「来た。大どんでん返し。」カラスの親指 プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
来た。大どんでん返し。
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詐欺師の阿部はかつて、借金のカタにやくざ稼業の片棒をかつがされた。
その時に借金の取り立てをして、ある女性を自殺に追い込んでいた。
罪滅ぼしの意味で、その娘2人宛に正体を明かさずに毎月金を送っていた。
阿部はその当時、罪の意識で組織の事を洗いざらい警察に話し、組織は壊滅した。
でもその主犯格が刑務所から出て来た。そして阿部の家が火事になった。
阿部は家を捨てて、サギのパートナー村上と共に逃げる。
そんな折、ある姉妹とその恋人の3人組に出会い、同居する事になる。
その姉妹は何と、阿部が自殺に追い込んだ女の娘たちだった。
しかしその新しい家にも火がつけられ、またつけ狙われるようになる。
5人は逆襲し、敵の根城に盗聴バスターズを装って侵入する。
そして何かと騒ぎを大きくし、警察が来るのを恐れて逃げた敵から大金を奪取。
こうしてチームは解散するのだが、実は全て村上が仕組んだ事だった。
村上は病気であと1年の命ということで、役者を雇って一芝居打ったのだった。
これにより少女らは健全な精神を取り戻して就職、阿部も過去を吹っ切れた。
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ヤクザらから金を詐欺るあたりまでも、平凡ながら面白かった。
でもそこからまさかの大どんでん返し。すべて村上の掌の上の出来事とは。
しかし何でこんなにええ役を村上にやらせたんかが疑問。
アホそうにしか見えんし、人様のために何かする奴にも見えない。
そして致命的な大根芝居・・・。
せめて関西弁の役ならまだマシやったんやろけどな。