綱引いちゃった!のレビュー・感想・評価
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思い出の映画
2012年リアルタイムで見た。福島美人のカオリと行った映画として記憶に残る。あんな美人なかなかいない美人だった。映画の待ち合わせに、超ぎりぎりにくるんだよこの娘。映画館が大型ショッピング施設のいちばん奥にあり、入り口まで迎えに行き、手をひっぱって汗かいて走った。
当時から映画館では邦画しか見なかったからたまたまこれに決めてしまった。いま思えば彼女に選ばせたら良かった。
見たあとにカオリがいった言葉が「給食センター廃止になっても、他の施設ができて雇用がたくさんに増えるんならいいんじゃん?」(話の筋を忘れたが、廃止して合理化、低賃金、民間委託的な話しじゃなかったかな)
その言葉を聞いて、廃止を撤回させるために様々な環境の働く女性達が団結するのが見どころなのに、それをいったら身も蓋もない。こいつ、ひねくれてんなあ、と憮然とした記憶。なんて答えたか忘れた。
ただ、ある意味、素直な感想だったから、もう少し、ちゃんと話せば良かったなといま思う。
なにかにつけて、人生斜めに見ていて、ワガママだったから、ひねくれてるねと何回か言ってしまった。しかし、いいとこがあったなと思い出す。
また見たい映画。映画に思い出があるのもいい。
力めよ、乙女。
2020年7月18日
映画 #綱引いちゃった! (2012年)鑑賞
大分を舞台に、廃止が計画された給食センターの職員が綱引きチームを結成し、全国大会まで行ったら、廃止を取り消すように市長に掛け合う。
しかし、工業団地への進出に前向きな企業が給食民営化を条件にする。
現実にはこんなことありえないし!
物足りないのは綱引きが好きって訳じゃないからかなぁ
痴呆の親の世話
夫の失業
複雑な親子関係、この反抗期
馬鹿笑いしていつも元気なおばちゃん達の背景に惹かれたけどそれ以外は特に、、
終わり方もあれ??って感じ
【綱引きって本気でやると、凄いスポーツなのだ!という事を、コメディタッチ(スポ根)で描いた佳品】
綱引きをやったことが無いという人は、少ないだろう。
けれども、その奥深さを知っている人は少ないと思われる競技である。
私も今作を観るまでは、”幼稚園の競技”としか思っていなかった。
が、今作はそういった考え方を見事にひっくり返してくれる。
大分市役所につとめる西川千晶(井上真央)はある日、市長から市のPRのため、ある特命を受ける。
それは、”女子綱引きチームを結成せよ!”というモノであった。
私は知らなかったのだが、平成元年に大分市に大分コスモレディースという造園業を営む女性たちの綱引きチームが結成され、彼女たちは”全日本綱引選手権大会”で何と6回優勝し、その他数多くの大会で優勝したほどのチームにまでなっていったそうな。
今作は、そのチームを着想に製作されたとの事である。(パンフレット丸写し:ちなみにこのパンフレット、中々ユニークである・・)
今作が面白かったのは、千晶の母が務める給食センターが廃止されるという話から、給食センターで働く職員たちで”綱引きチーム”を結成し、全国大会まで出場した場合には、廃止を撤回させるというところからの
給食センターで働く女性たちの様々な生活背景が描かれている所である。
夫々
・夫の失業のため(浅茅陽子)
・未亡人 で、夫の連れ子との関係に悩む・・(西田尚美)
・認知症の父親を介護のため (渡辺直美さん 体型を含め、非常に重要な役柄であった。)
という家庭事情を抱えており、給食センターが廃止となると生活に大きな支障が生じるという、”火事場の馬鹿力エネルギーを出さないといけない”メンバーが綱引き大会に出場するというところからの、あの快進撃にコメディとは分かっていても、少し涙腺が刺激された作品。
<頑張らなければいけない女性たちの”踏ん張る姿”に笑いながらも、勇気を貰った作品でもある。>
<2012年11月29日 劇場にて鑑賞>
ベタだけど、泣いちゃった
ストーリーは、職場存続のため起死回生を図る給食のおばちゃんたち+市役所職員が、綱引き大会で頑張る。と、「同じ目的の女性陣が一致団結して、何かをつかむ」。よくある話。
おまけに「綱引きって?」だったんですが。
どうしてこれが、笑って泣ける。
おばチャンズも家に帰れば一人の女性。反抗的な実施じゃない息子、徘徊癖のある父、夫が失業したり。このマイナス要素が綱引き大会で、涙を誘うのがいいね。
サクッと見れるので、いいですよ。
笑って、泣いて、見終わった後スッとする
