カラスの親指のレビュー・感想・評価
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どんでん返しとはこういうこと
久しぶりにどんでん返しな作品を観た。
すべての伏線が余すことなく回収されていく満足感は、少々派手っ気のない160分も僕の中では大満足に変わった。
まさか光輝の手紙まで、最後に回収されるとは。
武さんが密かに、この5人での生活にカラスの親指(父親)的感覚を持って幸せを感じていた。しかしそれ以上に、テツさんは親指としての幸せを感じてたんだと思うと、映画中盤の何気ない生活がとても愛おしくなる。
いい映画観たなぁ、とそんな余韻に浸れる映画でした。
いくら何でもバレバレだ
競馬場の件の掴みはOKだったのになぁ。
傑作コンゲームの予感がしたんだけだなぁ。
上映時間の長さに鑑賞を躊躇してたけど、それも気にならないほど面白くなりそうだ、と思ったんだけどなぁ。
5人の共同生活からお金強奪までの件がダルいし、
闇金業者が他人を簡単に中に入れるなんてしないだろ、と興醒めし始めた挙句の、
拳銃の仕掛けや転落した後のマヒロとヤヒロの入れ替わりもいくら何でも観てるコッチにバレバレ。
シラけた気分になった所で後30分くらい残ってるよ、長え‥
で細かい伏線はともかく大方予想通りのテツの告白。
村上ショージ、出だしは胡散臭くてナイスキャスティング、と思ったんだけど、独白シーンの台詞回しの拙さは流石にキツかった。
もっと面白くなりそうだったのに、色々残念でした。
因みに図体のデカイ探偵って、カンタロウじゃ無かったのかな?
カンタロウもテツの差金だったんじゃないのかな?
村上ショージがいい味出してる
おれたちの阿部寛が出れば、安心して映画を見ていることができる。
そして村上ショージがいい演技みせる。あなたそんなことできたんかい。
今はさっぱり見ない能年玲奈は今で言う広瀬すずとか浜辺美波てき存在なのかな。透明感のある少女として輝いていると思う。それが今見られない寂しさ。
石原さとみも出てるんだけど、キャスト知っていてもそれがその人だとなかなか感じられないキャラ。
もう一人の男は誰かな…?
原作者道尾秀介といえば、あの名作向日葵のさかない夏の作者。その作品といえば、賛否両論の傑作で死んだ妹?が虫になって登場する怪作品。
カラスの親指は読んでないけど、そんな原作者の話となれば最初からかなり構えて見てました。
だからなのか、かなり臭いシーンには気付いた自覚がありますが、さすがに大落ちまでは予想出来ず。
やはりこの作者の実力発揮という感じです。
そんなミステリー的展開だけならず、5人のやりとり、特に阿部寛と村上ショージのやりとりがほんわかさせられます。
それにしても、繰り返すけど、村上ショージがいい味出てる。
ストーリーが練られている。
村上ショージの演技力と存在感
村上ショージの演技力の低さと、オッチョコチョイなキャラクターが染み付いている存在感に違和感があって終始落ち着かない。
最後の騙しも、素人集団がドタバタ喜劇を自作自演した末に、いくつかのラッキーによってお金を持っていけたとしか思えない。
細かい所まで比較的よく練られていているのに勿体ない。
そもそも一石三鳥のアルバトロス計画に共感出来ないという致命的な問題ありでした。
タイトルなし(ネタバレ)
小柳友の役が、「図体がでかくて太ってた/元いじめられっこ」というバックボーンがあったが、阿部寛が同じくらいでかいので、しかも5人全員揃って家の中で初めて紹介されるから、否応でも同画面で阿部寛と小柳友が対比になってしまい、『図体がでかい』という特徴が激減。
芝居が良かっただけにもったいない気もします。少なくとも阿部寛以上の図体のでかさ、一発で見た目でパッと見わかるような人ならまだしも、違和感が最後まで残ってしまった。少なくとも、最初に画面に登場させるときは、阿部寛抜きの4ショットのほうがよかったようにも思えました。
