「原作は、400ページにも及ぶ作品」少年は残酷な弓を射る m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)
原作は、400ページにも及ぶ作品
世界を旅しながら自由に生きていた作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)。
後を追ってきた、恋人のフランクリン(ジョン・C・ライリー)の子供を妊娠し、やがて ケヴィン(エズラ・ミラー)を産むことになるが、
ケヴィンは、3歳になっても言葉を発せず、6歳になってもオムツすら取れない子供だった。
そして、成長したケヴィンは なぜかエヴァに対して刺すような視線を送り続ける。
エヴァは心が折れそうになるが、心の拠り所を求め 次女セリアを出産。
何かが変わるかもしれないというエヴァの思いとは裏腹に、ケヴィンは、父親のフランクリンや 妹のセリアには笑顔で接していたが、
エヴァに対する悪意に満ちた反抗は何も変わらなかった・・・。
そして ケヴィンは事件を起こすことになる・・・。
時系列が、バラバラ・・・っというよりも
フラッシュバック的なカンジで お話は展開していきます。
ぶちゃけタイトルが・・・って感じですね。
比喩(?)を 用いたタイトルと思いきや、意外とズバリだったという。
親子関係を描いているけど、正直~どぉしてケヴィンがあんなに母親に対して 憎悪を抱くのか・・・
そこのとこが解らない分、事件に至る経緯(動機)が不十分な印象を受けたかな。
なので若干~説得力に欠ける印象だった。
結局 そのへんは観ている人に委ねる形で終わったけど。
ただ、エヴァが地元住民から受ける嫌がらせの数々も、ケヴィンのためにジッと耐えてるんだろうなーって思うと見ててツライね。
最後に、接見室でエヴァに抱きしめられて 何かを感じたようなケヴィンの表情をみて、少し救われた感があったけど。
ただ、全体を通して 痛々しい作品でした。
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