性もコクコク首前後してました…。
ユングやフロイト、はたまたザビーナまでがそれぞれに影響され、利用しあいこの専門学を突き詰めそれぞれ一流の学者になっていく。そこにそれぞれの泥臭い人間関係を描いているんですが…
会話が知的すぎ?てなんかわからなくなってくるんですよね…。
キーラナイトレイのこの演技見れたのは感動でした。
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