綱引きを通して、女性とそれを取り巻く人々の悲喜交交をユーモアを交えて描いています。当初そんなに期待していませんでしたが、笑えて、少し涙が出て(涙もろいからかな?)見終わった後は、なぜか清々しいそんな気分になった映画でした。
女優、俳優陣も、実力派がきちんとその役柄の等身大を演じているので、最近よくある人気だけの人を使って作品を台無しにするようなこともなく、安心して見れました。
久しぶりに、相性のいい映画に出会えたような気がします。
引かれなかった
ご当地PRは別として、ユニークな題材&奮闘実話ストーリーは好物。「フラガール」「書道ガールズ!!」などなどなど。
だけども本作は頂けなかった。
この手の作品はストーリーはベタでいいとしても、本作は全く以て新味に欠ける。
異色のチームが結成→が、メンバーやる気ナシ→一人一人に事情あり→育まれていく絆→そして…!
綱引きチーム“綱娘”発足の理由に大分の財政難が背景なのに、ほとんど描かれず。
実話を基にしているのに、何の興奮も感動も無かった。
根本的な作りの問題かな…。
いや、それ以上に…
他の同ジャンルはフレッシュな娘たちが魅力だった。
本作は…。
井上真央は可愛いが、一人じゃ荷が重いよ。
ちょっともの足りない
町おこしで皆で力を合わせて頑張るって内容はとってもよかったのですが、
あまりにも市長が適当な対応すぎて
悪役!!って役じゃなかっただけに、
何なの、この人って腹たちました。
せっかくだから玉鉄と真央ちゃんの恋の行方が
もう少し観たかったかなーと。
なんにせよ、直美が最高に可愛いかった♡
変にリアリティーがある
大変なのは自分だけじゃない。
人それぞれ、人生を背負って必死に生きている。
そのあたりは良かったのだが、全体的なストーリーのまとまりはいまいち。
大会は頑張ったから優勝…という安直な作りではなく、まだまだこれからも道の途中ってリアルさは好きだが、それ故に、完結しきれない感じで終わってしまったように思う。
ただし、個人的には、決行好き。
偏差値の低い奴はダメじゃ
市長役の風間杜夫は歌がうまいということをこの作品で知った。落語もできる。観光案内もできちゃう。「天は二物を与えず」というのは真理ではない。何物も持っている者は多くいる。でも、プラスがあればマイナスもある。他人に羨まれる人にも悩みはあり、コンプレックスもあるのだ。市長秘書役の佐藤二朗もいい味を出していた。市長と秘書の掛け合いをもっと観たかったが、二人とも脇なのであの程度がちょうどいいのかもしれない。綱娘の中では絵美の息子への語りが長回しで撮られていて、この作品では挑戦(or冒険)的場面だった。観客席にすすり泣く声が聞こえたので成功なのだろう。県大会のシーンでは、綱娘の8人の足のバラツキをみるととても勝てるレベルではない。勝ったらそんなバカなと思うし、負けるとかわいそうだし、勝敗ではなくプロセスを観せる作品だから、あのENDがベストなのだろう。
めちゃくちゃ手足に力が入る
なかなかに思い切ったオープニングである。TVドラマ「キッズ・ウォー」の茜がそのまま大きくなったような精悍な井上真央が見られる。
給食センターの廃止に抗議する女性職員にたじたじの市長がセンター存続の条件に出したのが、綱引きチームを結成し全国大会に出場して大分市をアッピールすること。こんな短絡的な話とベタな構図を映画として面白く作り上げるから、水田伸生監督は好きな監督の一人だ。人生の機微を入れるのも上手い。
さらに岩下太郎の勇壮でしかもどことなくコミカルな音楽が、作品に上品さをプラスしている。
主人公の母親を演じる松坂慶子は、最近どの作品を観ても楽しい。この人と岸部一徳が出ると、作品が華やいで見えるうえに底が一段上がる存在感がある。それでいて決して主役を喰わない。市長が岸部一徳でもよかった。
いよいよ初めて参加する大会。これはもう手足に力が入る、入る。(笑)
そしてエンディングがスマート。多くを語らない切り際が最高。ホントに巧い。
エンドロールは作品の締めくくりだということがおろそかな作品が目立つ昨今、 DREAMS COME TRUEによるEDも作品のイメージにピッタリだ。
余談だが、本作のようにエンドロールで監督の名前がそのままスルーする監督の方がスタッフ全員と一体感があるように見えて好きだ。これみよがしに名前をストップさせる監督は嫌いだ。
よかった
TVのなんだっけ?貧乏な役の時はちょっと良さが出せなかった
感がありましたが、やはりいい子になりました。
もう本当に隣にいるような可愛らしさで最高です。
真央ちゃん最高!
