「日常ってこんなものかな。」ラム・ダイアリー りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
日常ってこんなものかな。
1960年代のプエルトリコを舞台にしたドラマ。
プエルトリコって、どこにあるの??? の疑問から始まった。
プエルトリコ(Puerto Rico)は、カリブ海北東に位置するアメリカ合衆国の自治的・未編入領域であり、コモンウェルスという政治的地位にあるとのこと。
かつては、スペインの植民地だったことも。
そんな特異な土地柄で、新聞社で記事を書くことになった主人公ポール・ケンプが巻き込まれるトラブル。
ケンプは、美女に惹かれ、リッチな実業家と付き合ううちに、リゾート開発に絡んだトラブルに巻き込まれることになった。
映画としては、盛り上がりに欠けるものの、日常ってこんなものかな~と思えて、いつしか力が抜けていく作品だった。
いくつかの風刺が面白く、風通しが良い。
ボブ・サーラ役のマイケル・リスポリ。
モバーグ役のジョバンニ・リビシ。
力が全然入っていなくて、良いわ~。
ただ、来年50歳になるジョニーが演じると、それなりの貫禄があるジャーナリストになってしまって、星占いを書くような新人ジャーナリストに見えないのが、残念。
ラム酒に酔って、成り行きに任せて、そんな力の抜けた人生のひと時があっても良いではないか。
そう思える作品だった。
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