「俺流処刑人」アウトロー ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
俺流処刑人
ちょいと軽めのタイトル詐欺ですよなぁ。
いやだって『アウトロー』というワリにゃあ法の無視が過ぎる訳でも、キャラクターのアクが強いワケでもなく、けっこう気さくなトムクルというかw
どんだけ破天荒で重火器ドンパチ派手にやらかすんだろ?と思ってたら全然紳士的というかw
確かに戦闘能力高いし洞察力も深いんだけど、ザコキャラに不意打ち喰らったり敵側の謀略にハマるわでスキも多いしw
まもともとの原題『ジャック・リーチャー』だったのを邦題で「無法者」にされちゃった的な感じですよね。大いなる肩透かし。
で、だからと云ってストーリーがどうだったか?ていうとこれがまたね、全然悪くないんですよね。これがまたこれがまた。
じっくり腰据えて丁寧に事件を追っていくというか正統なサスペンス展開で以って、確かにトムクル主演のトムクル祭り映画ではあるんだけども、キャラに重き置くより物語の流れを丹念に追っているなぁという印象。
アクションも思ったほど多くはなくて、自分はこの展開結構好きでしたね。
だからね、ま「無法者」ではあんまりないんだけどw
それでこれ、シリーズ化目論んでるそうで。
そこ考えると、確かに『ミッション:インポッシブル』のイーサン・ハントみたいなこと何回もやってちゃ仕方ないですよね。
トムさんジャック・リーチャーでバランス取ろうということなんでしょうか?
生真面目な映画でした。
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