ノア 約束の舟のレビュー・感想・評価
全43件中、21~40件目を表示
ノアの目が途中怖かった
人類を滅亡させる仕事を神に命じられたノアが、動物を救うためだけに箱舟をつくるって・・・かなり斬新な解釈ですね。
そのため途中ノアが、家族の反対に遭っても、生まれてくる子供も殺すと言い張るあたりは、ちょっと怖かったです。
迷った時に神に祈るのはいいんですが、神に祈れば祈るほどノアの目が座ってくるっていう描写は、うーんていう感じですかね。
まあ最後には、それが愛による転換をするんですけれど、なんとなくすっきりしないような映画でした。
聖書には、ノアの時代暴虐が地を満たしたとありますが、その辺の描写は、確かにリアルでエグイです。
何と言っても、こういう聖書の映画ができるアメリカっていう国は、やはりキリスト教の国だなって思いました。
箱舟の密室サスペンス
ノアの幻視や、アダムとイブの子孫の持つ、神の遺伝子ともいうべき超然とした体力や神通力などが、抽象的でことさら大げさに描かれないところがいい。
あくまで人間として描いているが、人間を少し離れたところにいるような。
一番気になっていた、箱舟伝説で一番有名な動物達を集める場面をどう表現するのかと考えていたら、勝手に番(つがい)としてやってきた(笑。
箱舟を作る材料として森林が生えていくなど、その辺は変に新解釈をこじつけず、神の「みわざ」として直接的に描いている。
大洪水が起こるまではありきたりなノアの物語だったが、そこから【ブラック・スワン】で魅せたダーレン監督の手腕が発揮される。
聖書の荒唐無稽な世界から一転、密室サスペンスに。
まさか、神の意志を遂行しようとするノアと、産まれてくる子どもを守る家族との精神的な闘いになるとは思いもよらなかった。
神はあくまで「人間の滅亡」を望んでいて、次男・三男は妻を娶らずに寿命が尽きたら死ぬのだと説き伏せていたノア。
そこへ長男の妻が妊娠し、激高する。
なぜなら神の意思を貫く為には、自分が殺さなくてはならないから。崇高な命令を全うすることのみを目的とした彼は、どんどん狂気じみていく。
家族が馬鹿みたいに手放しで妊娠を喜ぶ様をみて、ノアは心底自分たち人間が愚かだと痛感する。
箱舟が完成し、人を見殺しにした罪悪感に耐えに耐えていたこともあるが、ノアは自分も含め、いつカインのようになってもおかしくないと悟る。ここにキリスト教の絶対的な性悪説が感じ取れる。
「善良な人間だから神に選ばれたのでは?」と問う家族に「任務を遂行できると思ったから選ばれた」と答えるノア。
本来の聖書ではノアと息子たち3組の夫婦が箱舟に乗り込んだことになっている。
そこを変更し、息子の妻となる娘は幼い頃ノア一家が拾った孤児、恋人のいる長男をうらやむ思春期の次男、まだ子どもの三男という設定にしたことが、このサスペンスを生む。
妻を娶りたい次男ハムは「子孫を増やさない」と固く心に誓うノアとことごとく対立する。
そこへ「生きる権利を勝ち取るのは人間だ」とこっそり乗り込んでいたカインの末裔に唆される。
最後にノアの元を離れるハムは、ある意味純粋ではあるものの、自然界を駆逐し貪るように増えていくこれからの未来の人間を示唆するものがあった。
聖書をそのまま表現するよりも、ずっと人間くさい葛藤を描いたこの脚本はうまい。
ただ、ノア一家の周囲や祖父の住む山までの道のりが徹底して荒野だっただけに、他の人間の営みがちっとも垣間見えなかったことや、それにより洪水で浄化させる人間達が生活感の乏しい記号化された存在としか捉えることができず、ノアが置き去りにした人間たちへの苦悩が全く感じられなかったこと、カインの末裔が高度な精錬技術を有したとは思えないことなどが、残念。
失楽園の原因となった蛇の抜け殻が、聖書に伝わる「ノアの一子相伝の秘術」という点や、ノアの箱船を手伝う堕天使(ウオッチャーとしたのは些か不満も残る)が、死ぬことが解放=神の元へと還るという構図は良いと思った。
ツッコミどころ満載の新解釈「ノアの箱舟物語」
先週、「ノアの箱舟」を観て以来、なんだか引っかかっていて、スッキリしないので、頭の中を整理するつもりで書いてみます。
ネタバレ満載なので、まだ観ていない人は、どうぞパスしてください。
でも、興味のある人は、読んでから観てもらった方が楽しめるかもしれません。
