「コレステロールが高い」G.I.ジョー バック2リベンジ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
コレステロールが高い
前作よりCGが極端に減って、普通の軍事アクションものになったというイメージが残る。世界征服を企んでるのはいったいどいつだ?などと考えてたら、ロック様ことドウェイン・ジョンソンとブルース・ウィリスによってアクション映画界が征服されていた。
大統領が何者かの変装じゃないかということは前作ラストに描かれていましたが、やっぱりそうでした。顔をナノマイト化しているザルタンという男。コマンダーやデストロはもはや影が薄くなっています。
最も激しいアクションに思えたのはチベット(?)の岸壁で、スネークアイズと女性ジンクスが生きていたストームシャドー(イ・ビョンホン)を生け捕りにして大統領奪還作戦に利用しようとするところ。とりあえず共通の敵となる師匠暗殺したザルタンを倒そうと共闘するのだ。終盤のホワイトハウスでの作戦はそれほど興奮するものじゃなかったけど、全体的に笑いを散りばめてあったり、人間的な描かれ方をしたのは好感を持てる。
一番面白かったのが北朝鮮もサミットに呼ばれていたことだろうか。軍縮会議も核保有国だけということや、その北朝鮮の代表がなんだか笑えるのです。各国の代表も脅されてしまって、滑稽さがにじみ出ていました。そんな中、ロンドンだけが壊滅的被害を受けてた。一瞬、核兵器がなくなったと思わせておいて、結局はそれ以上の破壊力を持つ“コブラ”が発射されるわけだが・・・
まぁ二人の忍者は生き残ってたし、これからも楽しませてくれるのだろう。日本の描写も不思議感たっぷりですが、最新作では日本が舞台となるらしい・・・どうなるんだろ。
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