「無駄な部分多すぎ」終の信託 テツコさんの映画レビュー(感想・評価)
無駄な部分多すぎ
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人間の尊厳死に関する作品。
「死にたい」と思っている重病患者を死なせた女医が告発される話。ありがちだけど、とても興味深い題材。
しかしこの映画、ものすご~く無駄な部分が多い。序盤、自らの過去をゆっくりと語る患者。ただそれが戦時中の話とか貧しかった子供時代とか、病気には全然関係ないエピソード。
さらには女医も不倫してたりして、なんか構成が散漫なんだな。
病気そのものも「ぜんそく」で、ちょっとわかりづらい。どうせ作り話なんだから素直にガンにすればよかったのに、その辺映画として演出が下手だなぁと思う。
終盤、検察官と女医との尋問は見ごたえたっぷり。ただ盛り上がるのはほんの30分くらいで、ラストもなんか中途半端。『それでもボクはやってない』みたいに取調べと裁判中心ならよかったのに。
全体的に暗すぎる内容。役所さんの苦しむ姿は苦手な人だとトラウマになるぞ(笑)
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