有名なお話ですし、結末は最初から決まっているのですから。
知らない人は、予備知識として旧約聖書の創世記のくだりをサラッと読んでから観るといいかもしれません。
「アナと雪の女王」の時も思いましたが、原作にこだわりすぎると矛盾点ばかりが目について、映画の世界に入って行けず、違和感ばかりで楽しめません。
この映画も、旧約聖書の創世記、「史実」として観ると、とにかく脚色が多くまるで設定が違うところが目につき、せっかくの俳優の迫真の演技も嘘くさくなってしまいます。
この映画は、旧約聖書の創世記の「ノアの箱舟」にヒントを得た、ダーレン・アロノフスキー監督の新解釈による、「ノアの箱舟物語」なのです。
監督が、原作を読んで、疑問に思ったこと、想像したことを、映像化してみたら、現実的にはあり得ない矛盾点がたくさん生じてきたので、自分が描きたいヒューマンドラマに必要のないところは、SFファンタジー仕立てにし、神とノアと家族と人間との間に起きたであろう「葛藤」を現代風に再現した映画なんだと思いました。
何と言っても、ノア達の服装からしてズボンはジーンズにしか見えないし(^^;;
見ながらなるほどなと思ったことをいくつかか挙げて見ます。
*創世記では、ノアは600歳で箱舟は、100年かかって家族で作られたことになっているなんて、現実的にはあり得ない。それを現代風にアレンジしてみた?
*昆虫から動物、鳥類に至るまで、世界中の地上の動物一番ずつが集合して箱舟に乗り込むわけだけど、餌とそれを食するもの達が40日間共存するためには、眠らせるのが一番いい。
*神の裁きも洪水も信じなかった人間達が、いざその時が来たら、「蜘蛛の糸」よろしく自分だけ助かろうと箱舟を襲撃して乗っ取ろうとするのは、十分予測できる行為だと思う。
*40日間、ノアの家族は、助けを求めて叫ぶ人々の声を船内で聞きながら、どう思っていたのだろう?
自分たちだけが安全な場所にいて、「神に選ばれた家族」として、けして安穏としていたわけではなかっただろう。
人々の悲鳴を聞いて居た堪れなくなったノアの妻が、「あの人たちを助けて!」とノアに迫るところには、すごく感情移入してしまった。
*神の言葉は絶対で、神に生かされ、神に守られ、神に従うだけでは、「人間」ではない。知恵の実」を食べた人間なら、自分で考え、選択し、行動してこそ「人間」なのだ。
ハムの悔しさを受け入れ、父に秘密を持たせ、復讐を煽る残酷な人間の王の言うことにも、一理あると思ってしまった。
*ノアがセムとイラの子どもを殺そうとするのは、あの時代、神のために我が子を生贄として差し出すのは珍しいことではなかったはずだ。
それは、神を崇める国の万国共通の意識や行為だっただろう。
でも、あれだけ凄惨な人類滅亡の片棒を担いでおきながら、最後に自分の孫娘の命は助けるというのは、ギャップがありすぎだけれど、ある意味、そこでノアは「正気」に戻ったのだと思う。
神託を遂行しようとする時のノアはさながら上記を逸した「殺人鬼」に見えた。
そこまで自分を追い込まないと、人類を滅亡させることなんて出来ないだろう。
最後に、空に虹がかかるシーン。
私は幼い頃、このシーンを
「神様は、ちょっとやり過ぎちゃったかなーと自分でも反省してね、もうこんな酷いことはしないよと、約束の印にお空に虹をかけたんだよ。虹は、神様と人間とのゆびきりげんまんなんだよ。」
と、教えられた。
(私はカトリック幼稚園生だった)
ラストシーンを監督はどんな思いを込めて作ったのだろう。
*この映画では、神はノアに、人類は滅亡させず、生き残る価値のあるものかどうかを選択させたということなのだろうか。
この映画の大きな矛盾点は、ノアの3人の息子のうち、セムしか結婚していないことです。
それも、ノアはイラが子どもを産めない体だからセムとの結婚を許したことになっていて、妊娠したことがわかったら、まるで人が変わったようになり、
「生まれてくる子が女の子ならその場で切り捨てる」と言い、逃げる息子夫婦を執拗に追いかけ邪魔をし、生まれた孫娘達の命を奪おうとまでします。
まるで、助かった自分たちだけが子孫を残すことは、神の命令に背く大罪かのように。
そんな「葛藤」は、ノアという人物像を描く際に、必要なことだったのでしょうか?
