「流れ者の”矜持”」アウトロー 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
流れ者の”矜持”
さすがに私物ゼロ生活はとてもじゃないが耐えられん(苦笑)でも街から街へ流れる生き方、そこはやっぱり憧れる(男のロマンよ。”流れ者”って)。それに裏でコソコソ動いて弱者を食う悪党どもはやっぱり鉄拳・銃制裁で死んでくれると清々する。特にサンディぶっ殺した後のカイル・リースについては(またはキャプテン・ブーメランかな)。
トム・クルーズ映画にしては地味だし全然派手じゃないけど、大人のための映画な感じで、なかなかどうして味あるね。とはいえ見るならほんのちょっとの”背伸び”は多少必要かな(笑)
カイル・リースは憎たらしいけど、役にはちょっと違和感感じた。顔があまりにごつ過ぎるし、何より見た目が悪人すぎ。『ザ・シューター』のジャック・ペイン役・イライアス・コーティスみたいで(でも後者はあの面だから、ネタキャラにはなったけどねw)。ヘルツォークはヴィジュアルだけなら、文句一切ナシだけど、なんでキャストに選ばれたのかは正直疑問で仕方ない(特に悪くはないんだけど、なんか疑問が拭えない)。
ロザムンド・パイクと(リチャード・)ジェンキンスは先に見た作品のせいでメッチャすっごく怪しんでた(前者はもちろん『ゴーン・ガール』、後者は『ホワイトハウス・ダウン』ね)。でもそしたら外れだったし、遂に正義を完遂したけど何故だろうね?キナ臭さが一向に抜けてくれないのw
ほんとパンフをブックオフに売る口実が欲しくて見たのに、最初に鑑賞した時より映画好きになっちゃったよ!もうパンフは出せないな。それどころか今年の続編、映画館で見たくなったよ♪しかも今度の監督はズウィックだし、ちょっと期待!