「若松孝二監督の作品は、」11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち ブロディー署長さんの映画レビュー(感想・評価)
若松孝二監督の作品は、
お馬鹿映画ばかりの邦画の中で知能指数が少し上がるので観ていて最後まで面白い。三島由紀夫。主張はいっぱいあったのに、どれも実現せず、部下からもせっつかれて、ついに自衛隊に決起を促して自決するしかないとなった。しかし、その行動さえも実際にはヘリコプターとヤジの声にかき消されて、集まった自衛官たちには何を言ってるか聞こえなかったらしい。悲しく壮大な上滑り。しかし痛い思いをして腹を切った気合いは事実。追い詰められていって狂気じみていく感じや、右翼独特の妙な爽やかさと、ホモ感も含め、井浦新と満島真之介の演技は抜群に素晴らしかった!
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