ノアが神から託された使命は、人類を絶滅させることではなく、洪水後の新しい世界で、少しでも多くの生きとし生けるものの命が続くように種を保存することだったはず。
ノア達家族は、善良で信心深いところをかわれて、人類の種の保存のための「サンプル」なのであって、その人類の種の保存を断ち切ることこそ神への大罪なのでは?
創世記によれば、箱舟に乗ったノアの3人の息子は全員結婚しており、現在の全ての人類・民族の祖先は、ノアの3人の息子夫婦の子孫が、大洪水後に世界中に散らばって広がったことになっています。
この映画に出てくる人物設定では、人類の祖先のことに関しては、観客に丸投げです。
これでは、ハムとヤペテの子孫に当たる民族からは、バッシングを受けても仕方が無いかもしれません。
ちなみに、日本人はヤペテの子孫に当たるのだそうです。
童貞で苦悩する次男
聖書の話だけど異教徒のオレにも理解しやすいファンタジックなエンターテイメントだった。
箱舟ってどんなのかと思っていたら、木造の学校校舎みたいだった。それまで威張っていた岩の巨人が健気に造船に携わっていて面白かった。ノアの方がむしろ現場監督的にあまり体を動かしていなかった。
次男のハムが童貞で悩んでいて気の毒だった。不妊で悩む長男の彼女が一瞬で不妊が治るのは、実にうらやましかった。
人間か自然かというノアの悩みは別にどうでもよかった。双子の女の子の孫なんかかわいいに決まってるのだ。
大洪水が来る場面は、地面を割って噴水のように水が噴き出していていたのは、現実の津波をテレビで散々見たオレにはむしろ絵空事の感じがして怖くなかった。岩の巨人に滅茶苦茶やられるのが分かっていて突っ込んでいく群衆も、なぜあそこまで無鉄砲なのか、水が来ているとしてもあまりに命知らずで人間味が感じられなかった。
人間性について
すごく考えさせられた。
選ばれた者のみしか乗れない箱舟に
乗るために必死になる人間と
神からの使命を忠実に果たそうとする人間と家族
自分をそこに置くと、乗るために必死になる人間側だろうな。
箱舟に乗っている人間に慈悲を与えるのは神ではなく人間なのだと叫べないまま 無力に死ぬのだろう。
と思いながら、荒波にのまれていく人間の声を聴くノアやその家族を観てた。
私的には、もう少し…劣等感、コンプレックスの部分を出して欲しかったな~
カインコンプレックスとあるように、アベルを殺してしまった要因は、コンプレックス
その役をハムがしてたのかなとは思ったけど、違うようだし、その役をするならやはりカインが適してるかな~…
最後は家族がまとまって めでたし~ よかったね。
ラッセルクロウは期待通りよかったし、エマワトソンもすごくよかった!
