トリシュナ Trishnaのレビュー・感想・評価
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男女の始まりと終わり
インドを舞台にした、あるカップルの始まりから終わりまで。
あぁ、わかる、と思ってるうちに衝撃的な最後にたどり着く。
文化背景は驚きでも、男女間のこの感じは馴染がある。
しかも、主人公の二人があまりに美しく、それだけで見ていられる。
インド映画にしてはスマートだなと思ったら、イギリス制作でした。
納得。
インドのいろんな街を見られるのも楽しい。
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愛の彷徨
古典『テス』を、マイケル・ウィンターボトムが現代のインドを舞台に置き換えて翻案映画化。
『テス』はその昔、ロマン・ポランスキー監督作を見た事あるが、ほとんど覚えておらず、これはこれで鑑賞。
貧しい家庭のインド人少女トリシュナは、富豪のイギリス人青年ジェイと出会う。
気に入られ、彼の父親のホテルで働く事になり、恋に落ち…。
夢のようなシンデレラ・ストーリー!…とは程遠い。
恋に落ちて幸せも束の間、相手の要求に流され続ける。
ある事をきっかけに、関係にヒビが。
裏切り。
そして…。
愛に翻弄され、悲劇的な運命を辿るヒロイン。
インドの貧富の問題も織り込む。
ドラマチックだが、暗い話なので後味は苦い。
また、ヒロインが何故最後衝撃的なあの行動に至ったか、今一つ感情の描き込みや動機も弱い。
インドの雰囲気と、フリーダ・ピントの美しさは良かっただけに。
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