村上ジョージさんの芝居も真っ黒なカラス=プロ中のプロとして見たら、(…こんな感じの標準語で…しゃべりかたもそうなのかも…)と妙に納得してしまうような。
阿部寛節全開の立ち振る舞いもいいですし、ストーリーのオチもわかりやすく観やすい。2時間超えの映画ではあるが、ゆったりと、わりとしんどくなく観られる。
しかし、物語の「話の流れ」はスムーズだが、阿部寛の抱える複雑な『感情の流れ』がぶつ切りになって見えて、単調に見えてしまった。主観的な視点が少なく、すべて第三者目線のような・客観的に描かれていて、感情移入はしにくい部分がありました。映画を観てるのに小説を読んでるような雰囲気も感じられます。とはいえ、理屈抜きに観やすくて、おもしろいです。
あと、パッケージの石原さとみの写真、ずっと北川景子だと思ってました。
原作と映画の同調率ほぼ100%
原作と映画を比較した批評として、
①原作の世界観をぶち壊して脚本や演出家がただ、自分の好きなようにいじってしまってる酷い映画。
②原作と多少かけ離れても、キャスティングの妙や原作にはないけどもこのポイントはしっかりと伝えたいと響くものがあったりと、いい意味で原作を裏切ってくれる映画。
③ほぼ原作を忠実に踏襲していて、観てて"うわ、原作と何か(悪い意味で)違うな…"となる事がない映画。
この「カラスの親指」は③にあたります。これだけで評価は4です。で、主演の阿部寛さんをはじめキャスティングは非常にいいです。石原さとみさんがあまり賢くない長女の役で出てますが、贅沢な使い方してるなと思いました。
物語としては、次女の方が重要なので、そっちの方を有名な若手女優にさせるという選択もあったはずなのに、あまちゃんブレイク前の能年玲奈さんの起用は良かったかなと。なかなかの適役でした。
これで評価を5としたいのですが、やはりというべきか、村上ショージのセリフ回しはちょっと…。あまりにもあまりにも棒読みが過ぎて。
何というか、テツの雰囲気や佇まいは合ってはいると感じたのですが、喋らすとね…。R1のCMのクッサイ芝居する吉田某に比べれば、不快には感じなかったけども。少し話が逸れましたが、その部分で―0.5としました。
最後に、指のくだりのシーンでは、誰もが自分の掌を見て試してみるでしょうね。
邦画のエンディングって、なぜ説教くさくなるのでしょうか?
凄腕詐欺師が、因縁のある悪徳金融業者に戦いを挑む物語。
日本映画の悪い部分がやたらと目立った作品です。
詐欺師が巨悪を懲らしめる物語はありがちな設定ですが、王道だけにエンディングの爽快感が期待出来る設定でもあります。
しかし、説教臭く、テンポが悪く、妙な倫理観を発揮して台無し。
巨悪を懲らしめる肝心の詐欺の仕掛けも、かなり無理があって話に入っていけません。
キャスティングが良く期待値が高かったこともあり、非常に残念に感じました。
指折りの映画なんだけど…
良作♡
【邦画コン・ゲームの秀作】
許せる
まひろが、テンパった時に、うっかりお父さんと同じ関西弁が少し出てしまうとか、、、まあ、わざとらしいけど、そんな演出あっても良かったかな
そういうわかりやすさは全体的にちょいと足りなかった
劇団員の稽古場は一斉にネタバレするシーンのはず
でも、ここで、観客は瞬時にはなるほどとは手を叩けない
せめて、劇団員の役割のフラッシュバックシーンがあればな〜
「カワイミツテル」の名を導くところもね…
光輝と書いてあった手紙をフラッシュバックさせてくれれば、よりしっくりきた
というわけで、一回見ただけでは、納得しづらい映画なんだけど、村上さんも芝居が冒頭からちょっと違和感あって、、、でもね、いい映画なのは間違いない
優しい映画だから、嬉しいよ
これは、感動するコメディでもあるんだから、途中、ヤクザの部屋に入って盗聴Gメンするとこも、ハラハラ感がわざとらしい、やりすぎ(笑)
でも、やはりこの映画を許したい
いろんな事を許すよ
いい話だよ
素敵な人間ドラマ
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