ラッセルクロウの奥さん役も迫力あって それぞれの役者が個々として活躍しててすごく見どころはある。
奥さんについては、ラッセルクロウを裏切ったわけだけど、あそこまで何も言わず付いてきたのであれば最後までラッセルクロウを思いやって欲しかったな~
子供を想う気持ちが解るからこそ、何とも言えないところだけれど(つд⊂)
だから、、最後は納得がいかない!結局ラッセルクロウの家族はあなたの行いは間違ってたって言ったようなものだし…その行為は誰も赦しはしないのに、家族に戻ってと言う。残酷じゃないか?それで救いがあるのかな。むーんとなった…けど、私的な考えなわけだし、ラッセルクロウが家族の元に戻った時、笑顔だったからそれで良いのかなと思いマシタ。
人間、生まれながら悪たっぷり
見てきた。かなりよかったよ。
俺はさんざんまわりの人間にひどい目にもあったし、そういう部分もみたし、自分自身の中の悪の部分も結構感ずる時も多い。正直相当の人間嫌いだ。もちろん人間は、愛も持ってる訳だが、そういう点でノアの葛藤はかなり共感できた。
人間てのは原罪をもち、性悪でありながらもとにかく生き抜いていかなきゃってこったな。その結論にも共感するよ。
というわけで、正直人間そのものに絶望ぎみのやつにオススメの映画だ。
聖書と映画の間に横たわるもの
聖書にはセム、ハム、ヤフェトの3人にそれぞれ妻がいるのに対して、映画ではセムだけが妻帯者で箱舟に入ります。しかもノアはハムが街で見つけた若い女性を箱舟に乗せることを許しませんでした。
歴史や伝説を映画化するときに、原作をどのように脚色するかが脚本家の腕の見せ所ですが、聖書は否定してはいけないものだけに映画化に当たって相当苦労したのではないかと思われます。
その点、箱舟の構造・寸法をはじめとして物語のあらすじが聖書にそっている点は評価できますが、ノアやその妻・子どもたちの記述については相当の脚色があり、議論の分かれるところかと思います。
ハチャメチャ
なんというか、さすが聖書のストーリーが原作なだけあって起こる出来事がハチャメチャです。
まあ、大好物なのでいいですけどね。
映像が凄いです。ただCGの動物がすこし残念でした。
堕天使が天に帰るシーンは素晴らしかったです。神々しくて美しかった。
押し寄せる洪水はすごい迫力。
ストーリーは家族のドラマでした。
舟の中での葛藤は凄いです。
そして敵として登場するカインたちを見ていると、人間って救えない・・・と思ってしまいます。
だが、神に従わず自分自身を持っているカインの科白には共感しました。
一番好きなシーンは、ノアの祖父様が
若い頃に地面に剣を突き立てて地面が燃え上がるところです。超かっこいい
単純と難解の混在。
お話の流れだけなら、実に単純だと思います。
津波が来るからデカイ船を造って、乗り切ろう。的な。
ただ、人物の描き込みが不足していると感じました。
なので、予習は必須かと。
話の細かい部分も説明がなくて、???でした。
人間が全員死ぬ運命だとノアは言うけど、なら船作る意味は?
どうして鳥とか獣とかが勝手に集まってきたの?
おじいちゃんはなんで、ハーマイオニーのお腹を治せたの?
あんなデカイ船なのに、なんで家族しか乗ってないの?
てか動力源は?舵は?最後どうやって上陸したの?
次男は女欲しがりすぎじゃない?早めに済ませたいの?
だれか教えて。笑
あ、、、、、
おもしろくもないし、つまらなくもないです。
ラッセルクロウの演技が良かった。「スリーデイズ」の時みたいに、”追い込まれたおっさん”をやらせたら銀河系で一番ハマりますよね。あの浮腫んでいて太々しいジャガイモみたいな顔。
最高です。抱かれたいです。殴りたいです。
ややこしい
日本人には宗教的なことが判りにくいですね。
名前と役割が関連づけできません。
人類に罰を与えるとはこういう解釈もあるかと意表を突かれましたが日本人には納得できない内容です。
1神教は無理ですね。
なんか悪役側にも共感できるポイントがあったので別バージョンを映画を造ってみてもおもしろそうだと感じました。
堕天使さんお疲れさま。
作品を見た感想はタイトル通りです。
全編を通して一番がんばっていたのは、堕天して岩の巨人に変えられた堕天使達ですね。ノア達の為にせっせと箱舟を造り、自らの命を掛けて箱舟を守り、昇天していく姿には感動しました。
その反面、ノア一家は終始他力本願な上に、しょうもないことにグダグダとこだわっていて、見ていて終始嫌な気分でしたね。
興味の無い方は無理して見る必要はないと思います。
聖書を読んでいないと難解かも
天地創造、エデンの園を追放された理由、人類最初の殺人事件などを「語り」で進めてしまいます。
