「井浦新ファンとしては悔しいけれど」11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち Chisaさんの映画レビュー(感想・評価)
井浦新ファンとしては悔しいけれど
満島真之介が名演技過ぎて、演説のシーンまでは井浦様が食われてる感が否めず、、、でした。
満島ひかりの弟だよね?すごい姉弟だな。
三島由紀夫に興味なく、
歴史にも政治にも興味なく、
自衛隊にも興味なく、
ただただ井浦様にだけ興味があって観たからほんと意味わかんなかった、、、懺悔。
つまるところ、自分の主張(憲法改正・警察から自衛隊に国防の力を戻すこと)を通すために警視総監の部屋に乗り込んでいって(にしてもよくすんなり入れたなぁ)、総監を人質にして立て籠もってベランダぁら演説をして、主張が通らなかったから自決したってこと?←超薄っぺらい理解
ベランダから肉声で、声って届いたのかなぁ?
でも演説しているシーン、すごい圧倒的にかっこよかった!
チラシばら撒いてるだけで様になるってなんなの。神なの。
血管浮き出させながらワナワナしてて、なんかヒトラーみたいだった。
よくわかんないけどきっと純粋に、
「なんでわかってくれないんだ」
「なんで気付かないんだ」
って絶望してたんだろうなぁ〜って思ったら、なんか泣きそうになっちゃった。
自分が絶対にこうだ、と自信を持っていることが伝わらないと辛いよね。
主張の内容はさておき(さておくな)、世の中を変えようと必死になっているまっすぐな思いは伝わってきました。
まっすぐ過ぎちゃったのかなぁ〜
適当に折り合いとかつけられなかったんだろうなぁ。
私とか折り合いしかつけてないからいろいろ凄すぎるわ。
学生運動とか赤軍派とか同じようなテーマだけど、「実録・あさま山荘への道程」の方がわかりやすかったなぁ。
総監の部屋に乗り込むシーンまで、ほんと頭に入ってこなかった。
特に東大出の演説。「関係性」という単語しか聞き取れなかったw
みんなサウナ入り過ぎだし。
そんな大股開きで座ったら見えちゃうよーーーーーー!!!
でも、井浦様が芸名をARATAから本名に戻すくらい真剣に取り組んだ作品だと聞いていたから、諦めたらそこで試合終了ですよ?ってことで頑張って最後まで観た。
けどこんなカスみたいな感想なら書かない方がいいかもな、、、
若松監督、井浦様、三島由紀夫、ごめんね!
しかし寺島しのぶという女優は本当に天才的に変幻自在だな。
「ヘルタースケルター」「キャタピラー」「千年の愉楽」の役からの変貌があまりに凄まじすぎて、一瞬笑った。
なんか生々しくてあんまり好きじゃなかったけど、たくさん観ているうちに尊敬の念が芽生えてきた。