松阪さん卓球温泉とかTVのおかあさん役とか、もう欠かせない
存在になりました。最高!
浅茅さんちょっと綱引きにはかわいそう。
でも松阪さんと1歳くらいしか変わらない。
玉山君いつも脇にいるけど、最高!
たばこを吸う人、最高!一番最初にウルウルきました。
細部はともかく、楽しいですよ。
予想外に面白い!
娘が見たいというので、仕方なくつき合いましたが、これが意外と面白かった!
中盤から後半にかけて、グングン映画の世界に引き込まれていきました。
涙あり、笑いあり、綱引きのシーンでは一緒にウーン!と、綱を引っぱてる気分になりました。
井上真央さん、本当に素敵な女優になったなーって感じです。若いころの少し大げさな演技から、脱皮して演技の幅が広がったなぁと思いました。
友達、家族、カップル、どのメンバーでも見に行ける映画です。
超ベタ…けど面白かった!
番宣で主役二人が‘笑って泣いて、最後は元気が出る映画!’って言ってたけど本当にそのまんまの映画でした。
ベタなコネタばかりで深みがないけどこれはこれで良しっ!と思う。
ラストも都合良くまとめていないからコネタ含めどれも身近にありそうなことばかりで実に親近感の持てる話に仕上がっています。
笑いもそこそこだけどどれも気持ちが良い。全編裏ナシで実にスッキリ!
井上真央も爽やか元気だし、松坂慶子もいい感じのお母さん、その他の仲間も全員嫌味がなくて気持ちよく観終われました。
けど、ラストはボロボロ泣けますよ、これも気持ちよくね。
画面に活気が・・
大分県出身なのでとても楽しみにしていましたが、もう一息、なんとかできなかったかなあ・・というのが正直な気持ちです。
映画の特に前半、画面から生活感や活気が伝わってこなくて、うまく感情移入できませんでした。地元ロケの方法・エキストラの少なさの影響か、出演者の背景の市役所の中や周辺、夜のアーケードなど、どこも閑散としていて、出演者が浮いている感じで、いくら大分市とはいえ、もう少し特有の生活感や活気があるんじゃないの・・・という感じを受けました。
映画の中盤からの、綱娘それぞれのエピソードの進行にともない、盛り上がってきましたが、ことさら「大分市」を映画の全面に出す必要はなかったんじゃないかと思います。とは言え、井上真央さんがチャーミングで、心の温まるやさしいストーリーだし、懐かしい大分弁も聞けたので満足しています。
試写会では、大イビキをかいてしまった観客も出て、そのイビキの凄さのほうが映画よりも受けてしまう始末でした。
とにかく水田監督の悪のりが過ぎていると思いました。コメディで定評のある監督だけに、場面ごとのくすぐり方は絶品です。 美人女優の井上真央を見事にコメディアンヌとして演じさせてしまった手腕はお見事というほかありません。
けれども、本作のような何かを達成させる街おこし映画では、コミカルさも大切ながら登場人物たちがいろんな壁とぶつかりながら、目標に到達する感動がしっかり描かれなければいけません。その点ではトータルの盛り上げが弱く、尻切れトンボの終わり方と相まって、薄っぺらい印象を抱いてしまいました。東宝作品というよりも、日本テレビの映画なんだといったほうがイメージしやすいでしょう。日テレのドラマにありがちな軽妙なタッチなんです。ながら見のテレビならいいでしょうけれど、お金払って大きな画面で見る映画なら、もっと人間ドラマのところを描き込んで、チームが一丸となって綱引き大会にむけて結束する姿を描かなくてはいけません。それが通り一遍の群像を描いただけで、何かアリバイをつけたような、お涙頂戴の葛藤シーンに見えてしまうのは、物語全体の構成力に問題があるからだろうと思います。