なぜ方舟を作るのか、なぜ洪水がくるのか、なぜ神(創造主)は人類を滅ぼすのか。
その辺りのことは、聖書の創世記を読んでいないと、理解しづらいのではないでしょうか。
ただ、その前提知識がなくても、家族を守ろうとする父親を中心とした物語として、楽しめると思います。
同じように聖書を題材にした「天地創造」「十戒」よりもエンターテインメントに思いっきり舵をきってますが。
方舟を誰が作ったのか、その謎解きにはひとつの考え方が提示されていました。
なるほど、天使よる、そういう補完もあるのかと関心しましたね。
また、後半は、ノアが理解した「人類絶滅」が中心になって、重い展開でした。
感動作品というより、創世記のひとつの解釈として面白かったです。
そうそう、エマ・ワトソンがいい演技してると感じました。
ハーマイオニーを全く感じさせませんでした。
美しい
画面いっぱいの自然や動物はそれだけで心を震わせました。
キャストも子役から美男美女揃いで、終始画面にみとれていました。
全体的に、聖書の概要を知っているとより見易いのかもしれません。私はそこまで知りませんが基礎知識くらいはあったので、わかり易かったです。
途中残虐なシーンや人間の狂気のようなものも取り上げられているので、思わず目をつぶりたくなる事もありました。
物語に起伏が多く、最初から最後まで何度も涙を堪えられなくなりました。
エンディングは割としっくりくるものだったので、バッドエンドが苦手な方にも優しいかもしれません。
(´・Д・)」仏教徒で良かったですよ。
宗教色が強いの分かっていましたが見てみました。最後まで見れて良かったですし、映画として物語としては合格です。
ノアが双子の赤ちゃんにキスをした場面はよかったね!しかしながら、、、、
番人(ウォッチャー)というのが出てくるってことは神がいるってことが前提で、ノアのような人間が神の使命をおびて人間の大事に当たるといったことなんだろうけど、元来人間が何らかの使命を帯びて生きているといった考え自体が恐れ多く、人間のおごりであると思う。
仏教じゃ人間が何らかの使命を帯びて皆生まれて来るなんて考えはないんじゃないかね?どうも砂漠の宗教は神からの掲示だとか、お告げだとかが人間の存在自体に関連付けられちゃって生きづらそう。神がいるかいないかもわからず、ましてや世界的に有名な神のメッセンジャーたちがまともであったか?という事も怪しげで、このおとぎ話かもわからない不確かな大昔の物語が、現代のリアルな殺し合い、戦争に真面目に関連しているのはバカバカしくなってしまう。
見て良かった…と思える作品でした
動物も人間同様にそれぞれが命を持って人と共存してる様が、現代の人間主体の世界ではどうなんだろう…と考えてしまいました。
神を信じ使命を果たそうとするノア、支える家族の一人一人の思い、生き抜こうとする必死な民衆の姿が何が正しくて、どんな答えがでるのか。最後まで考え魅せられる映画でした。
個人的にハーマイオニーの印象が強かったエマ・ワトソンが、母の顔をして演技している所と、番人が天に召されていく?所、民衆の悲痛な声がする中で方舟内で過ごす家族の模様が印象に残りました。
さすがに宗教色が強いが
不本意ながら 涙が出た場面があった、凄く面白かった訳ではないが楽しめた。
番人の殺戮シーンとノエルを見殺しにしないと思ってたので不意打ちのような感覚、そんなシーンの後なので殺さないでと真剣に願ってしまった、映画の術中はハマった場面。
愛だの慈悲だの説いながら宗教とは残酷でもあるな〜と改めて思う。
人間なんて自分勝手な生き物
こういう話だったんだ・・・
っていうのが第一印象。
種が繁栄するように人間も男女対で乗せるのかと思ってたけど、人間はこの世から絶とうと考えていたのね。
良く出来た人だと思っていた母親もやっぱり人の親、結局自分勝手な考えでノアを苦しめました。
そして家族も苦しみました。
所詮人間なんて自分勝手な生き物です。
怖いけど苦悩には共感する
今年の始めからマークしてた作品のひとつで、公開後すぐに見に行きました
ただ、あの監督の作品とあってとにかく怖い
「ブラックスワン」が一番怖い作品だと思ってたんですが、それに負けず劣らず怖い
神に任された使命に突き動かされ、徐々に人間性を失っていくノア。
家族を愛する故にノアの行動を信用出来なくなっていくナーマ。
セムの期待には応えられないと苦しむイラ。
自分だけ女がいず、やっと出会えた女性ともノアによって引き離され、やがて彼を憎み始めるハム。
皆たくさんの苦悩を抱えている
ただ、描写的に12歳以下の方は見るべきではないです
全43件中、21~40件目を表示