おかげで試写会では、大イビキをかいてしまった観客も出て、そのイビキの凄さのほうが映画よりも受けてしまう始末でした。
それに大分市の全面協力で製作されている企画にしては、地元をバカにするのも程があります。
冒頭からして、大分に訪れた修学旅行生に対して、市長が大分はどこですかと質問して修学旅行生たちは、ぜんぜん違う場所を示すところなど、大分にとって自虐ネタで勝負しているのですね。だから、こんな映画企画に飛びついて、せめて大分という場所だけでも知って欲しいという気持ちがあったのでしょうけど、その後に登場する劇中の大分市長は、かなりのいい加減な男として描かれており、地元から総スカンされそうな勢いなんです。自分から綱引きチームを提案しておいて、優勝すれば廃止が決まった給食センターの廃止を撤回すると約束しておきながら、有力な業者が給食事業の外注化を申し出ると、手のひらを返したように態度を変えて、約束を反故にしてしまうのです。そんな内容で、よくまぁ大分市は納得したものです。
それと登場人物の台詞回しが、標準語に近いのも気になります。故郷の松山から別府までよく足を伸ばしていたので、大分の人間の気性は九州男児ながらもおっとりしているのが特徴なんです。本作は、コミカルさを狙う余りシャカシャカしていて気ぜわしいのです。そんなところも地元から何か違うぞと突っ込まれる要因となるでしょう。
物語は、女子綱引きチームの奮闘を描く人情コメディー。大分市役所広報課に勤める西川千晶は、市長から市のPRのため、女子の綱引きチーム結成を命じられる。困った千晶は、母の職場で、廃止が決まった給食センターの仲間を説得。全国大会出場まで勝ち抜いたら、給食センターの廃止を取り消すよう市と取引をします。知名度が低い大分を何とかしたいという市長の思惑に合致して、市の後援で給食センターの在職者による女子綱引きチームが結成されました。
家庭の事情を抱えた8人のメンバーは、イケメンの公雄にコーチを依頼。さっそく練習を開始します。最初の練習試合で小学生チームに完敗するところが傑作です。
メンバーのやる気なさに切れた千晶は、チームから脱退を表明。けれども、メンバーの込み入った家庭事情を知った千晶は、みんなのために頑張ることを決意して、再び練習に復帰します。
なんといっても、これまで培ってきたイメージをかなぐり捨てて井上真央が普通の市役所職員に成りきって、熱演しています。ただ、同じチームに母親も参加しているのに、親子に関わる葛藤が描かれていません。他のメンバーにはとってつけたような親子にまつわる泣きのシーンがあるのに、不自然だなと思いました。
練習のなかで次第に地力をつける綱引きチームでしたが、大会直前となって、市長の身勝手な理由でチームは解散に追い込まれます。ここからラストにかけて、かなり急展開で中途半端な終わり方。90分の作品ならあと30分付け足して、納得できるエンディングを用意して欲しかったです。
それでも、かつてオリンピックの正式種目だったという競技としての綱引きの魅力。とくに一本の綱が参加する全員の心を一つに結ぶのだという綱引きの精神には心を引かれましたね。大事なのはチームワークで意外に奥が深いところを劇中でも感じさせてくれます。綱娘たちの悪戦苦闘を笑いつつ、人生は団体戦かもしれないと思えてくることでしょう。
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